英語を習得するのに文法学習は必要か?に対する答え

文法学習は必要
目次

文法学習は必要 ?

英語を話すのに、「 文法学習は必要 ない」という意見もあります

私なりの答えをいうとですね。。。

英語を使って何をしたいか

によります

「海外旅行時の必要最低限で使いたい」(トイレの場所を聞く等)とか「来店する外国人のお客さんのオーダーが取れるようになりたい」等でしたら、文法学習をやる必要性は高くありません。

しかし

  • 内容の深い会話ができるようになりたい
  • 言いたいことをしっかりと相手に伝えたい
  • 字幕なしで映画・ドラマを理解したい
  • ビジネスメールを英語でこなせるようになりたい
  • 英字新聞を読みこなしたい

というのであれば、文法学習なしでは、到底不可能な話になってきますし

  • 自分の言葉で気持ちを伝えたい

というのであれば、高いレベルでなくてもある程度の文法知識は必ず役に立ちます

でもって、文法というのは単語と違い数に限りがあります。

もし、あなたが今現在、文法を勉強する意味がわからずにいて、どうしようか悩んでいる場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてください

文法の役割とは?

日本語も英語も、「単語」と「単語を組み立てる規則」によって精確な意思疎通を可能にしています

文法とは、この「単語を組み立てる規則」にあたります

特に英語は「配置の言語」と呼ばれ、単語を置く順番が非常に大切です

この配置の順番と、それに対応した動詞の変化によって、表現の幅を増やしています

  • He is bored
    →彼は退屈している
  • Is he bored?
    →彼は退屈してますか?
  • He is boring
    →彼はつまんない人です
  • Is he boring?
    →彼はつまんない人ですか?
  • He is being boring
    →彼は(一時的に)つまんない人になっています
    (演じている可能性あり)

このように使っている単語は”He” “Be” “Bore”の3つですが、表現に幅を持たせることができます

だから「文法を理解する」=「理解できる・伝えられる表現の幅が増える」ことになります

「理解できる・伝えられる」は、つまるところ、読む・聞く・書く・話す です

言語を使う上で全ての項目に関わってきます

そのため、文法は全てのスキルを支える土台と言っても過言ではないのです

英語上達との関連

文法の知識は、英語の上達にとても大切です

ただ誤解しないで欲しいのですが、だからといって「よーし文法問題をたくさんやるぞー」ではないんです。。

文法は試験に合格するためにやるものではないんです

文法を学ぶ理由は、

  • “Have”の後ろには過去分詞形がくる
  • “Will”の助動詞があるからその後の動詞は原型
  • 先行詞がものだから、関係代名詞はwhoではなくwhichを

というような「文法問題を解けるようになる」ではなく

英語を正しく「聞けて」「理解できて」「書けて」「話せる」ようになる為です

  • この順番で使われたら、こういう意味になる
  • この単語がこの順番で使われたら、こういうニュアンスになる
  • こういうニュアンスで伝えたいから、この配置で伝える

というのを理解するために勉強します

文法の勉強をしないと、具体的には下記のような弊害が起きます

  • 理解できる英文に限界がくる
  • 単語の予測ができない
  • 自分の力で組み立てられない
  • 英語の間違いに気がつかない
  • コピー&&応用できる力がつかない

理解できる英文に限界がくる

単語それぞれの意味はわかるけど、文全体の意味が捉えられない状態です

例えばこんな英文↓↓

This is the wine that I thought you said all the French people you had met in Paris described as ‘The King of Wine’

どうでしょうか?

各単語の意味はわかるけど、英文全体の意味が捉えられず、何回も読み返すことになってませんか?
文の構成が理解できないので、何度読み返しても意味が掴めないんです

英字新聞や洋書を読んでは見たものの、単語だけを目で追ってる・・・そんな経験したことありませんか?

そして、上の例文のように長い文になると、文節(意味のかたまり)で捉えることができません

その為、どの単語がどの単語に影響を及ぼしてるのかも見いだすことができないのです

上の例文は極端に複雑な文ではありますが、日常会話では次の英文くらいであれば頻繁に使われます

Those people that I didn’t get the chance to catch up with while I was visiting New York showed up at the airport to see me off.

