「レストランクオリティのステーキを自宅で」というキャッチフレーズの低温調理器、Boniqを購入して実際に使ってみたのでその感想、メリットやデメリットを紹介します。
結論から言うと、
- 健康意識が高くアンチエイジングの食材に興味がある
- 作り置きに抵抗がない
- 真空コンテナ&袋を準備できる/持っている
に当てはまるのであれば全然ありだと思います。
こんんちは!シゲル(@shigemaropress)です。
家電、時短、旅行、英語学習、筋トレなどなど実体験をもとに忖度なしでレビュー記事を書いています。TOEIC965、IELTSは7.0取得し、英語を使う会社で働きつつ、副業で外国人を相手にビジネスをして外貨を稼いでいます。
巷には多くのメーカーさんがすでに低温調理器を販売されています。
そこで、この記事では、
- 低温調理器全般に言えるであろうメリット&デメリット
- 私が購入したBoniq Proという低温調理器のレビュー
と大きく2つに分けて紹介します。
低温調理器のメリット&デメリット
私が低温調理器を使ってメリットに感じる部分は
- 火を使わないから安心して放置飯ができる
- 楽して美味しく栄養価の高いご飯が作れる
- 老化促進因子のAGEが発生しにくい調理法
- キッチンの油汚れが発生しない
- 作り置きしておけば毎日の自炊作業から解放される
という点です。
デメリットに感じるのは
- レシピ次第では逆に手間
- 軽い食材は工夫が必要
- 真空パックしにくい食材もある
という点です。
それぞれ深掘りしていきます。
低温調理器のメリット1:火を使わないので安心して放置飯ができる
火を使わずに湯煎環境を作るので火事の心配がありません。
また、IHやガスと違い常に温度を一定に保つ機能なので、沸騰して吹きこぼれたりコンロ周りが汚れることもありません。
さらに調理袋の中でほぼ完結するのでコンロ周りの油汚れもないのが嬉しい。
さらに言うなら、調理中の煙も出ないし、匂いもでない。
換気扇周りの汚れや一人暮らしとかでリビングに衣類がある場合でも匂い移りを心配する必要がない。
低温調理器のメリット2:楽して美味しく栄養価の高いご飯が作れる
低温調理器を使うと火加減や調理時間が数字でしっかりと管理されます。
水温と調理時間がデジタルの数値でわかるので、「勘」や「感覚」に頼ることがないので、レシピ通りに作れば誰でも同じクオリティーに仕上がります。
火を入れすぎると旨み成分である肉汁が漏れてしまいパサパサしがちなお肉やお魚も、低音調理でしっとりと仕上がり、なおかつ旨みも栄養価も漏れ出さない状態で完成させることができます。
私のお気に入りのレシピが、しっとりフワフワに火が通った鯖と温泉卵を使ったミトコンボウルというレシピです。
塩昆布と鰹節、そしてすし酢をご飯に混ぜて、鯖と温泉卵、そして韓国海苔を散らすのですが手早く簡単にできてすごく美味しいので何回も作っています。
低温調理器のメリット3:老化促進因子のAGEが発生しにくい調理法
私が低温調理器を購入した理由の大きな部分を占めるのが、この『AGEが発生しにくい調理法』というのがあります。
AGEとは「Advanced Glycation End Products/終末糖化産物」の頭文字をとったもので、体内に増えれば増えるほど老化が進むと言われている物質です。
これはタンパク質が糖と結びつくことで、タンパク質が劣化した状態。
身体はタンパク質で構成されているので、AGEによって身体のタンパク質が劣化すれば、肌であれば「しみ」「しわ」「たるみ」などとなって現れますし、血管であれば動脈硬化、髪の毛であればコシやツヤのない状態になります。
30代後半になった自分にとって、できるだけ若々しい外見や体力を保っていたいので、そういった身体への投資という意味でも低温調理器を買いました。
AGEWは基本的に高温調理、つまり揚げ物や強火のグリルで調理すると高い数値になります。
パンケーキやステーキのカリカリと焼けた部分に多く含まれるのです。
- 生食(刺身など)
- 蒸し、茹で
- 煮込み
- 炒める
- 焼く(直火)
- 揚げ物
の順で調理後のAGE値が上がっていきます。
卵一つとっても、フライパンでカリカリ焼くよりも、ゆで卵の方が良いですし、ゆで卵よりも温泉卵の方がAGEが低いです。
温泉卵よりも生卵がAGEが低い。
このような関係になります。
