語学留学とワーホリはどっちが得?両者の違いメリット&デメリット

海外で生活してみたいと思った時に思い浮かぶのが語学留学とワーホリという制度。

  • この2つの違いがよくわからない
  • 自分にとってどっちが合ってるのかわからない

という方に向けて、両者の違いやメリット・デメリットを紹介しつつ、私の経験談を元にどのように活用するのがオススメなのか紹介します。

結論から先にお伝えすると、いきなり語学留学で行くのは「もったいない」という事。

私は高校卒業と同時にオーストラリアの語学学校→大学→ワーホリ→ブリッジング→永住権失敗という流れで合計で10年近くオーストラリアに住んでいました。

そんな私のオススメはワーホリで渡航し、必要と感じれば語学学校に入る順番。

さらに言うなら、先にリゾートバイトで英語環境に身を投じた状態でお金を稼いだ後、ワーホリに行き、必要と感じれば語学学校に入る順番になります。

その理由を深掘りして説明して行きます。

目次

語学留学とワーホリの違い

日本人が他国に入国する場合、その国に対して入国の目的を伝える必要があります。

その役割を持つのが「ビザ」で、

  • 観光ビザ
  • 学生ビザ
  • ワーホリビザ
  • 就労ビザ
  • 永住ビザ

と言うような種類に大きく分ける事ができ、持っているビザの種類に応じて滞在期間や行動に条件・制限がつきます。

語学留学とワーホリの違いはこの「目的」になります。

語学留学の目的は、「語学学校で英語を学ぶ事」。

ワーキングホリデーの目的は「働きながらの休暇」。

そもそも、外国人である私たちが他国に入国できるのは、その国にとってメリットがあるからです。

これを前提としてビザの種類を捉えると、それぞれのメリット&デメリットが見えてきます

語学留学のメリット

語学留学のメリットは取得時期に年齢制限がありません。

つまり、申請すればよほどのことがない限り断られることがないです。

なぜなら、

  • 語学学校に通う
  • 比較的長い時間住む

と言うことは、その国にお金を落とすことになるので、政府としても制限する理由がないのです。

さらに、専門学校や大学と違い入学資格も特にないので、お金さえ払えばいつでも渡航することが可能です。

また滞在期間も語学学校に通う期間に合わせて柔軟に指定することができます。

語学学校に通って勉強することのメリット自体は、あなたの現時点での英語力と目指す英語力によって変わってきます。

ここに関しては記事下で紹介する別記事で解説しています。

語学留学のデメリット

語学留学のデメリットは、行動の制限にあります。

滞在目的が「語学学校に通うこと」なので、国によってはアルバイトを禁止していたり、可能な場合でも働ける時間数に制限があります。

となると基本的に貯金を切り崩して生活していくことになるので、「現地で生活費を稼ぎながら勉強」という環境は難しくなります。

また、学生ビザを申請するには、事前に語学学校へお金を支払い入学証明書を手に入れる必要があります。

つまり、下見をする前に学校を決める事となるので、いざ到着してみると

  • ちょっとなんか違うかも。。。
  • 雰囲気が合わない
  • 違う都市の方がよかったかも。。

と感じたとしても、後からの変更が難しいのです。

さらに、語学学校にきちんと通う事が大前提。

きちんとした学校であれば、出席率を把握しており一定の値を下回ると警告し、改善が見られないと移民局へ連絡し学生ビザのキャンセルをされる可能性もあります。

ただ、ビザ取り学校と言われる類の語学学校も存在しており、下見をせずにそうした学校に入学してしまうと、クラスメートや教師との英語学習に対する意気込みに温度差を感じる事になる可能性もあります。

