忘れない覚え方 を駆使した英単語の学習教材 No1のボキャビルマラソン

忘れない覚え方

これまで4記事に渡り英単語の効果的な 忘れない覚え方 についてお話してきました

  1. 英単語を覚える際は「習得度」を意識すること
    英単語が覚えられない ? 英単語アプリや単語帳をおすすめしない理由
  2. 記憶定着のメカニズムは「人との出会い」も「単語との出会い」も同じ
    英単語の忘れない覚え方 と会話で使えるよう為のコツ
  3. 英英辞書で一石二鳥は狙わない方が良い理由
    英英辞書は必要 ?初心者にはおすすめしない理由
  4. 知らない単語ばかりの教材の落とし穴
    語彙力(ボキャブラリー)を増やす 為におすすめの方法&教材の選び方

英単語(ボキャブラリー)の勉強に今まで、DUOのような単語本を使った学習方法をしてきていませんか?

こんなやつ↓↓
単語本DUO

もし、こういった単語本で勉強していて、なおかつ英単語が覚えられない・・・・または使いこなせるようにならないと悩んでいるなら、ぜひ上記記事を1番から読んでみてください。

  • 英単語をすぐ忘れてしまう
  • 覚えても使いどころがわからない

といった、英単語学習でよくある悩みの原因について説明しています

今回の記事では、上記の英単語学習において大切なポイントをおさらいした上で、そのポイントをキチンと抑えた教材「ボキャルビルマラソン」について紹介します

目次

なぜボキャビルマラソンなのか?

ボキャビルマラソン って言葉聞いたことありますか?

もしなかったとしても、英語学習教材を提供している老舗中の老舗「アルク」は、英語を勉強している方なら誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?あのパックマンみたいなロゴのやつです 汗

この ボキャビルマラソン シリーズはそんなアルクが提供しており、英単語学習に向けてかなり作り込まれた教材です

英語を勉強するときに、「学習方法の目的をしっかり認識する事」はとても大切です

つまり「なぜこの方法・やり方なのか?」をしっかり意識するかしないかで、学習効果に雲泥の差が出ます

  • なぜ単語単体ではなく会話文(ダイアログ)を使うのか?
  • 同じ単語に違う状況で複数回出会う仕組みだとどうなるのか?
  • 日本語を完全に排除しない理由は?

などなど。。

野球の素振りも同じだと思いませんか?

素振りの目的が、「自分の思い通りにバットをコントロールできるようになる事」であれば

  • 力の入れ具合
  • 速さのコントロール
  • 振った際のバットの角度や位置
  • ストライクゾーンの認識

を意識しながら素振り練習をしますよね?

なので、こういった目的をわかって練習をする人と、闇雲にバットを振る人では、前者の方が圧倒的にその練習の効果を享受できると思いませんか?

だから英語を勉強するときも、ぜひ学習の目的を認識してみてください

コロケーションをきっちりカバー

英単語を学ぶ際に大切なのが「習得度」です

習得度には7段階があることはお伝えしました

  1. 見たら文脈からなんとなくわかる
  2. 見た瞬間にパッとわかる
  3. 見た瞬間にパッとわかる・聞いた瞬間に文脈からわかる
  4. 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる
  5. 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる+書ける
  6. 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる+正しい文脈の中で書ける
  7. 見た瞬間・聞いた瞬間にパッとわかる+正しい文脈の中で書ける+発音できる

コロケーションとは、上の「正しい文脈の中で書ける」にあたります

通常の単語本(CD付き)で単語単体で勉強した場合は最高でも5番目がゴールになってしまいがちなのに対し、ボキャビルマラソンはその教材の特徴上7番目が必然的にゴールになります

ただ単に単語の意味とスペルを見て書いて終わりではなく、単語がどういった状況どのような使われ方をするのかセットで学ぶことができます
↑コロケーションがカバーされています

つまり単語の意味だけでなく、使い方(熟語や言い回し)、そして音声もあるのでリンキング(前後にくる単語による発音の変化)にまで対応しています

もしあなたが

 

『それなら別に映画や海外ドラマでもできるんじゃない?』

 

