日本生まれ、日本育ちの私が 英語のライティング において仕事や日常生活に困らないレベルまで上達させた勉強方法を紹介します。
もしあなたが以下のような悩みを1つでも抱えている場合は、ぜひ参考にしてみてください
- 文法の穴埋め問題はできるけど、1から英文を作ることはできない
- 単語を覚えても使い方がわからない
- a/of/the/forなどの使い所がわからない
- 単調・ワンパターンな英文しかかけない(『私は〜』だけの文など)
- 形容詞の使い分けがいまいちわからない
- 添削は日本人かネイティブのどっちが良いかわからない
数年前に受けたIELTSのテストでは、ライティングで7.5を取得しました。
あれから時間は経過していますが、特に文章作成において行き詰まったりなど衰えは特に感じていません。
むしろ英語学習を継続しているので、どちらかといえば表現力や語彙力は上がっていると感じています。
この記事の内容について一点注意点があります
私はテストのスコアをあげるの為だけの『テクニック』的な要素については得意ではありませんので、入学や仕事で必要などの理由で『緊急でテストの点数をとる(上げる)必要がある』という方には、残念ながらおそらくお役に立てない内容だと思います。
『テクニック』とは、つまり
- 書き出しの形式パターン
- 汎用性の高いフレーズの紹介
- 文語用の単語の紹介や使い方
- 自分の主張を裏付けする為の説得力のある文の書き方
などです。
逆にもしあなたが、緊急性は無いが、ライティング力の『本質』を身に付けたい。
つまり
『自分の意見をキッチリと0から組み立てて、説明できるようになりたい』
『自分の考え伝えられる英文で自在に作れるようになりたい』
というのであれば、お役に立てる内容だと思います。
私がこのブログを通じてお伝えしている勉強方法は、『実践的』な英語を身につけることを重要視しています。
これは、私自身がTOEFLのスコアを上げることばかりに縛られた勉強方法をした結果、点数はとれても実際には全く英語を使えず悔しい・情けない思いを経験してきたからです。
オーストラリアで知り合った方で、IELTSのリスニングで8.5という高得点なのにも関わらず、映画のリスニングがほとんど聞き取れない・苦手と悩んでいる人とも出会いました。
もちろん、テストの為の勉強が無駄だと言うつもりは全くありません。
私自身、TOEFLに向けて勉強した事で得た英語の知識は無駄にならなかったと自信を持っていえます。
でも、私がお伝えしたいのは、受験やテストのスコアアップを目指すのではなく、コミュニケーション(意思疎通)の手段として自在に使える事と目指す方に魅力を感じませんか?と言う事です。
もちろん、ここで言う『コミュニケーションの手段として自在に使える』とは、単語の羅列や相手の推測に頼った『気合いで伝える』といった類のものではなく、きちんと英文を組み立てることができ、自分の意見を相手が明確に理解できる英語です。
そのレベルの英語を目指せば、自然とテストのスコアも伸びます。
あなたはどちらでしょうか?
- テストのスコアを上げる勉強法に興味がある
- 実践的な英語力を上げる勉強法に興味がある
もし、あなたが後者であれば、ぜひ参考にしてみてください。
英語のライティング 上達のコツ
英語だけに限らず語学の習得において厄介なのが、語学の各スキル(リスニングやライティングなど)は、それぞれが複雑に絡み合って能力が決まってきます。
そのため、『Aのスキルを上げたいからAを勉強する』というアプローチでは、効果が出にくい学習分野です。
だから『リスニング力を上げるために英語を聴きまくる』ではうまく行かない事が多いのはそのためです。
→英語のリスニングが聞き取れない !悔しい思いを克服した学習方法
英語のライティングは、『アウトプット』のスキルになります。
『アウトプット』のスキルに置いて、重要な概念に『習得度』があります。
私たち『アウトプット』できる言語の量は『インプット』してある量のごく一部であるということをまずは理解する必要があります。
これは日本語でも同じです。
「薔薇」という漢字は読めても、書ける人はなかなかいないのでは無いでしょうか?