オーストラリアに限って言えば、政府は最近そうした学校に対する取り締まりを強化しつつあるので、改善されていくのかもしれません。

以前は特に問題なかった学生ビザの延長も最近は難しくなってきています。

これは学生ビザを何回も延長する人が増えはじめ、政府が

「学校で学ぶ事よりも、バイトの方ばっかりしてるんじゃないの?」

と疑問を持つようになり、学生ビザの延長が却下され帰国する人たちが現れ始めています。

また、現時点で英語のリスニングが全くできないと言う場合で語学学校へ言っても

「何がどうなってるのかわからない」

という状態になり、お金を無駄にしかねませんし、ホームシックにかかる可能性すらあります。

ワーホリのメリット

ワーホリのメリットは、学生ビザと違い行動の制限がゆるい事。

「働きながらの休暇」と言う事なので、アルバイトに時間制限がありません。

だから学生ビザに比べて稼ぎやすいですし、語学学校の都市にしばられることなく、行きたい場所に行くことができます。

ちょっと数週間住んで見て、「なんか違うかも・・」と感じればサクッと移動することができますし、語学学校に通いたければ期間限定で通うこともできます。

つまり、現地にすでにいるので語学学校の下見が可能。

また、基本的にワーホリには年齢制限があり1年ほどの滞在で、取得は一生に一回しかできません。

オーストラリアに限って言えば、指定されたエリアで指定された職種の仕事を数ヶ月程度働けば、2回目・3回目とワーホリ期間を延長することができます。

これは、オーストラリア政府が過疎地エリアでワーホリに働いてもらうことで人手不足を補う為の政策として実施されています。

人手不足を補いたいオーストラリア政府と、もうちょっとオーストラリアに滞在したいワーホリの利害が一致している制度。

ワーホリのデメリット

ワーホリのデメリットは、先にあげた年齢制限もありますが、その他に

  • 場合によっては仕事を取りにくい
  • 税率が高い
  • 貯めた年金の引き出しにかかる税率がえぐい

と言うことがあげられます。

「ワーホリは稼ぎやすい」は嘘?

労働時間に制限のないワーホリは、「稼ぎやすい」と言われますがそれは雇用先の状況によるので一概に言えません。

雇用主の視点からみると、ワーホリの自由さは言い換えるのなら「いきなり都市移動で辞められる可能性がある」というリスクと考えられます。

オーストラリアに限って言えば、一つのバイト先で働ける期間は限られているのもあり、「長く働いてくれる人」を優先したい場合、学生ビザを持っている人の方が雇う側からしたら魅力的に見えます。

また、会社側からしても「がっつり働きたいんです!」という人は必ずしも歓迎されません。

なぜなら、その人ばっかりシフトを入れることはリスクだからです。

その人がいきなり抜けてしまうと、そのカバーが大変になるので雇う側からするとリスク分散の為にスタッフの数に余裕を持って会社を回したいのです。

なので、私の場合は「めっちゃ働きたいです!」という人は、採用していませんでした。

勤務時間数の足りなさに不満を持たれて辞めらえる可能性があると判断するからです。

もちろん、会社によってその辺のスタンスは変わるので一概には言えませんが、こうした側面もあり「ワーホリは稼ぎやすい」を鵜呑みにしない方が良いと思います。

その点学生ビザの人は

  • 滞在期間が安定
  • 週の時間も安定

という要素で言い方は悪いですが「使いやすい」というのが雇う側からすると魅力的に映ります。

次の2つの要素はオーストラリアのワーホリに関する制度になります。

税率が高い

語学留学生として学生ビザで働いた場合、18,200ドルまでは税金がかかりません。

オーストラリア 学生ビザ 税率

それに対してワーホリビザは1ドルでも稼げば、37,000ドルまでに対して15%の税金がかかります。

オーストラリア ワーホリ 税率

貯めた年金の引き出しにかかる税率がえぐい

オーストラリアでは個人の年金負担は企業が支払います。

給料から天引きと言うことではなく、給料に上乗せして年金団体に支払うのですが、ここにかかる税率がえぐいのです。

というのも、ワーホリの場合は帰国するのが前提なので、ビザが切れると同時にこの貯まった年金を引き出すことが可能。

その引き出す時にかかる税率が65%。。。

仮に1000ドル貯まっていたら650ドルが持って行かれます。。。

ちなみに、この税率は一度でもワーホリビザでお金を稼ぐと適用されるので、学生→ワーホリという場合でも適用されます。

私は「おのれ〜、この恨み晴らで〜」と思いながらも、抵抗するすべなくオーストラリアの税金を引き出しました。。

語学留学とワーホリの違いまとめ

以前は「ワーホリで出稼ぎ〜」みたいな風に言われていましたが、今は外国人労働者と国内労働者で制度が違うのでかなり難しくなってきてるなと言う印象です。

学生ビザで語学留学とワーホリビザの違いを表にまとめて見ました。

ワーホリ語学留学
年齢制限ありなし
移動の自由高い低い
労働時間の制限なしあり
雇用主側から見た魅力繁忙期にありがたい安定して労働力を提供してくれる
英語習得環境環境を変えやすい環境を変えにくい
ビザの延長不可(国によって条件付きで可)可能