と思うかもしれません

確かに間違いではありませんが、それらは使われる英語のレベルが高いがゆえの落とし穴があります

なので、大切なのは自分のレベルに合わせて教材を使うことです

このボキャビルマラソンシリーズは、レベル別に2つのコースが用意されています

注:ボキャビルマラソンMustは販売が終了していますので、代替コースはキクタンになります。

キクタン

忘れない工夫が施されている

2つ目の記事で紹介しましたが、記憶の定着は次の二つの要素が鍵となっています

  • 何回も出会う
  • 印象に残る出来事

ボキャビルマラソンのすごいところは、同じ単語に違う状況で複数回出会うように作られています

パワーアップコースの場合は最大で7回も違う状況で出会うように工夫されているのです・・

こういった「忘れないための工夫」が盛り込まれているので、11週間後に93%も覚えていたというデータがあるくらい強烈なやり方です

作る側は相当頭をひねらないといけませんが、学習する側はその効果を実感できること間違いありません

日本語を有効活用

英語を学ぶ際に、日本語を無理にでも排除しようとしていませんか?

日本語は英単語のイメージを掴む為に有効活用すべきである理由は、英語脳と英英辞書の記事でお伝えしました

このボキャビルマラソンシリーズは、英文の意味が日本語でも書かれていますので、「意味のわからない英文を聞き流す」ということに陥ることはありません

英語聞き流しの一番の敵が、「聞いただけで勉強した気になってしまう事」だと思います

つまり、せっかく勉強に費やした時間が、なんの身にもならずに終わってしまうのです

だから、日本語という補助具を使いきちんと意味を理解したうえで聞くことが大切ですし、ボキャビルマラソンはその部分もきちんとカバーしてくれています

適度な長さで何回も聞ける

市販のCD付き単語本の場合、勉強自体がものすごく単調なものになってしまうと思うのです

これは私の経験ですが。。。

単語単体の発音とその例文を繰り返し聞くのってかなり単調すぎたんです。。

その結果、聞いているつもりでも意識が別のことにいくなんてことよくありました。。。

逆に海外ドラマや映画の場合は、尺が長すぎて、集中力が持たないでいのはないでしょうか?

その結果、流れてくる音声よりも映像にを追っかけて終わりなんてことを経験した事ある人もいるのではないでしょうか。。。

ボキャビルマラソンシリーズの場合、音声の長さがちょうどいいと思うのです

そして内容がストーリ仕立てと飽きにくい工夫がされているのも特徴です

また、この教材は「読んで」「書いて」「聞いて」「発音して」覚えられるように作られています

CDを聴きながらテキストを解く

というのがこのシリーズのスタンスです

でもですね、一旦テキストを解いてしまえば、あとは音声だけで復習が完結するんです

つまり通勤時間や家事をしながら復習をすることだって可能なんです

英語を勉強し始めの頃は、「教材を絞って何回も使う」・「教材の内容を飽きるまで使う」ことが、大切だとこのブログで何度もお伝えしてきています

だから、終わった月の音声をそのままにするのではなく、何度も繰り返し聞くこと
↑↑これ本当に重要です

こうやって意識的に何度も聞いた事自体が記憶に残りますよ本当に

それがしやすいのがこの教材シリーズの特徴なのです

ボキャビルマラソンの学習範囲

ボキャビルマラソンには2つのコースがあり、網羅する英単語はどちらも3000語くらいです

ただ扱う単語のジャンルはコースによって異なります

初心者レベルのボキャビル(R)マラソンMUSTの場合は以下二つのカテゴリです

  • Must語:ネイティブスピーカーとの会話で必要な最重要単語
    →1000語
  • PLUS語:日常会話で不可欠なその他の単語
    →2000語

日常生活を送る上で必要な単語の合計3000語程が網羅されています

中・上級以上のボキャビル(R)マラソン・パワーアップコースの場合は以下二つのカテゴリです

  • Power chant:英字新聞・雑誌の読解に不可欠な重要単語
    →1920語
  • Daily Words:ビジネスシーンや洗練された会話に必要な単語
    →1200語

この3120語は主要英字新聞の頻出語彙の95%をカバー

この「◯◯語数をカバー」と数だけ見ると、市販の単語本と変わらないと思いますが、自然な会話文の中で使われています

ただの例文と違うのは、きちんと会話のキャッチボールがイメージできるという事

それはつまり、「読んで」「聞いて」わかるインプットから「書いて」「話せる」までのアウトプットにまで対応することになります

どんな人に向いているか?

