スタディサプリ Englishの 日常英会話 版を使ってみたのですが、初心者から中級者、上級者まで幅広い英語レベルのニーズに対応した学習サービスだなと感じました。
私が感じた見込める効果は大きく分けて次の3つです。
- リスニング力アップ
- 英語を英語で理解する能力
- スピーキング力アップ
ただ一口に「リスニング力」・「スピーキング力」と言っても、これらは実に様々な要素が複雑に絡み合ってその能力を決めています。
逆にこのサービスで得られないのが「文法知識」と「度胸・場慣れ」という要素です。
このブログで紹介している英語学習方法は基本的に
- 英会話フレーズ本だけでは物足りない
- 自分の言いたい事を自分で組み立てて言えるようになりたい
- 海外旅行先でいろんな人と交流したい
- 仕事で通訳を挟まずに自分で意思疎通したい
といった願いに対して役立てばというスタンスです。
私がTOEIC対策版ではなく日常英会話版を選んだ理由や、スタディサプリ Englishが具体的にどういった形で、これらのスキルアップに貢献するのかはこちらの記事で紹介しています。
今回の記事では、具体的にスマホアプリを使って私だったら「どう勉強するか」つまり勉強方法について紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
日常英会話 におすすめの勉強方法(進め方&使い方)
冒頭にも紹介しましたが、スタディサプリ Engslish の日常英会話版で効果が期待できるのは
- リスニング力アップ
- 英語を英語で理解する能力
- スピーキング力アップ
の3つに大きく分けることができます。
まずはスタディサプリの「どのトレーニング」が、これらの効果に繋がるのか紹介しますので、ご自身がが重点的に鍛えたい部分と照らし合わせてみてください。
そのあとで、学習効果を高めるコツを紹介します。
リスニング力アップ
私が考えるリスニング力というのは次の3つの要素によって構成させれています。
- 聞いた音(単語&英文)を識別できる能力
→精聴トレーニングで鍛える - 聞いた音(単語&英文)の意味を理解できる能力
→リーディングのトレーニングで鍛える - 意味を理解した単語&英文から大まかな流れを掴む能力
→多聴のトレーニングで鍛える
で、スタディサプリで提供されているトレーニングとこれらの要素を結びつけるとしたら、次のような関係になります。
- 精聴トレーニングの方法
→ディクテーション
→リスニングプラス(音の変化) - リーディングのトレーニング方法
→会話文チェック - 多聴のトレーニング
→オートリスニング
英語を英語で理解する能力
英語を英語で理解できるようになるためには、日本語に直す必要のない英語をたくさん聴くことだと実感しています。
つまり、英文を読んだ時に日本語に直す必要のないくらい自分にとって優しいレベルの英文を何回も聴くことになります。
それをスタディサプリで行うのであれば
- 会話文チェック
- オートリスニング
になります。
スピーキング力アップ
私個人的には英語力の中でスピーキングが最も高度かつ他のスキルのレベルの影響をモロに受ける分野だと感じています。
スピーキングに関してはこれまでボチボチ記事を書いてきていますが、スタディサプリ でできるのは
- リプロダクション
→なりきりスピーキング
→クイックレスポンス - シャドーイング
→オートリスニング - 瞬間英作文
→なりきりスピーキング - 音読
→クイックレスポンス
になります。
ただスポーツと同じように英語にも「実践慣れ」が必要になります。
自主トレを行う分にはこのアプリは素晴らしいのですが、どうしても対人相手の経験が積めません。
そこで、あなたのレベルに応じて、オンライン英会話を組み込むことで、実践経験もあわせて積んでいくことをお勧めします。
オンライン英会話を受ける頻度については、あなたの今のスピーキング力によって変わります
私なりの判断基準はこちらの記事を参考にしてみてください。
学習効果を高めるコツ・ポイント
同じトレーニングでも意識を変えるだけで、効果を変えることができます。
例えばオートリスニングは
- 多聴(リスニング力)
- シャドーイング(スピーキング力)
にもフォーカスを当てることができます。
では、スタディサプリで提供しているトレーニング内容を効果的にするためのポイントやコツを紹介します。
内容理解クイズ
内容理解クイズで流れてくる英語を聞き終えた時に、
- 英文として聞き取れているか?
- 単語単語なのか?
- 英語のまま理解できる分はあるか?