私の結論としては、海外生活をして見たいと言うのであれば語学留学よりもワーホリがお勧めになります。

で、海外生活を延長したいな〜と思った時に学生ビザに切り替えるという選択がありかなと思います。

語学を磨きたいというのであれば正直英語環境のリゾバでバイトをした方がメリットが高いというのが私の見解。

なぜなら、日本人が日本で働くので、外国にいる時のような制限・制約がありません。

そもそも、語学留学ということで期間限定を前提にしているとなると、

  • 学校で
  • 先生から
  • 英語で

学びたい!という気持ちがない限りあまりメリットがないと私は考えています。

同じ期間限定で英語環境に行くなら、外国人の制限がなく、それでいてお金が稼ぎやすい環境の方が良いと思ってしまします。

語学学校で学ぶ内容って「英語」なので、多少の違い(授業スタイル・学ぶ表現)はあれど学ぶ内容は基本的にどこでも同じです。

それが英語で進められるのか、日本語で進められるのか?

英語のリスニングが聞き取れない場合、授業内容が理解できないので、お金が無駄になりやすい環境となります。

「行けばなんとなかる」

「行けば理解できるようになる」

という考えはおすすめしません。

環境は頼るものではなく、自分から利用・活用するものです。

語学学校に通うということは、知り合う人達の英語レベルは「英語学習をしている人のレベル」となります。

対して、英語環境のリゾバで知り合う人達の英語力は

  • ネイティブ
  • 仕事で使えるレベル

も十分にありえます。

ニセコ リゾートバイト 求人 英語環境

そして、日本に住んでいるので、外国に比べて日本人と知り合いたいと思っている人と出会いやすいです。

日本人としてのホームグラウンドのメリットが活かせる環境。

これが外国の場合は、なかなかに難しいですし、関わる人みんなが「間違えた英語に寛容」という訳でもありません。

↑↑ここ、英語学習で結構重要です!

そうした環境で人として一皮向けて「タフ」になれるというメリットもありますが、英語習得に関して言えばどうなんでしょう?というのが私の考え。

リゾバという英語環境で先に働きお金を貯めた方が

「やっぱり海外で生活してみたい」

「語学学校で英語を学びたい」

と思った時の資金が作られている状態ですので動きやすいです。

渡航資金はリゾバがオススメ

以上の理由から、私は

英語環境のリゾバ→ワーホリ→語学留学

という順番をお勧めしています。

リゾバで日本というホームグラウンドを活用しながら英語環境に浸りついでにお金も貯める。

稼いだお金を元に、海外生活を始める際の資金にする。

海外生活を延長したい場合は、現地で語学学校を下見した上で、学生ビザに切り替えて滞在を伸ばす。

という方法が、

「こんなはずじゃなかった・・・」

という状況を一番避けやすいと私は考えます。

また、リゾートバイトの中には、リピーターに対して時給をあげる優遇措置もあります。

ワーホリ出発前にこうした場所で働いておけば、帰国後に他の国へワーホリに行きたいと思った時に利用することで効率よく貯めることができます。

リゾバで働くにはいろんな業者がありますが、私がお勧めするのはリゾートバイト.COMという業者です。

こちらは全国各地に多くの案件を持っているのに加えて「業界No1の高時給」を自負しています。

それに加えて

  • 寮費無料
  • 食事付き
  • 個室あり
  • wifi完備
  • 交通費支給
  • 温泉入り放題
  • リフト券貸与

といった高待遇な案件も多いですし、登録から面接までネットで完結するので面接の為にオフィスまで行く必要もありません。

求人も、「外国人のお客様が多い」というように条件していで検索できますので、自分の希望する案件を見つけやすいです。

これは私自身の失敗をして思うのが、高待遇な案件程早く埋まります。

私の場合は後回しにした結果、求人がなくなり自分で直接複数の企業にメールする羽目に、

  • 面接地までの往復交通費
  • リフト券なし
  • 温泉券なし
  • 滞在給料から天引き
  • しかも10人部屋
  • 食事は自分

となり「あれっ・・なんか収支がトントンなんですが・・」となった経験があります。。

登録・面接自体は無料なのでリスク無しで試せます。

逆にしない方が私のようになってしまうリスクがあるので、私の二の舞を避けたければぜひ試して見てください。

リゾートバイト.COM

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