最近は日本の電車内の注意書きも、英語で表記されている事が多いですよね?
こっち(オーストラリア)の注意書きは、どんな表現を使っているのだろう。
- ドアに寄りかからないで下さい
- 優先席は譲りましょう
- 大声で話さない
- 車両の外にはみ出さないこと
などなど、気になりました。
こんんちは!シゲル(@shigemaropress)です。
日本生まれ、日本育ちで偏差値53の高校を卒業しましたが、TOEIC965、IELTSは7.0取得し、英語を使う会社で働きつつ、副業で外国人を相手にビジネスをして外貨を稼いでいます。
という事で、先日ブリスベンとゴールドコーストを旅行してきた際に、チェックしてきました。
この記事では、旅行中に撮影した注意書きを紹介しながら、英語の勉強に役立てたいと思います
ブリスベンの電車内で撮影した写真がこちら。
禁止事項が書かれています。
上から2番目の表記が「もたれかかる」にあたる部分ですね。
DO NOT – Lean against doors while entering or leaving a station
“against”の後に、もたれかかる対象物が来ています。
この文章では「ドアにもたれかからないこと」とあります。
ちなみに、この前置詞をネイティブはどのように使い分けているのか調べてみました。
その結果、寄りかかる対象物の大きさによって使い分けているみたいです。
- Lean against – 対象物が大きい
- Lean on – 対象物が小さい
参照元:Google group
他の注意書きも是非、文法書を駆使して自分なりに訳してみてください。
次に優先席のサインです。
日本のそれと比べてみます。
使っている単語がそれぞれ違いますね。
小田急 | 豪州 | |
---|---|---|
障害 | disabled passengers | people with disabilities |
お年寄り | elderly passengers | seniors |
妊婦 | expectant mothers | pregnant women |
子連れ | passengers with small children | Adults carrying children |
「お年寄り」と「子連れ」は両方とも不自然な感じはしませんが、「障害者」と「妊婦」は豪州版のほうがしっくりくるかなぁと思います。
“disable”だと誰かの仕業で障害者にさせられたニュアンスを含む気がします。
参考までに反対語に”enable”という言葉も紹介します。
※Wi-Fi enabled
Wi-Fiが飛んでる(enabled=起動された)車両です。
“able”(能力がある)という単語の前に”dis”と”en”という接頭語をつけてます。
接頭語とは単語の前に付けて、意味を変えるものです。
日本語では「再」・「未」・「不」などです。
- 再利用
- 未払い
- 不可能
英語の”dis”と”en”も同じ役割をします。
日本語でも「ディする」って言葉が聞こえてきます。
“dis”はネガティブな意味で使われます。
- disable – 能力を奪う
- disrespect – 尊敬しない
- disorder – 無秩序
“en”は「〜の状態にする」
- enable – 能力のある状態にする
- encourage – 勇気のある状態にする
- encode – コード化する
そう考えると、”disabled passengers”は、後天的に誰かの仕業で「障害を持つことになった」というニュアンスに感じませんか?
そして「妊婦」の”expectant mother”、この組み合わせ自体聞いた事無いです。
聞いた事がないので、ニュアンスも正直どんな感じかわかりません。。
なので”pregnant women”の方がしっくりくると思いました
また「席を譲る」という表現は”offer”ではなく”vacate”を使用しています。
シゲルが個人的に思うニュアンスの違いを述べてみます。
- offer – 積極的にドーゾ・ドーゾ
- vacate – 来たらスッと席を空ける・元から空けておく
ぜひ参考にしてみてください。