一時帰国の病院治療 を考えていますか?
ワーキングホリデーや留学生、海外永住者の場合、日本出国の際に住民票を抜いてくる方も多いと思います
私の場合も、住民票を抜いて「海外オーストラリア」にしています
今回緊急で日本に一時帰国することになった理由が病院での治療にありました
私の今のビザステータスはBridging Visaと呼ばれる永住権の審査結果まちの状態で、オーストラリア永住者に与えられる”MediCare”と呼ばれる保険制度がもらえていない無保険な状態です
この無保険の状態で、病院の診察にかかると料金がとんでもないことになる事に加え、この地域の医療の精確さに疑問を持っているので、高いお金払って不確実な医療サービスを受けるより、日本に帰ってきっちり受けてこようと思ったのが、今回の記事を書くに至った経緯です
医療サービスに疑問を持っている理由はこちらの記事にて
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帰国していた期間は12日間。この間に行った治療は下記5つです
- 大腸内視鏡検査
- 血液検査
- 腹部エコー検査
- 虫歯治療
- 歯石クリーニング
- PMTC
今回の記事では、日本についてから国民健康保険加入までの手続きと医療サービスを受けるまで流れと料金、そして手続きをする際に気をつける事を紹介したいと思います
地元に到着したその日に、病院に行き保険適用の状態で診察・治療を受けることができました
一時帰国で病院の治療を受けようと思っている人はぜひ参考にしてみてください
地域差があります!
今回の手続きは、人口12万ほどの中規模の市での手続きです
市町村によって、やり方に差があるかもしれませんので、その辺はあらかじめご了承ください
朝一番に市役所に向かう
大阪から北海道の千歳空港に飛びました
関空で1泊して、翌朝7時のフライトで新千歳空港へ
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地元の市役所には、午前10時には到着していました
後でわかったのですが、市役所が混むのは週明けの月曜日の朝と、お昼の時間帯です。
今後市役所に行くときは、その時間帯を避けて行こうと思いました
住民票の転入手続き
まずは、住民票の転入手続きです
ちなみに私の地域では、手続きにパスポートが必要でした
パスポートに打たれた入国日のスタンプを証拠に転入が認められます
パスポートのコピーは不可で本物が必要なので、実際に私が足を運ぶ必要がありました
必要書類に記入を済ませ手続きをすると、次は「国民健康保険」と「国民年金」の手続きがあります
順番はどちらでも構わないとのことなので、「国民健康保険」から入ることにしました
ちなみに私は両親と籍を外していないので、両親と同じ国民健康保険に入ることになります
※籍が外れる外れないは、結婚等が関わってくるそうです
手続き自体は流れ作業でしたが、問題は保険証が届くまで数日かかる事
しかし、当日病院に行きたい旨を告げると、仮証書なるものを発行してくれました
保険証が到着するまでの間は、これを代わりに使ってくださいとのことで安心しました
次に「国民年金」の手続きです
こちらも同様に流れ作業なのですが、日本に収入がない場合は、年金納付額の減免制度が受けられます
あまり声を高らかにしていうのもあれですが、昨年度の収入に応じて納付額が○割負担で済むというものです
私は去年1年間、日本で収入がありませんでしたので、減免制度の条件に当てはまります
ただ1点注意が必要です
住民票を抜いている状態で日本に一時帰国等を行った場合は、「戸籍の附票」を提出する必要がありました
この「戸籍の附票」とは、これまでの住民票の移動履歴のようなものです
私の場合、住民票の転入用に提出したパスポートのスタンプから、去年一度帰国していることが判明したため、この書類を提出することを求められました(去年の一時帰国の際には、住民票はオーストラリアのままでした)
この証明ができないと、減免制度の審査を受けられないとのことです
「戸籍の附票」は市役所で発行してもらえます。ただ市役所の職員さんが慣れていないのもあり、私の場合は後日提出を求められたので、もし上の条件が当てはまるなら、職員さんに確認して聞いてみることをおすすめします
後日また市役所に赴くのも面倒だと思うので一回で済ませてしまいたいですよね
病院治療と医療費
今回の治療でかかった医療費は以下の通りです
医療費 | |
---|---|
血液&エコー検査(初診料込み) | 4,480円 |
大腸検査 | 11,240円 |
お薬代 | 760円 |
虫歯治療(レントゲン&初診料等込み) | 5,730円 |
歯石クリーニング(計2回) | 1,190円 |
PMTC | 5,720円 |
合計 | 29,120円 |
自分でもびっくりするくらい安くすみました
3割負担の凄まじさです。。。
(PMTCは保険外ですが。。)
大腸検査だけでも10万円くらい覚悟していたので、かなり助かりました。。
ちなみにオーストラリアで虫歯治療を行った時は、$200近くかかったのを覚えています。。
今回医療費だけをみると3万円以下に収まりましたが、これに飛行機代金や交通費や食費などを合わせると10万弱です
しかし、もし雇用形態が時給換算の場合、働かないと給料が入ってきません
そこの機会損失も考慮する必要があります
2週間弱働かなかった場合の給料の損失を考えることも大事だと思います
もし長期海外滞在用の保険に加入していれば、高い医療費を気にすることなく、とりあえずオーストラリアで検査を受けておこういう選択肢も出てきます
そうすれば、一応機会損失は防げますから
検査した上で、納得しなければ日本で治療という選択肢もあったと思います
私には、腹痛で4回病院をたらい回しにされた結果、異常なしと診断され、我慢できなくって日本の病院に行くと「腸炎」と診断された知人がいます
また、「盲腸炎」を見落とした病院の件も知っていたりと、この地域の医療サービスを信用していません
その上で無保険だった為、日本で検査の一択でした
これに関しては、住んでいる地域と個人の価値観によりますが、海外保険に加入していれば機会損失を防ぐ選択肢になるのは事実です
私自身は、海外旅行用の保険には加入していませんが、海外旅行保険がつく年会費無料のクレジットカードを持っています
ちなみにオーストラリアで盲腸になると治療に100万円近くはかかりますが、このカードは持っているだけで傷病が200万円までカバーされるので、圧倒的におすすめします
詳しくはこちらの記事をどうぞ
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終わりに
いかかでしょうか?
体の不調は、突然やってきます
せっかく海外にきても、体調不良で帰国したり海外生活の時間が取られてしまうのはもったいないことです
ワーキングホリデーや留学用の保険に入ることも選択肢として考えてはいかがでしょうか?
無料で資料請求ができますので、一考の価値は十分にあると思います
一時帰国で医療サービスを受けようと考えている方の参考になれば幸いです