【超簡単?】ジョージアのトビリシで銀行口座を開設した手順と注意点

ジョージアのトビリシで銀行口座を開設しました。

わざわざ銀行口座開設するメリットってあるの?

と思う方もいるかもしれませんが、私的に大ありです。

なぜなら、Transferwiseという外貨送金サービスを使うことで、かなり良いレートで日本円⇄ラリの両替が可能(しかも着金も早い!)になります。

また、

  • タクシー配車アプリ
  • 食事配達アプリ

と連動させることで、支払いもキャッシュレスでスムーズになるので中長期での滞在を考えているのであれば、開設して損は無いかと思います。

こうしたメリットと口座開設の手間を天秤にかけたとき、圧倒的に開設した方が良いかなと。

噂には聞いてましたが

  • パスポート
  • 口座開設費用6ラリ

ですんなり完了です。

かかった時間は20分ほど。

他の国では銀行口座開設の際にビザの種類など規制があったり、日本ではマイナンバー・印鑑を押して返送等面倒な手続きをしたのを覚えていますが、ここジョージアではサクッと終わってしまい、ちょっと感動しております。

この記事では、外こもりの生活の拠点としてジョージアを考えている方に向けて私が辿った銀行口座開設の手順と説明に必要な英語フレーズを紹介します。

目次

ジョージアでどの銀行の口座にする?

私が口座開設を決めたタイミングはジョージアのトビリシに来てまだ2週間弱でした。

まだ定期的に住みたい土地なのか見極めたかったので、すぐ開設する気になれなかったのが理由です。

その間トビリシ市内をグルグル散策して歩き回っていたのですが、よく見かけるのが青色とオレンジ色の銀行でした。

  • 青色:TBC Bank
  • オレンジ色:Bank of Georgia

で、ネットでチョコチョコ調べてみるとどうやら、この2つがジョージアで幅を利かせているらしいとのこと。

せっかくならATMがすぐ見つかりそうなのが良いかなという理由で、この2つのどっちかで良いかなと。

私はTBC銀行を選んだのですが、「金融やビジネスに〜」というような理由ではありません 汗。

トビリシに来てジムを色々見て回っていた時に、とあるジムで

〇〇銀行、〇〇銀行、〇〇銀行のどれかなら割引あるよ!

と教えてくれたのですが、生憎記憶力の悪い私には銀行名が思い出せなかったんです。

でも、もしBank of Georgiaと言われていたら、記憶に残ると思うんです。

他の銀行より名前がそのままなので覚えやすいから。。。

でも思い出せないということは他の銀行なので、TBCかなと。。

そんな単純な理由です。はい。

※追記:どうやら私の勘違いで、使う銀行によって割引ではなかったようです。

なので、他の銀行の場合は口座開設の流れや必要事項、そして開設費用も異なるかもしれない事はあらかじめご了承くださいませ。。

TBC銀行の口座開設の流れ

  • 受付に口座開設したい旨を伝える
  • 発券機から番号を発券される
  • 銀行口座開設エリアに行く

という事で、当時滞在していた宿から歩いてすぐのTBC銀行のオフィスに行きました。

入り口に入るとお姉さんが2人くらい発券機の横に立っているので

「Hello, I’d like to open a bank account」
(ハロー、アイドライクトゥー オープンバンクアカウント)

と、グルジア語ができない事を申し訳ないと思いつつも、いつもより多めに頑張ってニコニコ口角を上げて伝えます。

するとムスッとはされつつも(私は塩対応に慣れております)このような番号が書かれた紙を渡されて「あっち」と方向を支持されます。

支持された方向に行くも、732の番号が見当たりません。

銀行口座を開設する為の案内スペースはいくつかあり、電光掲示板式のように番号が表示されているので、順番が来たら番号が表示される仕様です。

(オフィス内で写真撮る度胸ない隠キャですみません。。)

