英語を習得するうえで、 語彙力(ボキャブラリー)を増やす 事はとても大切です。
でも、結構多くの人が単語量を増やす為の勉強方法で勘違いしている事実が1つあるんです。
もしかして、あなたもこう思っていませんか?
「できるだけ、新しい(知らない)単語がたくさん載っている単語本にしよう」!
↑↑実はこれ、あんまり効果的でも効率的とも言えないんです。。。。
え〜、でも知ってる単語ばかりだと勿体無いよ
と思いますよね?
だから、これから単語量を増やす為の勉強を頑張るぞー!って思っていたら、ちょっとこの記事を一読してみてください。
英単語を覚える上で大切なポイントを抑えながら、上記の理由を紹介します。
英単語学習のポイント
これまで3つの記事に渡って、英単語学習に関するポイントを紹介してきました。
単語を覚える際のポイント
単語を覚えるときは「7段階の習得度」を意識すること。
- 見たら文脈からなんとなくわかる
- 見た瞬間にパッとわかる
- 見た瞬間にパッとわかる・聞いた瞬間に文脈からわかる
- 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる
- 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる+書ける
- 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる+正しい文脈の中で書ける
- 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる+正しい文脈の中で書ける+発音できる
そして単語を個々に覚えるのではなく、例文の中で覚える事、そして必ず発音をチェックすることが大切です。
・重要なポイント1:コロケーションを意識する
・重要なポイント2:発音とリンキング
覚えた単語を忘れない為のポイント
記憶の定着のメカニズムでは、「人との出会い」も「単語との出会い」も同じである事。
出会い | 単語 | 人 |
---|---|---|
1回目 | へぇ〜初めて見た | はじめまして |
2回目 | あれ、見たことあるような | どこかでお会いしましたっけ? |
3回目 | あ〜なんて意味だったっけ | あそこで会ったような・・ |
4回目 | あん時に見たな | あ〜あの時の! |
5回目 | こういう意味だな | どうも〇〇さん |
6回目 | こういう使い方もするんだ | 〇〇さんってそういう人なんだ |
7回目 | ヘェ〜こんな使い方もあるんだ | 〇〇さんってそういう一面もあるんだ |
そして忘れないためには、回数を重ねること、出会うごとに違うシチュエーションが効果的な方法です
・忘れない為のポイント1:回数を重ねた出会い
・忘れない為のポイント2:印象に残る出会い
単語は脳内のイメージを伝える手段
英語を排除することが、英語脳の習得に直接結びつくわけではないんです。。
・「単語の意味を知る」=「単語のイメージを掴む」
そして、単語を覚える際は、難しい単語や長い英文にチャレンジするよりも、
易しくて、短い英文を日本語のイメージを借りながらの「積み重ね」が、
遠回りに思えて英語上達への近道である事をお伝えしました。
知らない単語ばかりの参考書は逆効果
以上を踏まえた上で、知らない単語ばかりの単語本や参考書を使うとどうなるでしょうか?
まず、忘れない為のポイント1である「回数を重ねた出会い」からそれてしまいます。
同じ参考書を繰り返し使うこともできますが、ポイント2の「印象に残る出会い」が起きません。
なぜなら、違うシチュエーションで複数回出会うことが印象に残る出会いのきっかけになり、また単語の理解度を深めて様々な使い方があることに気がつくことができます
例えば”Service”と言う単語、日本語にもありますが「サービス」で解釈できますよね?
こんな英文に出会ったらどうでしょう?
My car is getting serviced at the moment
今、俺の車点検してもらっているんだ
“Service”という単語の新しい使い方・意味を学んで理解度を深めることができます。
例をもう1点「練乳」は”condensed milk”と言いますが、この例でcondeseは「濃縮する・させる」の意味として学んだとします。
後日、こんな英文を読んだとします。
I have some fairly severe problems with the cold water pipe condensation under my sink dripping water all over the place
シンク下のパイプの結露で、いたる所に水が滴り落ちてしまってちょっと困っているんです。。。
「濃縮される」と「気体が液体に凝結される」ってイメージとして似てませんか?
このような出会いを繰り返して行くと、単に日本語訳の「濃縮する・結露」だけではなくて、”condense”(名詞系condensation)のもつイメージが定着していきやすくなります。
そして”Condense”のもつイメージが脳に定着すると、今度はCondenseのイメージを日本語にするときに状況に応じて「濃縮」や「結露」と言う言葉が当てはまると感じるようになってきます。
知らない単語ばかりの単語本や参考書を次から次へと使うとどうなるでしょう?
「初めて出会って終わり」というプロセスになり、記憶の定着に効果的でないですし、仮に定着したとしても理解度を深めるチャンスを逃してしまいます。
また、知らない単語ばかりと言うことは、自分にとってレベルの高い例文が使われることが多いです。
そうなると文法が複雑なものや、難解な単語が使われるので、例文の8割の単語がわからないなんてことになることが多いです。
すると、1つの単語の意味・イメージを掴むはずが、文法構造の意味を調べ、例文中の単語の意味を調べ・・・なんてことになり一気にやる事が多くなってしまいます。。。
こうなってしまったら「楽しい」よりも「大変」と感じてしまいますよね?
「達成感」ってすごく大事だと思うんです。
でも知らない単語ばかりだと、いきなりレベルが高い教材になってしまい、達成感よりも絶望感・挫折感で、挫けてしまっては本末転倒だと思いませんか?
英語は継続がすごく大事な分野です。
だから「大変」よりも「楽しい」の方が続きませんか?
英単語の新しい使い方を発見した時の「そんな使い方もあるんだ!」は結構楽しいですよ。
だから、おすすめなのは、レベルの高すぎるのにチャレンジするのではなく、自分のレベルにとって簡単なもので1歩1歩ステップアップする方が楽しいですし、長続きすると思うんです。
どのレベルの教材を使うべきか?
英単語本を使った例をあげるなら、6割くらいは知っている教材を使うべきです。
通信講座や市販の参考書等であれば、大抵目安のレベルが書いているので、1・2段階下げてみてください。
と言うのも、そういった参考書は、そのレベルの人が頑張れば理解できるように作られています。
単語を覚える際のポイント1に「コロケーション」があります。
つまり、英単語が使われる「背景」「組み合わされる前置詞」を理解しながら余裕を持って勉強する事ができます。
例文の9割が新しいと、気付く事・覚えることが多すぎて、それこそ覚えきれないと思いませんか?
逆に例文の1割が新しい発見だと、余裕を持って覚えることができます。
仕事でも同じですよね?
新しい職場になると覚えることが多すぎて最初は大変ですが、同じことの繰り返しをしていると覚えてきますし、その中で新しい発見があれば、そこまで苦労せずに覚えられると思うんです。
英単語も同じように、少しづつ単語の理解度を深めながらステップアップしていく方が楽しいですし、テストや受験だけで終わらない使える英語としてはより効果的です。
次の記事では、これら単語を覚える上で、大切なポイントを抑えたおすすめの通信講座についてお伝えします。