ジェットスター航空を利用する際、飛行中に映画を見たい場合、本来は機内サービスの一つである『機内エンターテイメント』のオプションを購入する必要があります。
しかし、ここで紹介する方法を使えば実質無料で映画を見ることができますので、参考にしてみてください。
現在の航空会社は大きく次の2種類に大別されます。
- FSC=Full Service Carrier
→フルサービスキャリア - LCC=Low Cost Carrier
→格安航空会社
FSCとは、従来からある航空会社で日本の企業で言えばJAL(日本航空)やANA(全日空)がそれに当たります。
JALやANAって航空運賃がLCCに比べてお値段張りますよね?
それに対してLCCは本当に安く飛行機で移動ができるので、本当にありがたい存在。
私の地元北海道から大阪まで5000円くらいで行くなんて、JALやANAでは無理な話。。。
それを可能にしてくれるピーチやジェットスター、エアアジアジアなどは庶民の私からしたら感謝しまくりな存在です。
ただ、このLCCは、『地点A→地点Bまでの移動』をできるだけ低価格で提供するすために、
- 使用機材の種類を絞る
→整備士や部品の維持費を下げる - 発着時間帯が深夜や早朝など不便な時間
→空港に払うコスト削減 - 搭乗ゲートまで遠い
→空港に払うコスト削減 - 座席を多めに配置=狭い席
→より多くの乗客を載せる - 荷物の重量制限
→燃料費を少しでも浮かす - 機内サービスをオプション制にする
→必要な分だけ用意して無駄をなくす
などなど、様々な工夫が凝らされています。
その中でも機内食や映画鑑賞に関しては、有料オプションですので、FSCに慣れているときっと『えっ!?有料なの?』と驚かれるかもしれません。
ジェットスターエコノミー歴10年近くの私が、以前キャセイパシフィック航空を利用した際は、逆に『えっ?機内食無料なの?』と逆に驚いてしまいました。。。
今回の記事では、そんな私がジェットスターを利用する際、割高な機内サービスを使わなくても、『空の旅』をより快適に楽しくするために工夫していることを紹介します。
日本からオーストラリアへ来るには一番近いケアンズでも8時間近くかかります。
ジェットスターを使ってオーストアリアに来る際は、ぜひ参考にしてみてください。
ジェットスターの機内サービス
ジェットスターは、『地点A→地点B』までの移動は安いですが、その分、機内サービスにかかるコストを極限まで下げ、必要な方には有料オプションで(割高)で提供しています。
特にここ最近は、ドンドンその傾向が強いな〜と個人的に感じています。
なので、機内食の質もどんどん落ちて来ているという声をちらほら聞いたりします。
特に『この値段に対してこれですか・・?』と言った声をよく聞くようになりました。
個人的にもドンドン簡素化されているなとは感じます。
あくまで私の推測でしかありませんが、ジェットスターのスタンスは徹底して『移動手段の提供』の色が強く、サービスの付随に関しては、そこまで力を入れていないのかなと思います。
これは、『サービス』に対する考え方が日本とは違うオーストラリア企業の特色を受けているのかもしれません。
逆にLCCでも機内食やオプションサービスで高評価を聞くのがエアアジアです。
(エアアジアに関しては、また別記事にて)
ジェットスターが提供する機内サービスは
- 機内食&ドリンク販売
- 快適パック
- 機内エンターテイメント
この3つがメインとなります。
正直なところ、私はどれも使いません。。
実際に私がどのようにして、ジェットスターの機内でできるだけ快適に過ごすようにしているのか紹介します。
機内持ち込み手荷物で気をつけたい事
ジェットスターの機内持ち込み手荷物は一人あたり7kgまです。
チェックインカウンターのスタッフは、この重量にかなりシビアです。
以前は10kgまでだったのですが、7kgに変更になったことを知らなかった私は一度列から離れ、荷物の一部をゴミ箱へ・・・
それでも重量系は7.1と表示され、超過料金16,000円を払って預け荷物(15kg分)のオプションを買わざるを得ない状況に・・・
(預け荷物のオプションは事前購入ではなく空港で購入すると値段が一気に跳ね上がるのです・・・)
と、なったことがあります。。
なので、預け荷物に関しては、本当に事前にしっかりと7kg未満であることを確認しておくことを本当にお勧めします。
私は、こういった経験から、ジェットスターに乗る際は手荷物の重さはデジタル計りを使って、入念に確認します。
ちなみにですが、
空港に着いてから飛行機に乗るまでの順番は、
- チェックイン&パスポート確認(国際線の場合)
- 保安検査(荷物のx線チェックとゲートをくぐるやつ)
- 搭乗ゲートで再チェック
となります。
チェックインの時に、荷物の重さを図られるのですが、最近は搭乗ゲート前で再チェックを行う場合もあります!