これは読む(インプット)ことはできても書く(アウトプット)までの習得度には達していないからです。
だからライティング力を上げるためには、インプットしたものの『習得度』を上げる必要があります
ライティング力というのは、
- 文法力
- 語彙力
の2つのスキルを核として構成され、これらの習得度を上げる必要があります。
その際に
- リーディング力
- リスニング力
の学習も取り入れて鍛える事で、習得度を上げる事ができますので、それが間接的にライティング力向上に役立つことになります。
まずは、『文法力』と『語彙力』の習得度について紹介します。
文法の習得度とライティング力の関係
文法の学習において、おおくの人が誤解しているのが、その『目的』です。
もしかしてあなたは、次のような穴埋め問題を解けるようになる為に勉強をしていませんか?
- “Have”の後ろには過去分詞形がくる
- “Will”の助動詞があるからその後の動詞は原型
- 先行詞がものだから、関係代名詞はwhoではなくwhichを使う
文法を学ぶ理由は、このように文法問題を解けるようになる為ではなく、英語を正しく『読めて』『書けて』『聞けて』『話せる』ようになる為に学びます。
つまり
- この順番で使われたら、こういう意味になる
- この単語がこの順番で使われたら、こういうニュアンスになる
- こういうニュアンスで伝えたいから、この配置で伝える
文法はライティングにおいて、英語をゼロから組み立てられるようになる為にとても大切なのです。
文法の習得度は次の5段階があります。
- 知識としての文法を知る
- 確認しながら英文を書く
- 文法が頭に定着する
- 文法が当たり前になる
- 文法を自在にアウトプットできる
関連記事→【なぜできない?】英語が書けて話せるようになる には必須の学習法
受験やテストの穴埋め問題で正解を得る場合、習得度が3番目でも高得点が取れてしまいます。
穴埋めではなく『英作文』ができるようになる為には、習得度を5番目まで持ってくる必要があります。
そして、5番目まで持ってくることは、スピーキングを伸ばす為にも必要不可欠なのです。
習得度をあげる方法についてはこちらの関連記事を参考にしてみてください。
関連記事→リスニング&スピーキングの上達 には文法が必要な理由
語彙力の習得度とライティング力の関係
語彙力(ボキャブラリー)も、総合的な英語力を支える土台の一つです。
もしかしてあなたは
『知ってる単語量が少ないから書けないんだ』
『知ってる単語力が少ないから話せないんだ』
そういう風にお考えでしたら、ちょっと危険信号です。
理由と回避方法は後述しますが、そのままでは、単語を覚える事だけに躍起になってしまい、いつまでたっても書けるようにも話せるようにもならない恐れが大いにあります。
また、『単語を覚えても使い方がわかならい』という悩みは、文法を学ぶことも解決作の一つです。
その理由は単語を学ぶ際に『品詞』も学び、『品詞』がわかれば、パズルゲームのように取り替えるだけだからです。
具体的な例は、こちらの記事も参考にしてください
関連記事→品詞とは?意味と役割を理解し英語上達を早めよう!