単語の定着にフォーカスを当てた教材ですが、もし英語を1から始めるというのであればおすすめはしません

その理由は文法の解説がないからです

我々日本語ネイティブの大人が英語を学ぶ場合、文法と単語から始める必要があります。

なぜなら文法の知識ゼロで単語だけを学んでも応用ができないので、その効果を最大限に引き出せません

文法の知識ゼロからスタートする場合は、こちらの記事を参考にしてみてください
英語を習得するのに 文法学習は必要 か?に対する答え

そのため、この教材は「ある程度の文法知識がある人」が使うことでより効果をはっきりします

コース別に具体的に紹介します

キクタン 英会話

公式サイトには「英検3級、TOEIC350点~」とありますが、実際にはこのレベルの人が頑張ればついていけるという教材です
※レベルが高すぎると苦行になるため「継続」が大事な英語学習が難しくなることは上に紹介した記事でお伝えしました

そして、この教材は「聞いて書く」がメインとなっています。そのため次の二つを満たしている方におすすめします

  • 基礎的な文法知識はある
    →中学レベルの文法 or 鈴木先生の文法講座(初級編)を終えている
    ゼロからのやり直し教室New Begenning
  • 週5回、1日30分の机に向かった勉強時間を確保できる(6ヶ月間)
    →一度終われば、音声のみで復習ができます

それを踏まえた上で、「週5日×1日30分×半年」という毎日のノルマをコツコツと継続できるのであれば、学習効果は高いです

もし私に当てはまりそうと思った場合は、公式サイトでサンプルをレベルを試すこともできます
→公式サイト:キクタン 英会話

ボキャビル(R)マラソン・パワーアップコース

MUSTよりもレベルが高いコースです。目安はTOEICで800以上は取れる人が向いていると思います

公式サイトではTOEIC550・英検2級〜とありますが、正直このレベルだと学習が「大変」になってしまいます

おそらく受講できる最低レベルであって最適なレベルではないと考えています

「英字新聞をスラスラ読める」を目標にしているので、教材レベルはかなり高いと思った方が良いです

なので、次の2つにあてはまる方が適していると思います

このコースには、ライフスタイルに合わせた学習モードがあります

  • 聞くだけモード:1日10分
  • ほどほどモード:1日20分
  • しっかりモード:1日40分

特に「聞くだけモード」はCDのみで完結できるようになっている(必要に応じてテキストを参照)ので、通勤・通学時間や空いた時間の隙間時間で効率よく勉強ができます

音声だからこそ、「何度もやりやすい」というメリットがあります

ただ上の時間は目安です・・

正直1日10分は短すぎるので、聞くだけなら最低でも1時間くらいは「意味を理解した上での聞き流し」で英語に触れる時間を確保した方がより効果が見込めると思います

以上を踏まえた上で、このコースは次のような人におすすめです

  • TOEICや英検等のテスト英語から、実践英語へステップアップしたい
  • 英字新聞・雑誌をスラスラ読めるようになりたい
  • ビジネスシーンで使える語彙力が欲しい
  • 洗練された会話に使える語彙力が欲しい
  • 単語本の単調な勉強法が合わない
  • 机に向かう時間が確約できない
  • 様々なジャンルの単語+教養知識を知りたい
    (経済・国際情勢・政治・自然・産業などなど)

もし私に当てはまりそうと思った場合は、公式サイトでサンプルをレベルを試すこともできます
→公式サイト:ボキャビル(R)マラソン・パワーアップコース

教材の価値とは?

今の時代、ネットを使えばいくらでも英語に接する機会はありますよね?

それこそYOUTUBEや英語ニュースのサイトに行けば、生の英語に触れることは本当に簡単です

でも、巷に溢れる「英語漬け」だけで英語が上達するなら、日本人はとっくにバイリンガルになっているのではないでしょうか?

そうでない現実がある以上、英語学習は「正しい学習方」で「自分のレベルにあった教材」を使ってステップアップしていく必要があるということです

だからこそ、教材を選ぶ際にはその価値について認識しておく必要が大切です

ここでいう教材の価値とは「効率性」だと思います

インターネットを使えば、英文法や単語の意味、生の英語に無料でアクセスができます

でも、全てをネットで探しながら勉強したらとてつもなく時間がかかります

最近、「お金は取り返せるが、時間は一生取り返せない」ということを切実に感じます。。

必要なことにポイントを絞った教材で、遠回りをせずに実力を積み重ねてける教材を使うことが大切だと思います

ぜひ、語彙力アップを狙っている方は参考にしてみてください

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