だからと言って低温調理器を使わずに、中途半端な火加減で行うと食中毒の危険や、そもそも生焼けなど調理を失敗しやすくなります。
機械で温度も調理時間もしっかりと管理することで、安全かつ美味しくて老化防止に良い1品が出来上がります。
低温調理器のメリット4:キッチンの油汚れが発生しない
低温調理器は食材を真空パックに入れた状態で指定した温度で湯煎します。
その為、油汚れや調理時の匂いが発生しないのが気に入っています。
何も味付けせずに湯煎し、味付け用のタレなどは別のボールで作っておけば洗い物も少なく簡単に済みます。
低温調理器のメリット5:作り置きしておけば毎日の自炊作業から解放される
低音調理した後は、真空パックのまま冷凍しておくことで後日、再度湯煎解凍だけで食べられるようになります。
ちなみに私は先日購入した真空コンテナと組み合わせることで、日曜日に1週間分を一気に作ってしまいます。
真空コンテナを使えば調理したものが冷蔵庫でも全然傷まないので、週日に料理することがなくなりました。
仕事から帰ってきたら、コンテナから取り出すか、湯煎解凍するだけ。
以前は毎晩、食材を切って、調理して〜と色々していたので、食べ終わって食器を洗うときには21を過ぎてることもざらにありました。
今は、18時過ぎに帰宅し、19時過ぎには食器が洗い終わってます。
空いた時間はゆっくりと本を読んだりと、自由な時間が増えたのがありがたいです。
もちろん、その時間を自分の副業に費やしたりもします。
低温調理器のデメリット1:レシピ次第や慣れるまでは逆に手間
低音調理は下ごしらえがかなり重要です。
自分の場合、味付け用の調味料の調合割合など慣れるまではレシピを見ながら行っていたので逆に時間がかかるものもありました。
特に鶏ひきにくを使ったソーセージのレシピは、こねたり、ラップに巻いたりと大変だったので、「2度とやらない」と思います笑。
低温調理器のデメリット2:軽い食材は工夫が必要
野菜など水に浮いてしまうような食材の場合、重しなどをおいてしっかりと温水に使った状態にする必要があります。
放置状態でしっかりと火を通すためにも、途中で浮いてきて一部がお湯に触れていない状態になってしまうのは避ける必要があります。
茄子を調理しようとしたら、水に浮いてしまい苦戦しました。
野菜の場合は85度とらへんと高温なので、中の空気が膨張してしまいやすく、真空に近い状態であることがよりシビアに求められます。
これもデメリットだと考えています。
低温調理器のデメリット3:真空パックがしにくい食材の対応
鶏の胸肉やステーキなど、形がしっかりとあり重量のある食材であれば、水をはった鍋を使うことでわりと簡単に真空パック状態にすることができます。
鍋に水張ってジップロック入れたら簡単に空気抜ける
— シゲマロ通信 (@shigemaropress) February 7, 2023
これ知る前にツヴィリングの真空パック買っちゃったけど、逆にツヴィリングの真空パックの方が〇〇みたいな事があれば知りたい pic.twitter.com/ErIAT053Rt
低温調理器の場合、この真空をしっかり作れるかどうかはかなり重要です。
空気が入った状態だと、お湯の温度が食材にうまく伝わらず加熱ムラが生じます、
また、空気は温まると膨張するのでもともと空気が入っていると設定温度次第では中の空気が膨張し、袋が膨らんでしまいきちんと加熱ができません。
実際私はブロッコリーとアスパラをジップロック袋に入れたとき、上記の方法で真空状態にするのに四苦八苦しました。
何度も何度もやり直したりして正直イライラしてしまったのは事実です。
そこで思いついたのが、真空コンテナを買ったときについでに買った真空用の袋。
当たり前ですが、「もっと早く気づけよ・・・」と思うくらい簡単にしっかりと真空状態になります。
こんな感じで全然違う https://t.co/sB8kWM5rjO pic.twitter.com/2KPAhTVyJL
— シゲマロ通信 (@shigemaropress) February 21, 2023
この袋を買った当初は、「買う必要なかったかな」なんて思っていましたが今では重宝しています。
食材を袋に入れて専用ポンプを使うだけでサクッと簡単に真空できるのでかなりスムーズに調理できるようになりました。