これら英文の日本語の意味はページ下にて確認いただけます

さらに「リスニングは読んですぐわかるものしか理解できない」というシンプルな原則がありますから、上記の例文のように読んでも理解できない英文は、聞いても理解することができません

単語は聞き取れるけど 意味がわからない。その原因とは?

単語の予測ができない

文法の知識ってリスニングにも大きく貢献してくれているんです

以前の記事で、リスニング力の本質は

「会話が聞き取れる」≠「リスニングで理解できる」ではなく

「会話が聞き取れる」+聞き取れなかった部分を推測&修正できる=「リスニングで理解できる」

であるとお伝えしました

どうしても聞き取れない!リスニング学習でハマる罠と解決策

この「聞き取れなかった部分を推測&修正する」ためには、英文法の知識が必要なのです

その為、リスニング力にも限界がきます

自力で英文を組み立てられない

自力で英文を組み立てられないと、丸暗記したフレーズか、単語の羅列しか伝える手段がありません

単語は個別に知っているが、どの順番で使えば良いかわからないので、配置がめちゃくちゃになります

英語は「配置の言語」ですから、順番がめちゃくちゃだと、意味が正確に伝わりません

身振り・手振り・表情を使って、相手が「あ〜あ」と言って理解する、または相手が意味を汲み取る努力をして理解する状態になります

その為、人によっては、相手にしてくれない場合もあります

また、意味が正確に伝わらないので、仕事上で大きな勘違い等を起こしてしまう可能性も大いにあります

英語の間違いに気がつかない

正しい配置がそもそもわからないので、自分が誤った話し方になっていることに気がつきません

その為、誤った話し方を続ける結果、「化石化」(Fossilization)という現象がおきます

この状態になると、癖となってしまい矯正するのが大変になります

また、英語の間違いに気がつかないので、次の項目のことにも影響します

コピー&応用できる力がつかない

自力で英文を組み立てられなければ、自分がどの順序で単語を話しているかもわからない状態です

それはすなわち、ネイティブスピーカーが話すフレーズを聞いて、自分の言い回しと比較することができないことを意味します

つまり「あっ!あの時の私の言いたかった事って、ネイティブはこうやって言うんだ」といったことに気がつくこがないので、彼らの言い回しをコピーすることができません

その為、どれだけネイティブの英語に触れても、そこから吸収できることがとても少なく、得られるのが「知らない単語との出会い」程度で終わってしまいます

知らない単語と出会って意味を調べても、英文のどこで使うべきかわからないので、英語力に劇的な変化を及ぼすわけでもありません。。。

英文法である配置のルールは、「型」としても捉えることができます

この「型」にそって単語を、取り替えるだけで「応用」することができるのです

具体例は下記記事にて確認できます

品詞とは?意味と役割を理解し英語上達を早めよう!

文法がわからなければ、当然この「型」にそって単語を取り替えて応用することもできないのです

つまるところ、フレーズの丸暗記単語の羅列から抜け出すことができません

文法学習の恩恵

文法に対して英語学習のやる気を削る悪者や難解な曲者のようなイメージがあるかもしれませんが、味方につけると英語の学習効率をグンと上げてくれる大切な要素でもあるんです

幸い、文法は「規則・ルール」ですから、増えることがありません

なので一度ものにしてしまえば、その恩恵をずっと受け続けることができるんです

一番の恩恵とは

自分で英語を吸収して、応用して使えるようになること

これができるようになると、インターネットを使い生の英語に無料で触れるだけで、英語上達がドンドン可能になります

ぜひ、英会話スクールに通ったり、海外ドラマの聞き流しをする前に、文法という土台をしっかり築いてはいかがでしょうか?

次のページでは、先ほどの英文の日本語訳を使い英文法がリスニングとスピーキングの上達に深く関わっている事について触れたいと思います

This is the wine that I thought you said all the French people you had met in Paris described as ‘The King of Wine’

Those people that I didn’t get the chance to catch up with while I was visiting New York showed up at the airport to see me off.
→私がニューヨークにいる間に再会できなった人たちが空港に現れて見送ってくれた

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