語彙力の習得度は次のような段階を経ることになります
- 見たら文脈からなんとなくわかる
- 見た瞬間にパッとわかる
- 見た瞬間にパッとわかる・聞いた瞬間に文脈からわかる
- 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる
- 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる+書ける
- 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる+正しい文脈の中で書ける
- 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる+正しい文脈の中で書ける+発音できる
関連記事→英単語が覚えられない ? 英単語アプリや単語帳をおすすめしない理由
ご覧の通り、英作文において必要なのは習得度を5番目まで持ってくる必要があり、理想としては6番目まで高めることにあります。
『書ける』から『正しい文脈の中で書ける』まで持っていく為に、リーディング学習とリスニング学習が大いに役立ちます。
リーディング学習とライティング力の関係
『正しい文脈の中で』というのは、主にこローケーションのことを指します。
コロケーションとは、自然に聞こえる単語の組み合わせです。
例えば
“Strong wind”(強い風)と言いますが、”Strong rain”(強い雨)とはなりません。
“heavy raing”の方がコロケーションとしては自然です。
他にも、コメディアンに対して使う『面白い』は、”interesting”よりも”Funny”や”hilarious”といった単語が使われます。
これは”interesting”には『興味深い・知的好奇心をそそられる』という意味の『おもしろい』だからです。
こういったニュアンスの違いなどを頭に落とし込む為には、単語単体ではなく、文脈の中で単語に触れる必要があります。
そのためパラグラフなどで、その単語が使われた背景(前後関係)を理解しながら学習することで、そのニュアンスの違いをインプットすることができます。
そしてリーディング学習の弱点を補ってくれるのが、リスニング学習です。
リスニング学習とライティング力の関係
リーディング学習の弱点とは、『その為に時間を割く必要がある』ということです。
私は、忙しい人ほど、リスニング学習を有効活用すべきだと思っています。
なぜならスキマ時間にできるので、わざわざ机に向かう必要がないからです。
いち会社員の私は、いまでも次のスキマ時間の9割以上は英語を聞いています。
- 通勤時間(約20分)
- 料理の準備(30分)
- 食事(15分)
- 掃除機かける(10分)
- 洗濯物を干す(5分)
- 洗濯物をたたむ(10分)
- 食材の買い物中(30分)
- 週1・2のプールでプカプカ(1時間)
上記の時間をスマホにダウンロードした音声を頭にこびりつくまで何回も聞いています。
それを可能にしてくれているのが、ブルートゥースのイヤホンと防水のMP3プレーヤーです。
英語の音声を聞くのに10秒もかからないので、手間と感じることがありません。
ここで大切なのが、『リーディング(or精聴)で一度内容を理解した音声を使う』という事です。
内容の理解できない音声を何回も聞く事は、私自身の体験や周りの人をみても効果がないと思っています。
なので、リーディングによって一度内容を把握し、その音声を何度も聞きます。
リーディングに費やす時間は最小限にして、あとはスキマ時間を大いに活用します。
それを繰り返す事で、正しい文脈の中で使われている単語がドンドン頭に残ります。
その結果、自分が英文を作る際に大きな助けとなってくれるのです。
ライティング力と、その他英語スキルの関係を大まかにですが説明しました。
では、これまで紹介してきた悩みを解決する為に、どのような学習アプローチが適切なのか、私が行ってきた学習方法を紹介します。
単語量が少ない=『書けない』は危険
先ほどの
『知ってる単語量が少ないから書けないんだ』
『知ってる単語力が少ないから話せないんだ』
これから脱却できるようになる方法は、単語を覚える事ではありません。
あなたに必要なのは『易しい日本語に直す』という作業です。
英語のアウトプット(ライティングやスピーキング)ができるようになる為には、この『易しい日本語に直す』というスキルは絶対に必要なスキルです。
具体的な例を紹介します。
例えばあなたが次のような事を伝えたいとします。
『家の改装が必要だと思う』
ここで『改装』という単語が英語で何というのかに囚われてしまうと注意です!
『改装』と対になる単語を知らないから、書けない・話せない。。。
こういった悩みを解決する方法は、別の言い方で説明できるスキルを身につける事です。
『家の古い部分を新しくする』
つまり、自分の思いついた日本語をそっくりそのまま英語にするのではなく、子供に理解してもらえるような易しい日本語に直すことを意識してみてください。
そもそも、英語と日本語は文化も歴史的背景も全く違うので、全ての単語において完全に対となる単語は存在しません
だから、この『言い換える=説明する』スキルは非常に重要になってきます。
なので、英語のライティングで『〇〇って単語は何だろう』と思ったら、まずは『他の言い方で説明できないだろうか』?という癖をつけてください。
これができるようになると、あなたの英語のアウトプット能力は格段に上がります。
本当です!
