これから筋トレを始めようと思っていて
「プッシュアップバー(腕立てバー)って必要かな?」
と悩んでいる場合は、この記事の内容を参考にしてみてください。
プッシュアップバーの購入を考えているということは、少なからず自重トレーニングに興味がある or やろうと思っているということかなと思います。
こんんちは!シゲル(@shigemaropress)です。ガリガリ、ぽっちゃりお腹を克服して、割れた腹筋を手に入れ、シンプルな服装(Tシャツ一枚)でもキマる体型、-5歳に見られる外見を目指してます。モットーはグルメと引き締まった身体の両立です。
自分的に筋トレは得意ではないのは自覚しているのですが、不得意だからこそ上手くいかないポイントを色々知ってこれたと思っています。
ちなみにですが、自重トレーニング3年目にして、ガリガリだった自分がここまで成長することができました。
結論から先に言うと、プッシュアップバーに関しては「筋トレ初心者があえて買う理由がみあたらない」と思っています。
私自身使っていませんし、これからも購入するつもりは全くありません。
この記事では、
- プッシュアップバーの必要性を感じない理由
- プッシュアップバーの役割への疑問
- プッシュアップバーよりもオススメの筋トレ器具
の3つを紹介します。
プッシュアップバーがいらないと思う理由
この記事は「これから筋トレを始めよう」と思っている筋トレ初心者の方に向けて私の経験と筋トレに対するスタンスをもとに書いています。
私はあまり物をあれこれ買って家に置いておきたくないのと、できれば筋トレ器具は必要最低限でありたいと思っています。
私自身もプッシュアップバーってどうなのかなと思ったので、その効果や意義を調べてみたのですが私的にはプッシュアップバーを買うなら、他のトレーニングにも使える
- 吊り輪
- ディップススタンド
の方が汎用性も高く有意義ではないかなと思いました。
プッシュアップバーの効果&役割への疑問
プッシュアップバーの効果としてあげられるのが
- 手首への負担軽減
- 可動域が増える
- より高い負荷をかけることができる
- 効率よく筋肥大できる
といったことをネット上でみたりします。
それぞれに対して私は次のような疑問をもってしまうのです。
手首への負担軽減
腕立て伏せで手首を痛めてしまう原因は
- 握力不足
- 手の置き方
- 柔軟性不足
によるものです。
腕立て伏せを行うときは、手のひらをただ単に床に置くというのではなく、指をしっかりと広げ床を握るように力を入れることで、手首にかかる負荷を指先に分散し逃すことができます。
手をなんとなく置いてしまうと、負荷となる体重が手首で留まり負担が大きくなります。
試しにおでこに軽い掌底と張り手をイメージしてみてください。
掌底の方が手首にもおでこにも局部的な衝撃を感じますよね?
手のひら全体で叩いた時と衝撃の感じ方がちがうと思いませんか?
私は、この手の置き方を意識し続けていますが、体の全体重を負荷にする逆立ち腕立て伏せをしても手首が痛くてできないということはありません。
逆立ちの頻度を週2からほぼ毎日にしたら、やりすぎ感は否めませんでしたが、対策となるトレーニングをした結果、今は問題ない状態になりました。
他にも、手首の柔軟性が不足している場合は、自分にとって過度に手首をそる形になってしまい痛めてしまうという場合もあります。
であれば、根本的な解決策となるのは、
- 握力の強化
- フォームの見直し
- 柔軟性を高めること
と私は考えています。
可動域が増える
可動域を増やすのであれば、上に紹介した「吊り輪」や「ディップススタンド」の方が他のトレーニングも使えて汎用性が高いです。
ほぼ腕立ての時にしか使わないものに数千円払う必要性を感じません。
それよりも、ゆっくりとコントールして下がり、床に軽く触れるくらいで一旦停止してゆっくり上がるだけでも十分に効果があります。
より高い負荷をかけることができる
両手よりも深く下げられるので、負荷が高くなるといのを聞きましたが、どうなんでしょう?
自重トレーニングにおいて負荷の調整は「レバレッジ」と「スピード」です。
レバレッジとは、「テコの原理」を意味し、これを筋トレに当てはめると
- レバレッジを上げる=少ない労力(力)で作業ができる
- レバレッジを下げる=作業するのにより多くの労力(力)が必要
ということ。
レバレッジを上げると少ない力で動かすことができる。
腕立て伏せであれば、
- 壁腕立て伏せ
- 斜め腕立て伏せ
という状態。
逆にレバレッジを下げるということは、
- 足の位置をあげる
- 片手で行う
- 足を開かずに閉じる
- 手を置く位置を体の中心(脇腹付近)にする
という方法があるのでそれで十分かなと思います。
効率よく筋肥大できる
これも疑問がでてくる主張です。
可動域が広がるので効率よく筋肥大ができるというらしいのですが、ちょっと視点がずれてるかなと思います。
腕立て伏せで筋肉を肥大させるのに大切なのは、プッシュアップバーによって得られる少しの増えた可動域よりも
- 筋トレの負荷の強度(intensity)
- 筋トレの量(volume)
- 代謝物質(乳酸)の発生(metabolic stress)
の方が貢献します。
こんな風に思わずにはいられないので、私自身はプッシュアップバーの必要性をまったく感じず「いらない」という結論に達しました。
資本主義のこの世の中。
本当に必要かどうかはおいておいて、消費者側が価値を感じたらそれが正義なのかなと思ったりもしてしまいます。
→【スペツナズ式?】資本主義と社会主義に見る筋トレ情報の信頼性
私はプッシュアップバーを買うくらいなら、他の筋トレ器具の方が後悔しないと思います。
プッシュアップバーよりもオススメの筋トレ器具
冒頭で紹介した記事と若干被りますが、プッシュアップバーを購入するよりも次に紹介する筋トレ器具2つの方が汎用性に優れていると私は考えます。
- ディップススタンド
- レジスタンスバンド
ディップススタンド
ディップススタンドとは、その名の通りディップスを想定して作られたミニ平行棒です。
プッシュアップバーのように使いたい場合は、足を椅子に置くなどして高さを合わせることができます。
高さがあるのでニーレイズも行えますし、パイクプッシュアップの可動域をがっつりと深めることもできます。
また、背中を鍛えるインバーテッドロウも可能です。
同じような形状でもディップススタンドの方が高さがある分、汎用性が高いです。
しかもディップススタンドの中には高さを調整できるタイプもあるので、高さを下げればほぼプッシュアップバーなので、こっちの方が良いかなと思います。
レジスタンスバンド
キャリステニクスをやるらなレジスタンスバンドは一つ持っていて絶対に損はしないアイテムです。
使い方次第で、負荷を高くすることも
低くすることも可能。
それでいてかさばらず、持ち運びも苦にならない。
そして、金額もお手頃なので私が1番におすすめする筋トレ器具です。
ぜひ参考にしてみてください。