で3〜4分ほどで、自分の番号が表示されたのですが、その案内スペースの位置は発券機のお姉さんのいる位置の真後ろです。。。

で、通されたカウンターの担当のお姉さんもこれまたムスッとしております。

常に首を傾げた状態で曲がっており、「寝違えたんですか?」と訪ねたくなるレベルで常時傾いてます。

そこでも、私は

「Hello, I’d like to open a bank account」

と、グルジア語ができない事を申し訳ないと思いつつも、いつもより多めに頑張ってニコニコ口角を上げて伝えます。

現地語が話せない地域での基本スタンスは

  • ニコニコ(竹中直人風)
  • ゆっくり英語
  • シンプル英語

で貫いてます。

銀行口座開設に必要な情報

という事で、寝違えたように首を常時傾けている不機嫌なお姉さんを相手に銀行口座の開設が始まります。

まず先に必要事項がこちら

  • パスポート
  • 個人or法人
  • 父親の名前
  • 出生地
  • 日本の住所
  • 電話番号
  • 学生or社会人
  • カードに名前が欲しいか
  • メイン通貨の選択
  • ビザ or MasterCard
  • 口座開設費用

先ほど「ハロー」と同時にパスポートを差し出します。

この時、自分の顔写真ページを開きながら渡す事で、さりげない日本の心配りを炸裂させます。
(相手にその価値が通じているかは別として。。。)

まず聞かれたのが

「Personal(パーソナル?)」:個人?

と聞かれるので

「Yes(イエス)」:はい

と回答。

「Father’s name(ファーザーズネイム)?」:父親の名前は?

と聞かれ、口頭で言おうと思いましたが、紙に書き出す事でよりスームズな取引を意識!

「Birth place, Japan yes?(バースプレース ジャパン、イエス?)」
出生地は日本ね?

と聞かれるので「Yes」で対応。

次に日本の住所を聞かれます。

「Your City Japan?(ユアシティ, ジャパン)?」

と聞かれるのでここでも、筆談でもって相手に伝えます。

次に国際電話番号を聞かれました。

最初に

「International Phone Number(インターナショナル フォンナンバー)?」

と聞かれたのですが、私が

「Georgian Number, OK(ジョージアンナンバー オーケー?)」

と聞き返すと、ムスッとしていたお姉さんがほんの一瞬だけ、にこやかになりました。

私が買ったシムカード

ちなみに私が使っているのはデータ通信のみのプランを提供しているBeelineという通信会社です。

トビリシ simカード
2GBで5ラリ(約170円)ほど。

電話番号を伝えると

「Send messege, tell me the code(センドメッセージ、テルミーコード)」
(メッセージ送るからコード教えて)

と言われ、数秒後にスマホのSMSにコードが送られて来ました。

それを伝えると、お姉さんはまたほんの一瞬だけにこやかに。

次に

「Are you a Student?(アーユーアスチューデント)?」
学生?

と切れるので、

「No」

と答えて回答に迷っていると「Working?」と聞かれて「Yes」と回答。

※ジョージアって特別なビザの申請なしでもらえる365日の滞在許可で仕事も可能です。

ジョージア 日本国籍 ビザ

参照:Ministry of Foreign Affairs of Georgia

次に受け取る銀行カードに名前が印字されたものが良いか、なくても構わないか聞かれます?

「You want name on the card?(ユーウォントネイムオンザカード)」

で、名前なしの場合はその場で発行してくれ、名前が印字されたものが欲しい場合は、翌日の午後3時以降に受け取り行く必要がありますので、自分の好みを選択します。

※私は正午くらいの時間帯に手続きしたので、もし手続きが終業時間にちかければ翌々日になる可能性もあるかもしれません。

ジョージアの銀行?またはTBC銀行の特徴なのかメインの通貨を

  • 米ドル
  • ユーロ
  • ラリ

から選択できますので、どれが良いのか聞かれます。

「dominant currency, US dollar, euro or gel?(ドミナントキュレンシー?)」
※ジョージア人はカレンシーではなくキュレンシーという言う傾向があるかも?