- 何割くらい理解できるか
というのを振り返ってみます。
また、音声スピードが早ければ調整することも可能です。
大まかな目安としては普通の速さで1回聞いて5割わからなければレベルを下げることをお勧めします。
ディクテーション
このトレーニングはリスニングにもライティングにも有効です。
大切なのは点数や制限時間に惑わされないことです。
これらは1つの目安です。
制限時間内に終わらせることや高得点を取ることよりも、
- 音声を自力で聞き取れるようになる
- 英語を自力で組み立てるようになる
という方が大切です。
リスニング力にフォーカスしたいのであれば、聞き取れない部分を集中して聞き返します。
音から判断できない場合は自分の文法知識や会話パターンなどの知識も組みあわせてみてください。
また、その際は一単語づつではなく、できるだけ捉えた英文の意味から、自力で組み立てるようにします。
↑これかなり大切です
1つの単語を聞いて、また次の単語を聞いてと繰り返すのは、丸写しと同じような状況になってしまいます。
このトレーニング通じて「自力で英文を組み立てられるようになる」というのが本来の目的なはずですから、書き出すのが最終目的にならないようにすることが大切です。
「制限時間の問題で次に進んでしまう」という場合は、スクショをとってノートとかに書き出すのも手です。
会話文チェック
会話文チェックでは、自分が聞き取れない部分と読解力をチェックになります。
音が聞き取れなかった部分は、その部分を意識してもう一度(5回くらいは)聞いてみます。
聞き取れなかった理由がリスニングPLUSで提供されている「音の変化」のどれに当てはまるのか推測します。
また、使われているセリフの英文をみて自分がキチンと理解できているのかを確認します。
「キチンと理解」というのは、単語単語の意味をつなぎ合わせて意味の通る日本語に直して理解ではなく
文の構造をキチンと整理&理解できてる上での理解。
つまり、他人に「なぜその意味になるのか」?が説明できる状態です。
これに関しては、スターウォーズを例題にして説明したいと思います。
(準備中。。。)
なりきりスピーキング
このトレーニングでは
- リプロダクション
- 瞬間英作文
の2つができます。
リプロダクションとは、聞いた音声をそのまま繰り返すことです。
これの主な効果は、「口が回るようにする」というところです。
英文がわかっていたとしても、口が回らないことがあります。
私の場合”What’ve”が上手く言えなかった時期があります、これはなんども音を聞いてゆっくりと口や下の動きを確認しながら練習することで、口周りの筋肉がスムーズに動かせるようになります。
瞬間英作文の目的は「言いたい事が口から出てくる為の『型』をつくる」というところです。
ただ、スタディサプリ の場合は、自分がいう前に音声が流れてしまうので、ちょっと効果が落ちてしまうのは否めないかもしれません。
このトレーニングに関しては別記事で詳細を紹介していますので、そちらを参照してみてください。
クイックレスポンス
私はクイックレスポンスで行うトレーニングを「音読」としてカウントしています。
※リプロダクションと被る部分はあります。
個人的な見解として、音読の効果は
- 表現できる範囲を足し算式に増やすやり方
- 瞬発力の高い反応ができる
の特徴があると認識しています。
つまり、日本語の対訳として何回も唱えることで、その表現を頭に染み付かせる方法。
そして、何回も口にするので口の動きもスムーズになる。
それはつまり会話のなかで「ここぞ」というような場面でスパっと口にできる英語の表現を増やす方法だと認識しています。
その為、このトレーニングの恩恵を最大限に享受できるのは
- 必要な英語表現だけ覚えておきたい人
- 言いたい事は一通り言えるが、ネイティブ並みのスピーキング力が欲しい人
に二極化するかなと思います。
もちろん、その間にいる人には不必要か?と聞かれればそうではなく、優先順位を高くする必要はないのでは?というのが私の答えです。
もしあなたの目指す英語力が冒頭で紹介した
- 英会話フレーズ本だけでは物足りない
- 自分の言いたい事を自分で組み立てて言えるようになりたい
- 海外旅行先でいろんな人と交流したい
- 仕事で通訳を挟まずに自分で意思疎通したい
に近いのであればという話ではありますが。。
オートリスニング
私は英語上達の鍵は、「いかに隙間時間を有効活用できるか」にかかっているかなと思っています。
きっと、机に向かって学習できる時間って限られますよね?