これは特に国内線の時に多いです。
国内線の場合は、ウェブチェックインをすれば、チェックインカウンターにいく必要がなく、そのまま保安検査を通過することができます。
なので、7kg以上手荷物があるのに、ウェブチエックインをして、搭乗するといった不正行為をする人がいたからかもしれません。
ちなみに保安検査後にある免税店やお店で買った商品に対して、搭乗ゲート前のチェックで『重量オーバー』と言われたことは今の所私はありませんが、この辺は自己責任で・・・
機内食 vs 食事の持ち込み
ジェットスターの機内食は、正直おすすめできるとは言えないんですね・・
以前、幸運にもビジネスクラスに乗った時にでてきたのは美味しかったんですが、今は500円〜と色々選べるようなんですが、私だったらコンビニでおにぎりやパンを買います。。
そっちの方が安いし、美味しいので・・
成田空港や関空であれば、
- レストランで夜ご飯
- Nine Hoursでシャワー&着替え@成田空港
- チェックイン
- コンビニで夜食(飲み物以外)買う
- 保安検査
- 飲み物を買う
- 搭乗ゲートに向かう
この順番で、私は搭乗します。
成田空港にはNine Hoursというシャワーを浴びることができる施設があります。
飛行機に乗る前にさっぱりして、動きやすい&あったかい服装に着替えて飛行機に乗る準備を私はします。
(機内はエアコンがガンガンきいていますので・・・)
保安検査前に飲み物を買ってしまうと、『液体物制限』にひっかかってしまい、捨てなければいけません。
保安検査後の飲み物であれば、『検査済み』ということなので、問題ありません。
ただし、アルコール飲料は機内に持ち込めないので注意が必要です。
機内でビールが飲みたい!という場合は、機内で購入することになります。
購入する場合はカード決済のみ有効になりますので、注意が必要です。
ジェットスター利用の際にあると便利なアイテム
ジェットスターの機内サービスのもう一つに機内快適グッズがあります。
こちらはもしかしたら、購入しても良いオプションかもしれません。
その中身がこちら
- ネックピロー
- 歯ブラシセット
- 耳栓
- ソックス
- アイマスク
- ブランケット
1300円ほどです。
ジェットスターの機内は結構冷え、そして乾燥しますので、ブランケットはありがたいのですが、パーカーやフリースで十分対応できるかなと。
最近はユニクロなどが、薄くても防寒性の高い商品もありますので。。
ちなみにネックピローはおすすめです。
ジェットスターのは自分で空気をいれて膨らますタイプですが、やはり作りがしっかりしたものの方が全然ちがいます。
ちなみに私が使っているのはこちら
Sleepiloという商品で、低反発のもの。
コンパクトにまとまるけれど首をしっかり支えてくれるので、あるとないとでは全然違います
しかもカバーも取り外して洗えるので清潔な状態を保てます。
日本→ケアンズのフライトは夜間で早朝にケアンズに到着します。
ついたその日にツアーなど観光が入っている場合、できるだけ到着時の疲れは避けたいと思うので、そう行った時にこのネックピローが役に立ちます。
ソックスはすでに履いているし、歯ブラシは自前のがあるので・・・
アイマスクは、目を瞑っても光が気になるという方にはありがたいですね。
ただ、頭にひっかけるのがゴム製なので、人によってはゆるく、またはきつく感じてしまうかもしれません。
であれば、自分の頭のサイズに調整できるベルクロタイプの方が良いのかなとは思います。
アマゾンであれば、そういったタイプのアイマスクが耳栓付きで800円から売っています。
快適パック自体は、悪くはない商品だと思いますが、旅行が好きで頻繁に行くという方や自前でそれぞれ質がちょっと良いものを揃えたいという場合は、個別に買うのが良いかなと思います。
映画をお得に見る方法
もう一つの機内サービスとして『機内エンターテイメント』があります。
ビジネスクラスの場合はこのオプションはついてきますが、エコノミークラスの場合は事前購入、または機内で購入する必要があります。
その値段は片道8~9オーストラリアドルで、その時の為替レートで変動します。
オーストラリアドルへのお得な両替方法
日本円からオーストラリアドルへお得に両替する方法は、こちらの記事で紹介しています。
ちなみに見られる映画は決まっていて、こちらから確認できます。
まぁ、機内での暇つぶしなので、『なんでも良い』といえばそれまでなのですが、できれば自分の好きなのを見れたら嬉しいですよね?
そんな時に大活躍するのが、私も最近その素晴らしさとコスパに驚愕した『アマゾンプライムビデオ』の専用アプリです。
スマホやタブレットの専用アプリを活用するのです。
月額わずか400円で、好きな映画や動画が見放題・・・
しかも、嬉しいことに30日間の無料お試しが可能。さらに学生であれば月額200円(年間契約は1900円)という太っ腹ぶり。。
で、スマホやタブレットの専用のアプリを使えば、動画をあらかじめダウンロードしておけばオフラインでも視聴可能!
インターネットに繋がっていない状態、つまり飛行機の機内でも映画・動画を楽しめちゃうのです。
もちろん、アマゾンプライムで用意されている動画・映画の数は、ジェットスターの機内エンターテイメント機器にある数の比ではありません!