ワンパターンな表現から脱却する練習方法
いつも書く文章が単調・ワンパターンになってしまう。。。
この悩みを解決する方法はには、二つのアプローチが考えられます。
- 縛りをかけるた英作文の練習
- 英借文をする
1:縛りをかけた英作文の練習
これは、上の『言い換える』に近いのですが、英作文で縛りをかけます。
たとえば、
- 受け身は使わない
- Itを主語で縛る(無生物主語)
- Be動詞は使わない
などです。
ここで、大切なのは『自然な英語かどうか』は一旦置いといて、文法的にあっている事だけを気にします。
『財布を盗まれた』!
と言いたければ、『受け身ではない方法がないだろうか・・』と考えてみてください。
これ、言い換えるなら、『誰かが私の財布を盗んだ』とも言えますよね?
こうやって、縛りをかけた練習を行うメリットに『アンテナが立つ』ことがあります。
つまり、リーディングやリスニングをしているときに、『あっ!!この言い方はいいかも』と気が付きやすくなるんです。
私の例でいえば、一時期無生物主語(itを主語にする)の英語を意識していた時がありました。
そんな時に、とあるカフェでこんなやりとりを小耳に挟んだのです
“Hey, are you finished? Can I take this away for you?”
(飲み終わりました?お下げしましょうか?)
“nah, that’s ok, It can come(with me)”
(いや、大丈夫。持っていくから)
これは、持ち帰りのカップに入っているコーヒーに対するやりとりだったのですが、それを聞いた時に私は、
『おぉ!そんな言い方もできるのね』
とちょっと感動したのです。
無生物主語の”it”
この会話での”It”はコーヒーの入ったカップを指しており、それが”come”、つまり私と一緒にくる(with meは省略)ことができるから、『片付けなくていいよ』という意味になります。
この『アンテナが立つ』ってすごく大切で、人はこのアンテナが立っている状態ではじめて、目にしても耳にしてもそれが意識できる状態で認識できるようになります
ここが非常に重要で、もしアンテナが立っていなかったら、やりとりを聞いてても意味を理解して終わりだった可能性が非常に高いのです。
日常生活でも経験ありますよね?
通勤・通学中、様々な景色を目にしているのに、『あそこの交差点のかどにある建物の色は?』と聞かれても覚えていない事が大半です。
目にしているはずなのに、そのまま流してしまっているんですね。
だから、アンテナを立てておくことで、それをキチンと意識できる状態にしておく事が多くの英語に触れるときにとても役に立ちます。
それはつまり、リスニングのレベルがあがり『多聴』のトレーニングが多くなってきたときにより、効果を発揮します。
関連記事→たくさん聞くけど上達しない リスニング力を伸ばす 2つの学習法
2:英借文をする
ワンパターンな表現から脱却するもう一つの方法は、英作文だけでなく英『借』文です。
つまり、リーディングやリスニングで触れた英語表現を英文をそのまま(または『型』を)例文として借りる学習方法です。
文法も単語もそれなりに身についたけれど、自分が書く英語はどこかワンタパターンになってしまい、もうちょっと英語らしい(ネイティブっぽい)表現ができるようになりたい
この学習方法は特に上記のような悩みを抱えている方にとってかなり有効です。
英作文自体、英語を文法にそって組み立てられるようなる練習なのでとても大切なのですが、そのアプローチだけではどうしても『日本人的発想』の英語表現から抜け出せません。
これは、日本語話者と英語話者の間には文化の違いなどから、そもそも発想が異なる為に起こります。
だから、バイリンガルの人は
『英語を話しているときの自分と、日本語を話しているときの自分は別人』
ということが頻繁にあります。
英語話者の発想の感覚は、膨大な英語に触れることによって少しずつ身につけることも可能ですが、時間がかかります。
だからこそ英借文をすることで、ネイティブの感覚で話す英語をそのまま(もしくは型だけでも)自分にインストールするのです。
以下2つのアプローチを例に考えてみます。
- そのまま英借文