私はGel(ジェル)を選択しました。

ちなみにGelとラリは一緒です。

恐る恐るお姉さんにラリとジェルの違いを聞いてみると、予想外の質問だったのか笑顔をほころばせて(すぐに厳しい顔に戻りましたが)

「ジェルはグルジア語で、英語になるとラリだよ」

との事でした。

次に聞かれるのがカードに付帯する決済会社として

  • Visa
  • MasterCard

のどちらを希望するのか?ということなので、好きな方を選びます。

最後に3枚くらいの書類に

  • サイン
  • 名前

を書くように求められて、開設手続きは完了。

口座開設費用を払うように案内され、「あそこで払ってね」と言われます。

「32番よ」

と言われたものの実は最初に渡された732の番号が、支払いカウンターの電光掲示板に映し出されるのでした。。

ちなみに口座開設費用は二転三転します。

最初11ラリと言われ、再度料金を確認したら

  • 開設費用は6ラリ
  • 維持費に毎月4ラリ

と言われ、最終的には維持費は毎月1ラリよ。

と朝令暮改より早い切り替わりです。。

で、最終的に支払った開設費用は6ラリでした。

銀行カードは暗証番号の再設定が必要

ATMで使えるカードを受け取ったら、その場でSMSが送られてきます。

最初のメッセージの方に

(Bolo 4 Cifri : 0323) PIN kodia: 3077

とあります。

これは下四桁が0323で終わるカードの暗証番号は3077という意味なので、ATMでカードを挿入した後はこの仮暗証番号を入力し、ATM場で暗証番号の変更を行います。

ATMの画面で

「Change PIN」

を部分を探して変更します

ちなみにSMSなどで時折英語アルファベットでジョージア語メッセージを受け取る時がありますが、こちらのサイトでジョージア語をアルファベット入力すると、英語で意味を教えてくれますので、機会があればどうぞ

https://www.translate.ge/word/%E1%83%99%E1%83%9D%E1%83%93%E1%83%98#

タクシー配車アプリや食事配達アプリにカードを登録する際、この仮暗証番号を変更しておかないと登録ができないので、カードを受け取ったら暗証番号の設定を行なってください。

私はやり忘れてて、そのままアプリに登録しようとしたら「エラー」が起き、しばらくしたら銀行から電話がかかってきて、

「アプリに登録しようとしたでしょ」

「まずは暗証番号をATMで変更しなさい」

と教えてもらいました。

私の行動がしっかりと管理されております。

ネットバンキングを解説する方法

上記の手続きだけでは、ネットバンキングは解説されませんので、ネットバンキングを使いたい旨を伝える必要があります。

「ネットバンキング?」

と聞けば開いてくれます。

そして私は1枚の紙を渡されました。

この紙には「User Name (ユーザーネーム)」が書かれており、これとSMSで送られて来る仮暗証番号を使ってネットバンキングにログインします。

下のメッセージの「B58~」が仮パスワードになりますので、これを入力してログインし、パスワードの変更手続きを行います。

銀行口座開設の注意点

何かと失敗の多い私、実のところ銀行口座開設にあたり2度失敗しています。

1度目は日曜日に行ってしまったので、銀行の窓口は開いていてスタッフもいたのですが、

「Working Hour, tomorrow」

と言われ、次の日に行ったのですが、同様に

「Working Hour, tomorrow」

と言われ、

「月曜日なのにそんな事行ってくると言うことは、グルジア語話せないから面倒臭くてあしらわれたのか?」

と一瞬疑ってしまったのですが、「まてよ・・もしかして・・・」と思い調べてみると祝日だったのです。

なので、銀行口座開設に行かれる際は曜日と祝日をチェックしてから支店へ行かれてください。。

まぁ、人によっては「いや、当たり前でしょ・・・」と思われるかもしれませんが。。。

あと、口座開にあたり預金をする必要もありませんでした。

開設費用を支払って終わりです。

銀行スタッフの言う事が二転三転するかもしれませんが、トータルで20分もかかりませんでした。

なので、トビリシやジョージアで中長期滞在を視野に入れている場合は参考にされてみて下さい。

冒頭に紹介した「お得な両替」のTransferwiseの関連記事はこちらから。

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