リスニングの勉強が無料でできるサイトを探していますか?
ネットでYouTubeや海外のラジオを使えば勉強できるけど、早すぎて聞き取れなかったり、難しい単語ばっかり出てきて何を言っているのかわからない。
そんな方にオススメのサイトを紹介します。
キチンと「スクリプト」もあるので何を言っているのか英文で確認できますし、何よりオーストラリアの語学学校によっては教材として使われているサイトです。
つまりお金を払って語学学校で紹介される教材なのに無料で使えるんです。
これからオーストラリアに語学留学やワーホリで行こうとされている方にはオーストラリア英語を予習できるいい機会ですし、そうでない方にとっても様々な国の訛りになれることは、自分のリスニング能力の幅を広げる上で大事なことだと思います。
IELTSなどの英語テストも様々な国の訛りを使っていますので。
この記事で紹介するのは、オーストラリアの教育テレビ”Behind The News“というテレビ番組のサイトです。
この番組で使われる英語は
- 早すぎず
- 発音がクリア
- 難解な単語は少ない
のが特徴です。
というのも、番組は子供向け(小学生〜中学生)であるため。
とはいえ、リスニング初心者には難しいので、中級者の方を対象とします。
これが8割がた聞き取れるようになったらTOEICのリスニングは簡単に感じます。
先日の記事でも述べましたが、英語が初級・中級レベル(目安としてTOEIC800点以下)の方は、違う教材をたくさん使うよりも、教材を絞って何回も聞く方法が効果的です。
そのため、初級レベルの教材を終え、次のステップを目指している方には無料で使えるこのサイトを参考にして見てください。
英語学習で大事なのは、いかに継続して行えるか?が重要だと思っています。
聞き流しなどの質の悪い学習方法を週に1回3時間よりも、キチっと効果のある勉強を毎日コツコツ30分やる方が効果があります。
だからこそ、教材を選ぶ際には「続けられやすい」ものを選ぶことが重要だと思っています。
私がこのサイトを使ったリスニング学習方法が「続けられやすい」と思うのは下記4つの要素が大きいです。
- 5分弱の動画
- 豊富なリスニング教材
- セリフが確認できる
- クイズが用意されているのもある
効率の良いリスニング学習教材 – 5分弱の動画
映画や海外ドラマを勉強にした場合、そのための時間を「確保」しなければならないです。
映画であれば1時間〜2時間、ドラマでも1時間です。
「よーし、今日はやるぞ」って心意気は素晴らしいと思いますが、毎日繰り返すとなると正直シンドイと思いやすくなると思うのです。
Behind the News であれば、動画は5分程度のものが多いので「習慣化」しやすいです。
スマホ等を使えば、通勤時間やお昼休憩の合間など、にサクッと復習ができます。
習慣化できれば、こっちのもの。
脳は一旦習慣化したものは、行わないと不安になる仕組みになっています。
効率の良いリスニング学習教材 – セリフが確認できる
リスニング学習を効果的に、効率よく行うためにはスクリプト(台本)が必要です。
特に英語学習を始めたばかりの方や、中級者くらいまでは絶対に台本があるものを教材に選ぶことが、学習効率を格段にあげます。
3・4回聞いて、聞き取れないものは、聴き続けても聞き取れるようにはなりません。
そのため、3・4回聞いて聞き取れなかった場合は、スクリプトで英文を確認し、英語の音と英文をマッチさせるのです。
「こういう音なんだ〜」という確認です。
その点、このサイトはキチンとスクリプを用意してくれていますので、英文の確認が可能です。
効率の良いリスニング学習教材 – 豊富な音声録
子供向けのニュース番組なので、話題は多岐に渡ります。
その上2005年からある番組なので12年分の動画があります!しかもスクリプト付きで!
実際ページ下の動画でも紹介しますが、本当に量がたくさんあります。
効率の良いリスニング学習教材 – クイズで理解の確認ができる
このサイトはニュース動画を提供しているだけでなく、動画によっては把握したかどうかが確認できるクイズも用意されています。
これ、まさに英語のリスニングの理解力テストと同じだと思いませんか?
これが無料で手に入るのですから、ぜひ挑戦してみてください。
効率の良いリスニング学習教材 – 実際の使い方
では、実際に私だったらどのようにこのサイトを活用するか紹介します。
まずは、リスニング力を構成する3つの要素確認です。
リスニング力は
- 聞いた音(単語&英文)を識別できる能力
- 聞いた音(単語&英文)の意味を理解できる能力
- 意味を理解した単語&英文から大まかな流れを掴む能力
です。
まずは1・2回、流して聞いてみます。
そしてどれくらいの単語・英文を識別できているのか確認します。
これはディクテーションやシャドーイングで確認が可能です。
次に「聞き取れた音」と「聞き取れなかった音」をスクリプトを見て確認します。
自分が「聞き取れなかった音」がこれでわかるので、単語の音をまずは認識できるようになるまで聞きます。
(このサイトで提唱している何回も聞くがこれにあたります)
英文がわかっている状態で聞くのとわかっていない状態で聞くのでは雲泥の差がでます。
「音」が認識できるようになったら、次は「意味」です。
スクリプトの英文を読解します。
今度は英文の意味がわかった状態で何回も聞くのです。
音だけではなく、意味もわかった状態で聞き続けることで、
「音」→「文字」→「意味」の流れのうち
「文字」→「意味」の処理が早くなっていき
最後には
「音」→「意味」に徐々に変わっていきます
この流れがスムーズにできるようになるまで、同じ内容を聞き続けるのが英語初級・中級者にとって効果的にリスニング力がつく方法になります。
これができない状態で、次から次へと教材を変えてしまうと、最初から「音」→「文字」→「意味」に戻ってしまうので、なかなか効果が現れにくくなってしまうのです。
ぜひ参考にしてみてください。