海外在住でもアマゾンプライム全ての動画を楽しむ方法
著作権の問題も絡んでくるのか、アマゾンプライム会員で動画を見る場合、海外在住だと視聴できる数が一気に減ってしまいます。
しかし『Smart DNS Proxy』というサービスを利用すれば、日本在住者と同じように、動画を全て視聴することができるのでおすすめです。
先ほどの機内エンターテイメントの値段は1区間の料金。
つまり、そのオプションを往復つけたら、料金は2倍の1500円弱。
それに比べ、アマゾンプライムのお試しに登録すれば、実質無料で映画が楽しめます。
なんか違うな・・と思ったら帰国してから数クリックで解約もできます。
それでも、30日間有効なので帰国してからも映画・動画以外でプライム会員の特典を受けることができます。
- 無料の配送特典Amazonプライム会員は、対象商品のお急ぎ便、お届け日時指定便を無料でご利用いただけます。
- 特別取扱商品の取扱手数料が無料Amazonプライム対象商品は、一部特別取扱商品の取扱手数料が無料になります。
- Prime Now1時間以内またはご指定の2時間便で商品が届くサービスです。対象エリアのみ。
- Prime Video対象の映画やTV番組が追加料金なしで見放題になります。日本国内のお客様のみが対象です。
- Prime Music追加料金なく、100万曲以上の楽曲やアルバム、プレイリストを広告の表示なしで、楽しむことができるサービスです。
- プライム・フォトAmazon Driveに写真を容量無制限で保存いただけます。
- プライム会員限定先行タイムセールタイムセールの商品を、通常より30分早く注文できます。
- Prime Reading対象のKindle本(雑誌、マンガ、Kindle Singlesを含む)を追加料金なしの読み放題でご利用いただけます。
- ベビー用おむつとおしりふきの15%割引など(Amazonファミリー特典)おむつとおしりふきが定期おトク便で15%OFFになるAmazonファミリー特典をご利用いただけます。
- 家族と一緒に使い放題会員ご本人のほかに、同居のご家族を2人まで家族会員として登録できます。家族会員は、上記のAmazonプライムの配送に関する特典を無料でご利用いただけます。
- プライム限定価格一部の対象商品を、通常の価格よりも割引されたプライム限定価格で買うことができます。
これら特典は1部です。特典全ては、こちらで確認できます。
ちなみに、『家族と一緒に使い放題』ですが、これを応用すれば家族の一人でもプライム会員になれば、動画や映画を家族みんなで見ることができます。
つまりプライム会員のアカウント1つで、他の家族も動画を楽しむことができます。
他の家族が自分のスマホやタブレットにプライムビデオの専用アプリをダウンロードして、プライム会員のアカウントでログインするのです。
しかも、履歴は残りません。
別の端末でログインしているので、履歴は共有されないんです。だから、家族に履歴がみられたら・・という心配も必要なく可能です。
ジェットスターの機内エンターテイメントの料金は『一人あたり』の料金です。
それに比べ、アマゾンプライム会員は1つのアカウントで家族間で共有が可能なので、よりお得になります。
注意点!
この方法は、現時点では、Amazonによって制限されていませんが、いつかされる可能性があることは否定できません。
また、
- 同時視聴は3人まで
- 同じビデオを複数端末で見れない
といった、制限もあります。
とはいえ、ジェットスターの機内で暇つぶしに映画を見たいのであれば、アマゾンプライムの方が圧倒的にお得かなと思います。
最後に、もう一点気をつけたいのが充電です。
最近、ジェットスターの機内は座席にUSBポートを設置しているのもちらほら見受けるようになりました。
なので、運良くバッテリーを充電できる座席にあたれば良いのですが、残念ながらそうでない場合もあります。
そういった時のために、モバイルバッテリーを一つ用意しておくと、バッテリー残量を気にすることなく安心して映画を見続けることができるかと思います。
一応、注意書きですが、このモバイルバッテリーは預け荷物には入れられません!
必ず機内持ち込みである必要があります。
そしてバッテリーのワット数によって、持ち込める個数が決まっていたり不可の場合もあります。
その理由は『リチウムイオンバッテリー』を使用しているため。
(火災の元になりやすい物質だから、すぐに気づける機内持ち込みである必要があります。)
ちなみに日本国内の場合は各航空会社共通して次の通りです。
100ワット未満 | 持ち込み可能 |
100~160ワット | 2個まで可能 |
160ワット以上 | 不可 |
ジェットスター日本オーストラリア間のフライトは、上と同じです。
私自身が日本から持ってきたのは、アマゾンでベストセラーとあった『Anker PowerCore 10000』ですが、このバッテリーのワット数は38なので問題なく持ち込めました。
一つあれば、ホテルなどで充電しておいて、旅行中にもスマホで動画や写真をたくさんとる人は1つは持っていて損はないアイテムかなと思います。
また、映画以外にも、機内でのおすすめの過ごし方を紹介していますので、こちらの記事もぜひ、参考にしてみてください。