ヨーロッパにビザなしで片道航空券を使って入国しました。
ただ、思っていた以上に航空会社のチェックが面倒かつ、説明にあたって消耗しました。。
その為、この記事は私自身の忘備録、そして同じように
- ビザなし
- 片道航空券
でシェンゲン協定国への入国を考えている方の参考になればと思い記事にします。
ただ、この方法でやれば必ず搭乗させてもらえるという保証はどこにもありませんので、あくまで個人の自己責任の上、行動されてください。
私が辿ったルートは
- 札幌→羽田(JAL)
- 羽田→ドーハ(カタール航空)
- ドーハ→ウィーン(カタール航空)
の流れになります。
詳細はこれから説明しますが、
- 千歳
- 羽田
- ドーハ
の3つの空港で搭乗券(ボーディングパス)の発券でひっかかり、体力&精神を消耗しました。
事前にネットで調べて、ウィーンから出る航空券を持っていたのにも関わらずです。。
この辺は
- 空港に行くタイミング
- 第三国へ行く航空会社のシステム
などが合間って私の体力を奪ったのですが参考になればと思います。
シェンゲン協定国にビザなし&片道航空券で入国する為にしたこと。
ビザなし&片道航空券で入国する為に必要な情報は前もってネットで調べていたんです。
だいたいの情報が「第三国へ行く航空券をもっていること」とあったので、私もそうしました
まぁ捨てチケットみたいなものですよね。
私の場合はオーストリアに入国するので、オーストリアから別の国へ行く証明が必要なのです。
そこで、前もって興味のあったポーランドのクラクフ行きのチケットを購入しました。
航空会社はRyan Airという格安航空会社で、チケットは3000円ほどでした。
まぁ、これで大丈夫でしょうと思っていたのですが、意外と手こずりまして。。
まぁ、でも実際この方法で入国できたことはできたのですが、もうちょっと突っ込んで解説してみようと思います。
特に私の例のように異なる航空会社だけれどもコードシェアで一気に購入した場合は把握しておいて損はないかなと思います。
航空会社がビザなし&片道航空券に厳しい理由
空港のチェックインカウンターで私の航空券をチェックすると
「帰りのチケットはお持ちですか?」
「どれくらい滞在される予定ですか?」
「別の国に行かれるチケットはお持ちですか?」
等々聞かれます。
この理由ですが、もし私が入国拒否を食らった場合、その責任として私を連れてきた航空会社が責任をもって私を送り返す必要があるからです。
つまり、オーストラリアへ着いたものの、入国を許されなかった際にカタール航空が私を乗せて日本まで戻す必要があるのです。
当然航空会社としては、そんな自体は避けたいわけです。
- ビザをもっていない
- オーストリアから出国する証明もない
ということは、オーストリア側からしてみれば不法滞在されかねない対象ということです。
そこで、「オーストリアからはこの日に出国しますよ〜」と証明の為にチケットをあらかじめ購入しておくことで、入国拒否のリスクを下げるのです。
では、なぜオーストリアから出国する航空券を購入したにも関わらず、手間がかかったのか?
それを説明して行きます。
ビザなし&片道航空券:新千歳空港のスタッフの反応
新千歳空港から羽田に向かう便は18時発でした。
ただ、前日から道東を知人と旅行していたのもあり、その知人の大阪行きの便が15時。
ということで、私は時間たっぷりで新千歳空港に到着したのです。
もとも私は空港でセカセカするのが好きではないので、余裕をもってゆったりするのが好だから問題なかったはずなのです。
本当はエポスカードのゴールドを使って
- 千歳
- 羽田
のラウンジでゆっくりしようと思ったのにできず悔しい思いをしました。。
→エポスカードからゴールドへ切替インビテーション(年会費無料)が来た
で、早速チェックインして、さっさとラウンジに行こうと思ったらうまく行きませんでした。。。
JALのスタッフさん曰く
「カタール航空のスタッフに確認したいのですが、向こうのオフィスが17時から開くので、それまで待っててもらえますか?」
とのこと。。。
つまり、2時間近く待つ羽目になってしまったのです。
私がもっていたチケットが同じ「シェンゲン協定国」のポーランドがネックだったようでした。
なので、
「シェンゲン協定国以外の国へ行く航空券であれば大丈夫ですか?」
と質問すると、
「おそらくそれなら大丈夫だと思いますが、カタール航空に確認が必要ですので・・」
と返されたので、もはや待つしかありません。
そうして、17時になり再度チェックインカウンターへ。
先ほど対応してくれた方とは違いました。
そのスタッフさんからも
- 「帰りの航空券がないこと」
- 「3ヶ月以内に出国する意思があること」
- 「第三国へ行く航空券をもっていること」
を伝えた結果、あっさりウィーンまでの搭乗券を発券してくれました。
特に何も問題なく発券されたので、カタール航空に確認が取れたんだろうな〜と思っていました。