- 『型』を抜き取って応用する
そのまま英借文
英語上級者やネイティブが言いたいことを考える時は、単語単位ではなくフレーズ単位がほとんどです。
だから、この学習方法のポイントはフレーズ単位で行うことにあります。
たとえば、会話の中で『本当にこれが好きなんです』と伝えたい時、多くの日本人はおそらく
“I really like this”
と書いたり・話したりします。
文法的な誤りもなく、自分の考えや意見がキチンと伝わる英文です。
しかし、ネイティブの会話を聞いているとこんな表現をよく耳にします
“It’s something (that) I’m really passionate about”
この”It’s(that’sもある) something” が先に来て後ろから説明する表現をよく聞きます。
このように、日本人の発想からはない表現をフレーズ単位で盗み、自分の中にストックしておきます。
上記の文の例では
- It’s something
- I’m really passionate about
と2つに分けてストックします。
(このように英文を意味単位で区切る為には、文法知識が必要になります)
すると今度は自分が英文を作るときに、それぞれ使い回すことができます
“It’s something that I will never forget”
→あの出来事は自分にとって一生わすれることがないでしょう
“Making videos is something I’m really passionate about”
→僕にとって動画制作は本当に好きなことなんだ
このようにして、自分の表現の幅を増やしていくことが可能になります。
ただ1点注意点があります。
私個人の意見ですが、この英借文の学習方法は中級者〜上級者向けだと感じています。
英語初心者の方は、まずは文法を学び、自分の考えを文法的に誤りのない英文で表現できるようになる方が長い目で見たときに有益です。
その理由は、自分の考えがまだ伝えられない状態で、この方法を取り入れてしまうと、それは英会話のフレーズ本の丸暗記と同じような学習方法になってしまい、効率が悪いからです
関連記事→英会話フレーズ集は時間の無駄!スピーキング上達に必要な勉強法とは?
この方法では、『足し算式』に自分の言いたいことが増えるのに対し、文法を学ぶことは『掛け算式』に自分の表現の幅を増やすことができます。
まずは文法を学び、英文の構造を理解できるようになる。
その上で自分の作る『人口英語』から、ネイティブの『自然な英語』にシフトしたいときに、この英借文を取り入れることをお勧めします。
イメージとしては、英借文で学ぶフレーズを使って自分の英語表現を『上書き保存』、または『別ファイルとして保存』する、そんな感覚です。
『型』を抜き取って応用する
『こんな面白いコメディアン今まで見たことない』
と伝えたいときに
“I have never 〜”から始めなくても言う方法があります。
そして、この表現はネイティブがよく使う『型』でもあるのでぜひ参考にしてください
“This is the funniest comedian I have ever seen”
この『型』はよく使われます。
『型』とはつまり、
“This is the 形容詞(最上級)+名詞 主語 have ever 動詞(過去分詞形)”
この『型』を使った表現は本当によくあり、自分の経験上一番と感じる出来事にたいしてよく使われます。
だから
『こんなひどいお寿司は今まで食べたことない』
→”This is the worst sushi I have ever had”
というように、『型』を抜き取って応用することができます
これは、つまり文の構造が理解できるための文法知識があって可能となります。
添削を受ける
英語のライティングを伸ばすのであれば、『添削』は絶対に受けた方が良いです。
これは断言できます。
英語が堪能な人から直接添削を受ける事で、自分の作った英文の改善点や弱点、新しい表現方法を学ぶことができます。
これは、1度自分で作った英文であるからこそ、なおさら効果が高いと感じています。
先ほどお伝えした『アンテナ』のお話を覚えていますか?