だからこそ、机にむかって学習した内容を隙間時間にじゃんじゃん復習するのです。
具体的には、会話チェックでキチンと理解した英文を、隙間時間にスマホとブルートゥースイヤホンやスピーカーを組み合わせて聞くのです。
隙間時間とは、
- 通勤時間
- 掃除機かけてる時間
- 洗濯物たたんでいる時間
- 湯船に使っている時間
- 料理の準備をしている時間
などです。
もちろん、声が出せる環境であればシャッドーイングをすることができますし、声が出せない状況なら頭の中で声を出しているつもりでも効果があります。
私が使っているリスニング器具はブルートゥースとMP3プレーヤーですが、本当に21世紀で英語を勉強するならぜひ活用したいアイテムだと思っています。
リスニングPLUS
リスニングPLUSには「クイックワードクイズ」という機能があるのですが、これは単語暗記アプリと同じ機能です。
私個人的には単語を覚える時は個別よりも文の中で覚えた方が
- 使いどころを同時に覚える
- 音のつながりを意識できる
というメリットがあるので、文の中で覚える事をお勧めしています。
そうすることで、
- 単語の意味は知っているけど使えない
- 「えっ!こんな簡単な単語いってたの?」という状況を少なくすることができる
と感じます。
なので、この機能は単語を覚える為というよりは、自分の語彙力を試すテストとして捉えた方が良いかなと思います。
リスニングPLUSで重点をおきたいのは「音の変化」のトレーニングです。
- 繋がる音の聞き取り
- 落ちる音の聞き取り
- 変わる音の聞き取り
- 短くなる音の聞き取り
- 弱くなる音の聞き取り
- 柔らかくなる音の聞き取り
このトレーニングを行うことで、「思っている通りに聞こえない」という状況を少なくしていきます。
つまり自分が思っている音と本当の音のギャップをなくしていく作業になります。
具体的な音の変化を学び、実際に聞くことでポイントを意識しながら聞くことができます。
自分で一から見つけ出すよりも効率よく学ぶことができると感じます。
スタディサプリ English 英会話版のコスパについて
いかがでしょうか?
このサービスは税込で月額1058円です。
もし、これらの機能の価値が1日36円以上あると感じたらぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
1週間の無料お試し期間もあります。
ここでは、実際に登録してしようするまでの手順を紹介しますので、参考にしてみてください。
登録手順
この学習サービスは株式会社リクルートが提供しているものです。
その為、利用するにはまずはここから登録が必要になります。
登録手順としては
- リクルートの会員登録
- アプリのダウンロード
- ログイン
- レベルチェック
です。
登録やアプリは日本語で案内されていますが、もし手順に戸惑った際はこちらの案内を参考にされてみてください。
(スマホからの登録であること、時間が経てばページスタイルが若干違う場合があること、この2つの点ははご了承ください)
リクルートの会員登録
上に紹介したリンクより、公式サイトにいきます。
「7日間無料おためし体験へ」をタップ
「日常英会話コース」を選択します。
画面の大きさにもよりますが、「リクルートIDをお持ちでない方」まで下にスクロールします。
「新規会員登録」をタップ。
登録するメールアドレスを入力すると、そこに確認メールが送信されます。
自分のメールを開き、リンクをクリックして確認します。
必要事項を入力していきます。
最後に「上記に同意して確認画面へ」をタップ
登録内容を確認して「登録する」をタップします。
次のような画面が表示されますので下にスクロールします。
キャンペーンコードを入力する欄がありますので、TRY2016 と入れると1週間無料お試しを1ヶ月間に延長させることができます
※2018年12月現在は有効でした。
「申し込み内容を確認する」をタップ
料金の確認が出てきますので
「同意してお支払いへ進む」をタップ
お試し期間が適用されているので0円ですが、「次へ」をタップ
クレジットカード情報を入力し「次へ」をタップ
カード内容を確認して「上記に同意して確定する」をタップ
次にアプリのダウンロードです。
アプリのダウンロード
私はスマホがIphoneなので、アプリストアに転送されました。
スマホにダウンロードしたアプリを開くとこんな画面が表示されます。
「はじめての方はこちら」は、おそらくリクルートIDを作成する前に、アプリをダウンロードして使う場合、つまり全てのサービスではなく、一部サービスのみ使える状態で起動するときの方だと思います。
こちらからログインしたとしても、先ほど作ったリクルートIDで入り直すことができます。
私は「はじめての方はこちら」から進みました。
ニックネームを自由に作成し「次へ」をタップ
レベルチェック
今後の学習内容の目安を教えてくれるので、レベルチェックはしておきたいところです。
私は「する」を選びました。
「次へ」をタップします。
英語を学ぶ目的にもよりますが、私はスピーキングも練習したいので両方を選びました。
音声が流れるので、まずは「意味がわかる」か「意味がわからない」かを選択
「意味がわかる」を選択すると、音声の意味が4択で現れるので自分が思うのをタップします。
難問かこなしたのち、おすすめのレベルが表示されます。
ちなみにこのレベルは自由に移動可能です。
先ほど、「はじめての方はこちら」からログインしたので、このままではリスニングプラスなどの機能が使えません。
その為、先ほど作ったIDを利用します。
画面ひだ上の三本線をタップします。
一番上の「会員登録」をタップします。
「リクルートIDを持っている」をタップします。
ID作成時に入力したメールアドレスとパスワードを入力して「リクルートID~」をタップします。
これで、全ての機能が使えるようになります。
ぜひ、参考にしてみてください。