しかし、機内に乗り込んでしばらくすると、一番最初に対応してくれたスタッフさんが
「すみません、搭乗券の発券はされたのですが、羽田についたら今一度カタール航空のチェックインカウンターに行き、第三国行きのチケットを提示してもらえますか?」
と、きました。。。
どうやら、発券したスタッフさんは新人さん?だったようであまりキチンと確認ができていなかった模様・・・
まぁ別に提示するだけなら問題ないと思い、快諾して新千歳を後にしました。
ビザなし&片道航空券:羽田空港でのスタッフの反応
予定通り19時ちょいに羽田に到着。
カタール航空の空港カウンターに行くように案内を受けていたので、向かったのですがなんとカウンターが開くのは21時・・・
またしてもラウンジが使えない状態で2時間近く待つ羽目に・・・
そしてカウンターがオープンし、状況を説明した結果
「クラクフ行きの航空券の13桁の番号を教えてもらえますか?」
とのこと。
しかし、ライアン航空から送られてきたメールには6桁の予約確認番号のみで13桁の数字はありません。
スタッフさん曰く
「全ての航空会社はチケット発券の際に13桁の番号を発行します」
「それがないと発券された証明ならないので・・・」
「航空会社に電話して確認してもらえますか?」
と案に搭乗拒否を匂わせてきました。。。
幸い日本時間の夜21時はヨーロッパでは昼間の時間帯でしたので電話が通じました。
ただ、カスタマーサポート曰く
「うちは13桁の番号なんてないよ」
「あなたの予約番号は6桁のやつで、それで予約の確認ができるよ」
と返してきます。
なので、その旨をカタール航空のスタッフさんに伝えると、一度かなりニッコリとしたスマイルを挟んで
「全ての航空会社はチケットの発券に祭して13桁の番号を発行します」
「それが発券したという証明になるのです」
と優しく返してきました。
もう先ほどのスマイルの裏には「何こいつ馬鹿げたこと言ってんだ」という気持ちが見え隠れしたのは秘密です。
であれば、もう直接カスタマーサポートの人に「ライアンエアーは13桁の番号はありません」と伝えてもらおうと思ったのです。
そして再度、ライアンエアーに電話して、カタール航空のスタッフにその旨を説明してもらった結果、
「確認がとれましたので、大丈夫です」
先ほどお預かりした搭乗券をお返ししますね。
と対応されました。
ちなみ、彼女が確認したのは私が先ほどから提示している6桁の予約番号とカスタマーサポートのスタッフの名前で13桁の番号はありませんでした。
何はともあれ、これで出国できる状態になったのです。
ビザなし&片道航空券:ハマド空港のスタッフの反応
日本をたちドーハに到着したのですが、予定時刻よりも1時間ほど遅れました。
私はドーハのトランジットツアーの1つ、サファリツアーに参加したくてあえてトランジットの時間を10時間設けていたのですが、到着時刻が遅れたので参加できなくなりました。
ドーハからウィーンへは1日2便飛んでいるようで、私は早い方の便に変更できないかトランジットデスクで聞いてみたのです。
新しく搭乗券を発券するので、また聞かれます。。。
「オーストリアから出国する航空券ある?」
と。。。
そこで再度ライアン航空のメールを提示して6桁の予約番号をみたスタッフは
「はい、おっけ〜」
と特に13桁の番号について求めてきませんでした。
あっさりと搭乗券を発券してくれたのです。
同じ航空会社のスタッフですが、羽田とドーハでは違いました。
これはもはや、「何をもってオーストリアから出国する証明」の解釈が空港のグランドスタッフに委ねられている状況かと思います。
なので説得力が一番高いのが13桁の発券番号、その次に予約確認番号になるのかと。
であれば、今後の対策は13桁の番号をプリントアウトしておく、もし無いようであればあらかじめ航空会社にメールで問い合わせておくなどの対応が必要だと感じます。
オーストリア到着後の入国審査
こんな感じで、出国の際に厳しい審査を受けたので、ウィーン到着後はどんな感じだったのかというと
- 何も問題なく
- 質問をされることなく
- 出国する証明を求められることなく
入国できました。
オーストリアにきた理由が大事なワークショップへの参加だったので、どうしても入国拒否は避けたかったのです。
ノマド生活&デスクワークで陥りがちな運動不足を解消しませんか?
ビザなし&片道航空券でヨーロッパを目指されているということは、ひょっとしてノマド的な生活をされているのかなと推測します。
もし仮に、
- ノマド的生活している
- 運動不足を解消したい
- 体型改善をしたい
と考えているのであれば、私が実践している筋トレが役にたつかもしれません。
私がオーストリアにきた目的のワークショップはその筋トレ関係なのです。
30年来抱えていた体型コンプレックスを解消してくれました。
ノマド的生活を送っているのであれば、私の経験がお役に立てるかもしれません。
興味ある方はこちらの記事も参考にされてみてください。