1度自分で作った英文だからこそ、『アンテナがたった状態』で、添削された英文に触れることができます。
- 自分が悩んだ部分
- 自分の知識を絞って作った英文
- 単語の使い方で迷った箇所
- 適切な言い回しが思いつかなかった箇所
そういった部分にすでに意識がある状態で、その回答となる英文に触れることができるので吸収力や定着力がかなり違って来ます。
もちろん、それが『一回で自分のものになるか?』と聞かれれば、それは難しいので、そこで習った英文を次の機会に使ってみるなどして自分にドンドン落とし込むように何度も使うようにします。
私は以前オンラインで添削サービスを利用したのですが、ものすごく教師の質が高いと思いました。
関連記事→【英語添削IDIY】TOEIC900越えが評判の英作文添削のアイディーを試した結果
また、添削を受けることで、『習得度』の低かった、いわゆる聞けば、読めばわかる表現を実際にアウトプットできるまで習得度を上げることにも役立ちます。
なぜなら『あぁ!そこで使えるのか!』と感じやすいからです。
(上記記事でも紹介していますが、私の例では”come to ~” 〜するようになるで、この効果を改めて実感しました。)
ここでは、添削を受ける際に押さえておきたいポイントを紹介します。
- 添削は必ず解説をつけてもらう
- 英文を組み立てられる文法知識がある
- 日本語講師とネイティブ講師は使い分ける
添削は必ず解説をつけてもらう
添削サービスには、『ただ直してもらうだけ 』というものも少なくありません。
自分が書いた英文を『より自然な表現に直してもらうだけ』のようなサービスです。
もしあなたが、添削してもらった内容を今後の英語学習に活かしたいのであれば、解説は必須です。
解説のない添削は『回答だけ教えてもらう』方法です。
これは英語だけでなく、数学の問題でも同じではないでしょうか?
今後に活かせる勉強方法というのは、回答だけを教えてもらうのではなく、その解法だったり、その回答に行きつくまでの理由を学ぶことではないでしょうか?
だから、私は英語で添削を受けるのであれば絶対に解説をつけてもらうことをお勧めします
英文を組み立てられる文法知識がある
自分で英文を組み立てられた方が、添削の効果はより高まります。
これは、自分の中の文法知識から作った英文であれば、解説で文法の説明があったときに、自分の知識と照らし合わせることで理解を深めることができます。
フレーズ本などから抜き取っただけの英文と、自分自身が頭をひねった作った英文では、解説を聞いたときの『なぜ』の部分が後者の場合の方が理解しやすくなります。
そして、『なぜ』が理解できるからこそ、次の英文作成のときに活かすことができます。
上の関連記事で私が実際に添削を受けて、どのように感じたかを紹介していますので、具体例が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
日本語講師とネイティブ講師は使い分ける
添削サービスには、日本人講師とネイティブ講師が行うのがありますが、私のおすすめは断然日本人講師です。
それも帰国子女や海外育ちよりも、英語を文法から学び論理的に解説ができる講師をお勧めします。
帰国子女や海外育ちなど幼少期より英語に浸ってきた方達は、彼・彼女ら自身の英語のレベルが高くても、英語を教えるレベルが高いとは限らないからです。
私も日本語ネイティブですが、日本語学習者の『なぜ』に対してうまく説明できる要素はかなり少ないと思います。
実際、ネイティブ講師から英語の添削を受けたときの満足度は、日本語講師から受けたときに比べてかなり低かったと感じました。
これは、添削に求める内容にもよりますので、一概には言えないのですが、私は日本語講師をおすすめします。
詳しくはこちらの記事も参考にされてみてください
関連記事→英作文の添削サイトはネイティブよりも日本人講師がおすすめ
英語のライティング と文法の重要性
この記事をここまで読んでくれてる方って、かなり少数派だと思います。
それだけ、英語学習を真剣に考えていることの現れだともおもうんです。
ここまで読んでくれているかたなら、英語力において文法の知識がどれだけ大切なのかイメージが掴めていただけたら幸いです。
私は、真剣に英語を伸ばしたいのであれば、文法学習は避けて通れないと痛感しています。
幸い、文法は単語と違い覚えることに限りがあります。
ただ、問題なのが、どの参考書もわかりにくくて、つまらない事にあるとも思います。
だから、書店やアマゾンで購入する文法書で試したけどダメだった。。と言う人にこそ、このブログでは鈴木拓さんの提供している文法講座をお勧めしています。
興味のある方は、こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください