『自分の 英語の発音が通じない ・・』
こんな悩みを抱えている方は、ぜひ発音記号の学習をお勧めします。
この学習を取り入れてから私自身
英語の新しい世界が見えるようになりました
これが
『 発音記号 って重要ですか』?
そんな疑問を抱いている方に対する私なりの答えです
ちなみに発音記号とはこんなやつです
(きっとあなたも一度はみたことありますよね?)
- iː
- æ
- ɐː
- ɛə
私は日本生まれ日本育ち、日本の公立学校に高校まで通っていた人間です。
18歳まで北海道で育ち、オーストラリアと日本を行き来しながら生きてきました
このブログでもお伝えしている通り、文法の重要性は非常に感じていましたが、発音記号についてはそこまで重要視せずにこれまで過ごしてきました
発音記号を覚えなくとも、一応それなりに英語で仕事もこなして来れましたが、先日英語学習のやり直しというか、さらなる上達を目指し、積極的な英語勉強の再開を決意しました
やり直しの項目の一つに「英語の発音」があるのでシャドーイングを取り入れているのですが、それと合わせて発音記号を学ぶことにしたんです
その結果ですが、率直に行って
「もっと早くに覚えておけば良かった・・・」
と後悔したと同時に
「まだまだ上達できる」!
とワクワクしました
発音記号を学習し始めたことによって、これまで見えていた英語の世界がより鮮明・クリアなものになったと実感しています
もしあなたが以下の単語を次のカタカナのように意識しているのであれば、要チェックです!
- Supply →サプライ
- around →アラウンド
- Enforce →エンフォース
今回の記事では、具体的にどう『鮮明・クリア』になったのか私の経緯を踏まえ紹介したいと思います
英語の発音が通じない 理由
私が発音を矯正しようと思ったきっかけは”Condensed”が、1発で通じないことが頻繁に起こったからでした
私はベトナム料理&コーヒーが好きなのですが、ベトナムコーヒーには練乳が入っています
私は練乳が苦手なので、『練乳抜きで』と頼むのですが、その時に通じないことが多かったのです
ちなみに、あなたならどんな風に発音しますか?
きっと私と同じように日本語が母国語であれば、カタカナの「コンデンスド」をベースにして、そこから英語っぽい音に変換する形で発音するのではないでしょうか?
私はそのように発音していました
しかしそれでは、頻繁に聞き返されます
一体何でだろう。。。
同じように発音しているつもりだし、強弱も真似しているつもりでした
それでもダメだったんです。。。
注意深くネイティブたち(店員&お客さん)の発音を聞いているとあることに気がついたんです
もしかして『クンデンスト』に近いかな!
何だろう。。『コ』と『ク』の間のような音だったのです
カタカナにするとたった1文字程度の違いですが、それを意識してから劇的に通じるようになりました
でもこれって日本語に当てはめても同じだと思うのです
- すわっている(Suwatteiru)
- さわっている(Sawatteiru)
母音が1つ違えば、全然違う音ですよね?
で、ちょっと辞書で調べてみました
- Condense の発音記号は kəndéns
- Cornの発音記号は kˈɔːn
つまり日本語では『コ』となりうる音でもこのようにきちんと違いがります
特に単語の綴りだけ見た場合は”Co”なので『コ』をベースにしてしまいがちになります
で、さらに疑問に思ったのです
『英語の母音って何個あるんだろう』
英語の音は何種類?
今までは子音の違いについては意識していきました
- LとR
- NとM
- BとV
- ShとS
などなど
しかし全ての母音の数まで意識したことはなかったのです
- AppleとUp
- FastとFirst
- LowとLaw
など、わかっているのはありましたが、いかんせん英語の母音が何個あるのか把握していなかったので、基本的に私は日本語の『あ・い・う・え・お』から自分なりに変換して行なっていました
その結果、今回の『Condensed Mik事件』に繋がったのです 笑
母音?子音?
『母音』、『子音』がわからない場合は、こちらのサイトでわかりやすく説明されていますので、参考にしてみてください
ということで、調べた結果、英語には20個の母音と24個の子音があることがわかりました
(個数については解釈によって多少ばらつきがあるそうです)
私はオーストラリアにいるので、オーストラリア英語で統一したいからこちらの動画を参考にさせていただいています
20個の母音
24個の子音
つまり英語は480個(20 x 24)の音の組み合わせによってできているのです
対して日本語は50個弱です(5 x 10, ワ行・ヤ行は5つ無い)
ぱっと見『うわ・・』と思いますが、一度覚えてしまえば2度と変わることはありません
数に際限の無い単語と違い、音の数には限りがります
この英語独自の音を身につければ、もっとスムーズに伝わるのかと思うとワクワクしてきました
母音を重要視するネイティブ
『発音に気をつける』時って子音の方に目が行きがちでは無いでしょうか?
- LowとRow
- LightとRight
- Sheetとseat
- VetとBet
などなど
上にも述べましたが、『母音』も同じように重要です
特にネイティブの方達からしたら、『どの国の人の訛りが聞き取りにくい』というよりも、『母音がうまく発音されていないこと』の方が聞き取りにくいそうです
次の二人の方がそのように言っています
一人目
I would say, for me, the most difficult to understand accent is one where they have’t nailed the vowels in English
私的に、訛りを理解するのが難しいの時っていうのは、母音がうまく発音できていない時です
二人目
They are the Australians..They didn’t understand me… Well that’s probably because you spoke the vowel incorrectly.
彼らはオーストラリア人だから理解してくれないんだ。。って言うかもしれないけどね。。実は母音をちゃんと発音できてないことが原因なこともあるんですよ
ネイティブの見解を2つほど紹介しましたが、日本語でも同じことが言えますよね?
子音については、これまで意識してきたので、母音に目を主に向けて見ると、これまで見えていた(聞こえていた)英語の音がよりクリアに認識できるようになってきました
それによって英語に対する世界観が一気に変わった気がします
見える世界が変わる
今までは、日本語の母音をベースに英語らしいであろうと変換させた音を使ってきましたが、『英語は英語の音』と切り離して英語を聞くように意識しました
これまでの私の音の認識はこんな感じ
これからの音の認識
自分の中に英語の音を別にインストールする感じです
すると今まで不明確でぼやけていた英語の音がそれぞれ個別に認識しようと意識することができるようになります
例えば”She is walking away from me”と聞いた時に、それぞれの単語の母音が20個のどれに当てはまるのか意識するのです
そうすると、今までは”Away”を『アウェイ』と認識していたのが”əˈweɪ”であると言うことに気がつくことができました
(『ə』の音はこちらで確認でいます”about”の項目のところ)
これは実際に実践して感じたのですが、母音を意識すると本当に『カタカナ英語』と『英語』の違いを身にしみて感じることができます
この辺の詳細は別記事に書きたいと思いますが、冒頭の3つの単語を思い出してください
- Supply
- Around
- Enforce
それぞれの発音記号をチェックしてみてください
きっと、『サプライ』『アラウンド』『エンフォース』 ではないことに気がつくはずです
そしてこれが、『自分の発音が通じない』という悩みの解決策となるヒントの1つだと思うんです
注意点
ここまで発音記号の素晴らしさについてお伝えしましたが、注意点を2つ紹介します
それは
- 楽しくできるレベルであること
- 2種類の発音記号
です
楽しくできるレベル
『楽しくできるレベルである』とは、言い換えると『大変に感じない場合』と言うことです
と言うのも、英語学習って文法や単語など覚えることが多くて大変です
実際私自身も、発音記号を意識したのは英語を学び始めて15年目です
(中学校から始めたので)
文法や単語の習得度が低かった時は、発音記号まで目を向けられる余裕がなかったと思いますし、仮に手を出していたら『大変』に感じてしまい続かなかったかなと思います
上に述べた『もっと早くに覚えておけばよかった・・』と言うのは、もっと早い段階で発音記号の重要性に気がつけていればよかったと言う意味です
積極的に英語の勉強をすることから離れて長かったので。。。
今私が楽しんで発音記号を意識した学習ができるのは
- 文法の『なんで』を気にする必要がない
- 日常で使われる単語はほとんど知っている
- 英語脳ができている
- 英文を読んでも難なく理解できる
ので、他のことに注意を向ける必要がないため発音に意識を集中できるからだと思っています
英語学習は順番が大切ですから、結果的に今の段階でよかったのかなぁとも感じます
最初からやった方が良いかどうかは、経験していないので正直わかりませんが、もしあなたの今の英語レベルで『発音記号までは大変』と言うのであれば、後回しにして問題ないと思います
細かいニュアンスは後!
が英語学習では大切だと信じてます
2種類の発音記号
発音記号には種類があるので注意が必要です
例えば” hut”と言う単語のUの母音を表すのに
- ʌ
- ɐ
の2通りの記号があるのです
私も最初は混乱しました。。。
と言うのも、上に紹介した母音の動画に”ʌ”の記号がなかったからです
もともと日本語の『ア』に近い”æ”と”ʌ”の発音記号は知っていたので、動画を見たときに
あれっ?なんで”ʌ”がないんだろう?
となったのです
調べて見たら上に紹介したオーストラリア英語の母音に関するサイトにたどり着き、2種類あることがわかりました
理由を簡潔に言うと、元々はイギリス英語をベースに作られた発音記号だったので、『オーストラリア英語は若干違うでしょ』?と言うことで新しい発音記号を作ったそうです
と言うことで、発音記号を覚えることのメリットについて触れて見ました
英語の発音が通じない と悩んでいる方の参考になれば幸いです。