ジョージアに中・長期滞在や移住を考えている場合、気になるのが生活費となる現地通貨への両替ではないでしょうか?
ジョージアの通貨は「ラリ」で、日本の銀行ではまずキャッシュでは取り扱っていないと判断してよい通貨。
なので、その入手方法は
- 現地ATMで海外キャッシング
- 現地での両替所
が考えられますが、圧倒的におすすめなのが現地で銀行口座を開いてTransferwiseという海外送金サービスで「円→ラリ」へ両替&送金という方法。
一度設定してしまえば、
- スマホアプリで送金手続き10分以下
- 圧倒的にお得な両替レート
- 着金が早い
- 明瞭会計
と、従来の銀行窓口で待った上に手続きをする手間を大幅に省く事ができます。
しかも、送金手続きをする時間によっては当日中の着金も可能!
また、銀行で手続きの際は入力間違いがあると、やり直しの際に手数料で数千円が取られますが、Transferwiseであれば入力ミスがあっても丁寧&無料でやり直しが可能です。
さらに、ジョージアでは銀行口座の解説が超絶シンプルかつ簡単。
必要なのはパスポートのみと現地SIMのみで、最短即日で開設&カード発行が可能です
具体的な手順はこちらの記事で紹介しています。
銀行口座の解説は、現地に到着してからでも全然余裕で行えるので、出発前の段階で行っておきたいのがTransferwiseというサービスを利用できるようにしておく事です。
この記事を読めば、Transferwiseを使って「円→ラリ」へ両替&海外送金ができるようになります。
Transferwiseを使ったジョージアへの海外送金の流れは
- Transferwiseのアカウント作成
- ジョージアの銀行口座開設
- 送金手続き
の3つです。
Transferwiseによるラリへの両替がお得&スピーディな理由
そもそも、「Transferwiseって」と思う場合は、こちらの段落を読めばお得なレート&スピーディな理由を含むその概要がわかります。
そもそもTransfwerwiseが行っているのは海外送金ではなく国内送金なのです。
どういうことか?
仮に私の友人がこれからジョージアに住みたい!日本の銀行口座にある円をラリしたい!と思ったとき、おそらくこんな風に私に連絡してきます。
ねぇ〜、今グーグルで『ラリ 円』で検索したらこのレート(36.90)なんだけどさ〜
日本円取り合えず50万あんたの日本の口座に振り込むから、このレート(中値)で両替してくれない?
いいよ。じゃあ俺の日本の○○銀行に50万の振込確認できたら、あんたのジョージアの銀行にそのレートで両替した分振り込むね。
という流れです。
つまり、友人Aの50万円は海外に行ったのではなく日本国内の私の口座に移動しただけ。
で、その50万円の振込を私が確認した後に、今度は50万円分のラリを私のジョージアの銀行口座から友人Aのジョージアの銀行口座に移動させただけです。
他の銀行を経由しないので、中間手数料が取られることもありません。
そして資金の移動は国内なのでスピーディに行うことができるのです。
つまり、私たちはTransferwiseの日本の支店に対してお金を振り込み、Transferwiseが振り込みを確認したら、指定された国の私の銀行口座にお金を振り込んでくれる仕組みです。
Transferwiseは世界各地に銀行口座を持っているので、現地の銀行口座さえ開設できればこのようにお得に両替&資金移動が可能になります。
もちろん、Transferwiseの場合は企業なので、上の例のようにがっつり中値とはいきませんが、それでも従来の銀行からの手続きよりも圧倒的にお得なレートで両替してくれるのは事実です。
Transfwerwiseの開設は日本出発前に行おう
Transfwerwiseは銀行と違い口座維持費というものがありません。
無料でアカウントを開設し、保持することができますのでリスクフリーで試すことが可能です。
ただ、アカウントを作成する際に日本の場合は住所確認が必要になります。
その為、Transferwiseからアクティベーションコードが記載された書類が届きますので、出発前にアカウントは作成しておくことがスムーズです。
Transferwiseのアカウント作成はこちらの記事を参考にされてください。
