「〜が好き」の意味で使われる”like”。
- I like playing soccer
- I like sushi
英語にちょっと突っ込んで勉強すると前置詞として”like”が使われている英文に出くわします。
- You look like a clown
- You sound like a fruitcake
- You eat like a pig
そして時には接続詞としても使われます
- You look like you didn’t get much sleep last night
- You sound like you had a good time there
- It seems like the boss is cranky at the moment
それ以外にも”like”の使い方があります。
- She is like 5 times bigger than me
- I was like “what the..”
そしてタイトルの多用厳禁にあたいするのがこのこちらの用法。
今回の記事では、前置詞・接続詞としての”like”と若者ことばの”like”について解説したいと思います。
Likeの前置詞的用法
“look like”で「〜のように見える」と、”look”だけの場合「〜に見える」を学校で習った事はあるかもしれません。
この説明だけだと、いまいち違いわからない人もいると思うんです。
現に私がそうでした(汗)
そこでここでは、私なりの解釈を紹介します。
上のような訳し方ではなく
- “look like”=「〜みたいに見える」
→「特定の物・人」に見える - “look”「〜そうに見える」
→「何らかの状態に」に見える
で使い分けすると解釈すればしっくり来やすいかなと思うのです。
例文をまず見て見ましょう。
- You look like a clown
→あたなピエロみたいに見える(特定の人) - You look happy
→あなた嬉しそうに見える(とある状態)
文法的説明をつけると、違いは後ろに名詞を取るか形容詞を取るかです。
前置詞”like”を使うと後ろに名詞が来ます。上の例では”clown”(ピエロ)が名詞ですね。
逆に”look”だけの場合は”happy”形容詞が後ろにきてますよね。
つまり
- 「特定の物・人」に見える時は”look like”
- 「何らかの状態」に見える時には”look”
を使うのです。
「彼の髪型ってパイナップルみたい」は”look”と”look like”どちらを使って表現しますか?
回答はページ下にて
sound の場合
“Sounds good”という表現はよく使われます。
これは日本語で「いいね」に相当する言葉です。
本来の”that sounds good”の”that”が省略された形です
“sound”には「〜に聞こえる」という動詞のイメージがあります。
つまり「それは良く聞こえる」=「いいね」という解釈です。
会話文の例を使ってみます。
hey shige, what do you want for dinner
(ねぇ夜飯何にする)?
I wanna have some tempura tonight, what do you reckon?
(天ぷら食べたい気分だなぁ、どう思う)?
yeah (that) sounds good
(いいね)
という感じで使われます
そしてこの”sound” も前置詞”like”を使い「〜みたいに聞こえる」と言うことができます。
例えば上の例文の最後の一言をこんな風に言い換えることもできます。
hey shige, what do you want for dinner
(ねぇ夜飯何にする)?
I wanna have some tempura tonight, what do you reckon?
(天ぷら食べたい気分だなぁ、どう思う)?
yeah (that) sounds like a plan to me
(いいね、そうしようか)
“sounds like a plan to me”=「1つの案に聞こえる」→「そうしよう」と言う意味としてよく使われます
気がついた方もいると思いますが、ここでも上と同じルール(名詞を取るか形容詞を取るか)が適用されていますね。
ここで動画を紹介。
“Stop it mum, you sound like a fruitcake”
名詞の”fruitcake”=「気持ちわるい人」が使われていますね。
他の動詞と組み合わせる
このように前置詞の”like”は動詞と組み合わせて使うことで表現の幅が広がります
例えば
- You are walking like a supermodel
→モデルみたいな歩き方してるね - You eat like a pig
→豚みたいに食べるよね
もう一つ動画を紹介
“you may eat like a pig but you certainly not a dog”
名詞を説明する
これは”like”を名詞の後ろに置いて説明する用法です
- I like someone like you
→私、アタなみたいな人が好みなの - I wanna go to a place like this
→このような場所に行きたいなぁ
これも日常で頻繁に使われる用法なので、ぜひ覚えておきたいところ。
Likeの接続詞的用法
今度は接続詞としての用法です。
これは次の3つの動詞と組み合わせてよく使われます。
- “look like”
- “sound like”
- “seems like”
接続詞ですので、そのまま”like”の後に主語と述語で英文を付け足すだけです。
1:ものすごく眠そうな同僚を見て(だからlookを使う)
Hey are okay? you look like you didn’t get much sleep last night
(ちょ、大丈夫?なんか昨日ねれなかったように見えるけど)
2:休暇帰りの同僚からのお土産話を聞いて(だからsoundを使う)
(That) Sounds like you had a really good time there
(なんか随分楽しかったみたいだね)
3:上司が不機嫌なのを感じ取って(状況から推測だからseemを使う)
It seems like the boss is cranky at the moment, we better stop procrastinating
(なんか上司が不機嫌っぽいな。だらだら仕事するの辞めようか)
若者言葉のlike
これ、私なりの解釈なのですが、日本語で「〜って感じ」・「〜みたいな」と同じニュアンスだと思うのです
この話し方をすると不快感を覚える人もいるかなと。。
これと同じことが実は英語のlikeを使うことによっておきてしまう場面があるのです。
冒頭の例を日本語にしたものがこちら。
- She is like 5 time bigger than me
→彼女、うちより5倍近く大きいみたいな〜 - I was like “what the”
→マジ「は?」って感じだったし〜
英語圏でも、これに関しては結構問題視しているのです
このように”like”を使うのを止めることを推進しているサイトがあったので紹介します。
→How to Stop Saying the Word “Like”
最後に例の質問の回答です。
「彼の髪型ってパイナップルみたい」は英語で”His hair looks like a pineapple”です。
パイナップルという「特定の物」に見えるので前置詞”Like”を使います。
ぜひ参考にして見てください。