ちなみにツヴィリングのLサイズの真空パックならお米も4kgくらいなら入りそうです。
↓は2kgから2合分引いた量のお米です。
これができるからツヴィリングの真空パック買わなくても良かったかもと思っていたが、低温調理器使うならあっても全然良いと思える
— シゲマロ通信 (@shigemaropress) February 19, 2023
Lサイズなら2kgのお米も余裕で入るし、空気に触れないから新鮮さが保てていいね#特別栽培米 https://t.co/D4Jx5JKXW7 pic.twitter.com/fhjnfOEz9M
もし、低温調理器をつかって野菜なども調理する予定なら、真空ポンプ系を用意することをかなりおすすめします。
真空がうまくできなくてイライラすることがなくなりますので笑
低温調理器 Boniq Proのレビュー
数ある低温調理器の中で私が購入したのはBoniq Proという商品です。
これを選んだ理由はもはや単純にデザインです笑
低温調理器の主な役割である水温の維持については、有名どころのメーカーであればどれも大差ないのかなと思います。
機器のパワー、パワーが高ければ水の量が多くても水温の維持が可能ですし、水の量が多ければ食品を投入した際の温度低下も少なくてすみます。
また、パワーが強ければ設定した温度までの到達も早いといったメリットがありますが、決定打になるほどのことでもないのかなと思います。
一人暮らしの私が使っているのは7リットルの専用容器。
別に専用容器でなくても一般的な鍋があればそれで十分です。
ここまでの説明だと正直機能だけ見れば、別にBoniq Proでなくても良いのかと思いますが、やっぱりスタイリッシュな作りだと、キッチンに立つのが楽しくなるなぁと思いす。
買ってみた後に思うのが、使っていない時の置き場に割と困るなと。。。
結構重量のありズシっとしてるのと、綺麗な円柱型だからこそ、横にするとコロコロ転がってしまいます。
かと言ってそのまま立てて置くの倒れてしまったら壊れるので不安。
ということで、専用のスタンドを購入しましたが、これがまたスタイリッシュでキッチンに置いといてもなんかゴチャつかないのが気に入ってます。
ちなみに自分の場合、7リットルだと1週間分の食材を作るのに数回に分ける必要があるので、12リットルのを購入しようか考え中です。
野菜だと浮いてしまうので、おもしを入れると水位が余計上がって、下手をするとお湯がコンテナから溢れてしまう場合もあります。(何回か経験済み。。。)
Boniqの専用コンテンナ7リットルは作り置きレシピには小さいかな。。
— シゲマロ通信 (@shigemaropress) February 21, 2023
ツヴィリングの真空袋Lサイズは2つに折りたたんで入れる必要がある
目一杯使うと収まりきらないから12リットルサイズ買おうかな pic.twitter.com/NWMj56Noyo
Boniqの使いやすさについて
私が購入したのはBoniq Pro2というタイプのものなのですが、設定は非常に簡単です。
例えば63度で46分に設定したい場合は、こんな感じで簡単にできます。
低温調理器のboniq pro
— シゲマロ通信 (@shigemaropress) February 25, 2023
回して押すだけの簡単操作 pic.twitter.com/O0NYh8AXj0
あとは水温が設定温度に達したらビープ音がなるので、真空パックしておいた食材を投入して放置するだけ。
非常に簡単です。。
低温調理器は買いか?
私個人は低音調理器を買って良かったと思いました。
それは私の
- 外食よりも自炊
- 放置で美味しいご飯が食べたい
- 作り置きで毎日の炊事から解放されたい
- 洗い物を少なくしたい
- キッチンを綺麗に保ちたい
- コンロ周りを汚したくない
- 台所煙モコモコさせたくない
- 部屋の中を料理の匂いでこもらせたくない
という価値観を満たしてくれるから。
ただ、低音調理器で野菜とかのレシピも作るなら、真空ポンプを使う袋は持っておいたほうが良いです。
実際に使ってみて思うのは、真空パックをスムーズにできないと割とイライラします。。
水を張った鍋に袋を入れて空気をだして〜という作業を何度も繰り返してると面倒になるので、ポンプで1発で綺麗にできればそのストレスと戦うことなくスムーズに調理に移れます。
ぜひ、参考にしてみてください。