アカウントの開設を日本で完了させ、ジョージアに到着したら銀行口座を開設します。
私が開設したのはTBC銀行になりますが、その手順等は冒頭の記事をご確認いただければと思います。
ここでは、銀行から渡された書類を元に実際に
- Transferwiseにジョージアの銀行口座を登録
- 送金手続き
- 受け取り
までの流れを紹介します。
Transferwiseにジョージアの銀行口座を登録
私が銀行口座を開設した際に渡された書類がこちら。
Transferwiseに登録の際に必要なのは、下の方にある
- Name of BENEFICARY:自分の名前
- BEN’S ACCOUNT:IBANコード
の2つだけです。
まずはTransferwiseにログインして、「Add Your Bank Account」をクリック。
ポップアップウィンドウが表示されます。
ジョージアを選択
すると必要事項が表示されますので、入力します。
法人口座ではないので、「Personal」にチェックを入れ、口座名義の部分に自分の名前を入力します。
IBANの部分に先ほどの書類にあったBEN’S ACCOUNTを入力すると、緑で「BANK : TBC BANK」と表示されています。
「Confirm」をクリックすると、自分の銀行口座が追加されています。
送金手続き
銀行口座の登録が完了したら、次に送金手続きを行います。
ここでは、Transferwiseのスマホアプリを使って日本円→ラリへの送金方法を解説します。
私が送金手続きを行ったのはジョージア時間で2019年10月28日(月)朝の9時前、つまり日本時間で14時前なのでまだ銀行業務が行われている時間帯です。
結果的に当日中(14時ごろ)にジョージアの銀行に振り込みされるという着金の速さ!
で、その手続きの方法なのですがまずはスマホアプリを開き、赤枠の「送金」をタップ
以前、豪ドルからラリへ送金したのもあり、設定が豪ドルになっていましたので、ここを日本円に設定します。
このように各国の通貨が選べますので、日本を選択
送金額を決めると手数料や自分が受け取る額が表示されますので、問題なければ「送金する」をタップ
送金先(自分のジョージアの銀行口座)を選択します。
日本円を海外に送る際は、その送金目的を伝える必要があります。
いろいろ選択肢がありますので、ご自身にあった物を選んでください。
送金内容の確認を行います。当日中の送金予定にすご過ぎて笑みが溢れつつも「確認」をタップします。
次に日本のTransferwiseの銀行口座に入金をしますが、
- 銀行振込
- クレジットカード
のどちらかを選ぶことができます。
私の時の場合は銀行振込の方が手数料が低かったです。
クレジットカードで払う場合は次のような一般的な画面になります。
ちなみにこうしたクレジットカード情報等を無料wifiで送信する際は、誰かに盗み見られる可能性は留意しておく必要があります。
→【野良wifiを安全に】無料公衆無線LANが持つ危険性の具体例とその回避策
銀行振込を選ぶと振込先が表示されます。
ここの情報を確認し、今度は自分の日本の銀行のネットバンキングにログインして振込を行います。
こんな感じで振込先&送金額を入力し振込を完了させます。
振込が完了したらTransferwisenのアプリに戻り「銀行振込が完了しました」をタップ。
これでTransferwise側で着金の確認を行い始めてくれます。
この段階ではまだ「ご利用の銀行からまだご資金がとどいていません」と表示されます。
しかし30分後にこのようなメッセージが届きました。
「入金確認したので、送金手続きしますね〜」とのこと
そして、4時間後にまた通知が届きます。
送金完了!との通知です。。。
で、翌日私の口座残高をみてみると。
28日に着金しております。。。
10月の28日手続きをして、10月28日中に送金が完了してしまいました。。
こんな感じで送金手続きにかかった時間は10分以下。
私の場合はスクリーンショットを取りながらでしたので、これくらいでしたがアプリの操作に慣れれば5分以下も十分に可能です。
それでいて、手続きの時間帯によっては当日中の着金まで可能になるので、日本円からジョージアの通貨へ両替&送金したい場合はぜひ使ってみてください。