「ご遠慮ください」「~しないで」禁止を伝える英語表現の種類と用法

とある休日、あなたは気の合う仲間とドライブに行きました。

運転中のあなたは、バックミラーで時折後ろを確認する必要があります。

そんななか友人の一人が後部座席の真ん中に座りだしました。

バックミラーに映るのは後ろの車両ではなく、中央に座るうざい彼。

ここで一言。

ちょっと、真ん中に座らないでくれる?

これ、英語で友人相手に伝えたい時は、なんて伝えますか?

ポイントは友人相手という所です

  • Please refrain from sitting in the middle
  • Please do not sit in the middle。
  • Don’t sit in the middle

上記の例はどれも友人相手にサラッというにはちょっとニュアンスが違います

上2つは、かしこまった言い方。

もう1つは、ちょっとキツい言い方。

その中間にあたる言い方は何があるでしょうか?

先日、ブリスベンとゴールドコースとを旅行してきたシゲルです。

機内アナウンスや電車・バス内の注意書きから、英語学習用素材を発掘してきました。

上の英文の最初の2つはビジネス用として使われているので、まずはそちらを紹介します。

ブリスベンから空港へ向かう電車内の注意書き
やめて 禁止 英語 言い方

Please refrain from loud conversation and use of loud musical and mobile devices

こちらの表現(Please refrain from)は、日本の電車内にもみられますね

“refrain from +名詞“をとります

写真では名詞の部分に”loud conversation”とありますが、動詞を名詞化(動名詞=ing形)させて使う事も可能です

例:Please refrain from talking on the phone

ちなみに、ゴールドコーストで乗ったバスは、もっとシンプルな表記でした

やめて 禁止 英語 言い方
しないで 禁止 英語 言い方

もう一つおまけ、電車のプラットホームにて
禁止 命令 英語

シンプルに”NO”の後に名詞&動名詞を使って禁止を表現しています。

最後の”Loitering”は「たむろする」や「ぶらぶらする」の意味です。

では、次にPlease do not の用法例にふれて行きます。

こちらの機内アナウンスで使われています。

リスニングの勉強もかねて、まずは聞いてみてください(1分程度)

どうでしたか?

“Please do not hesitate to ask”と後半部分で言っています

50秒あたりからのフレーズは、覚えておいて損はない表現満載ですので、ちょっと書き出してみます

Now we are here to look after you, so remember if there is anything we can do for you throughout the flight, Please do not hesitate to ask.

We’ll be on our way very shortly, so for the meantime make yourself comfortable and once again welcome aboard

もし、これらの表現がわからなかったとしても大丈夫です。

徐々に学んでいけばいいのです。

とりあえず、今回の記事の目的は「遠慮」と「禁止」ですので、脱線しない為にも、このトピックに集中しておきます。

そしてこの”Please do not “の用法、ビジネスメールでも使われています。

遠慮しない 英語

Please do not hesitate to contact me should you have any further questions

日本語訳にするなら、「何か他に質問がございましたら、お気軽にご連絡ください」といった感じです

ちなみに、この”should you”から始まる用法はビジネス用語として、かしこまった場面で結構つかわれます 

“Your mission, should you choose to accept it”

かしこまった場面で使われているのが、感じていただけると思います。

そして”Do not”の用法。

こちらは、やや高圧的なニュアンスが感じられます。

例えば、道路標識に”Do not enter”と書かれていたり、大型トラックの後ろに”Do not overtake turning vehicle”と表記されたりしています。

忠告 英語

ニュアンス的には「マジでやめといた方がいいよ、じゃないと痛い目みるかもよ」といった忠告に近い感じも含まれます。

上の例で例えるなら「進入禁止!じゃないと事故るよ」とか、「右折・左折中は追い越し禁止!じゃないと事故るよ!」って感じのニュアンスです。

ということで、最初の質問にもどります。

ちょっと、真ん中に座らないでくれる?

は英語で

Can you not sit in the middle?

となります。

上記のストーリーと、この表現は実際に友人達がやり取りしていた物です。

この表現は”not”の位置が重要です

3つ例文を使って説明します

  • Can you sit in the middle ?
    →真ん中に座ってくれる?
  • Can‘t you sit in the middle ?
    →真ん中に座れないの?
    (なんでしないの?的なニュアンスが含まれる)
  • Can you not sit in the middle
    →真ん中に座らないでくれる

“not”の位置が変わると、意味がガラッと変わるので注意が必要です。

参考にしてみてください。

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