何が違う? “home”と”house”のニュアンスとは?

homeとhouseって違いあるのかな

こんな疑問をスッキリさせる記事です。

こんんちは!シゲル(@shigemaropress)です。
日本生まれ、日本育ちで偏差値53の高校を卒業しましたが、TOEIC965、IELTSは7.0取得し、英語を使う会社で働きつつ、副業で外国人を相手にビジネスをして外貨を稼いでいます。

実はこの2つには、ニュアンスに明確な違いがあるのです。

簡単に説明すると

  • House = 家
  • Home = 家庭

ですが、これだけで終わるのは勿体無いと思うので、英語の「ことわざ」や「格言」などを例にあげて比べる事で、この2つの違いをしっかりと説明したいと思います。

この記事を読み終える頃には、他の人にもその違いをキチっと伝えられるようになっているはずです。

目次

Houseは家・Homeは家庭

まずは冒頭の説明を少し掘り下げて説明します。

“house”は「住まいの建物」(物質的)の意味であるのに対し、”Home”は「落ち着ける場所」(精神的)の概念を含んだものである為、建物である必要がありません。

例えば、現代生活から一歩離れて、人里離れた場所で自給自足の生活をしている人がいるとします。

その人がもしテントや洞窟で生活を営んでいた場合、彼にとってはそこは”home”にはなるが、”house”にはなりません。

なぜなら “house”とは主として建物(特に一戸建て)を指すからです。

英語で「財産を食いつぶす」という表現で”eat ~ out of house and home”という言い回しがあります。

この表現の中に”house”と”home”両方の単語が入っていますよね。

つまり、それぞれのニュアンスが違うから両方が使われている思うのです。

私なりの解釈ですが、この表現は

  • House = 資産としての物質的な家・財産
  • Home = 精神的に安心できる家庭環境・雰囲気

の両方を「食いつぶす」ニュアンスに聞こえます。

“house”と”home”について、なんとなく違いが掴めたでしょうか?

故郷に帰る感じのノスタルジックちっくな曲に”I’m coming home”が使われています。

何か特別な思いがあるからこそ、”home” が使えます。もしこれを”I’m coming to my house”にすると、なんだか自分の所有する建物に行く(帰る)意味合いが強くなり哀愁の感じは全くしません。

※ちなみに、日本語の「誰々んち」は、英語で”place”を使います。

  • 俺んちで = at my place
  • あなたの家で = at your place

参考までに。

では、次に英語のことわざや格言を紹介しますので、英文からその違いを感じ取ってみてください。

Home is where the heart is

直訳すると「”home”とは心がある場所である」になります。

“house”ではなく”home”が使われています。この事からも”home”にふくまれる精神的な概念がみてとれますね。

そしてこの諺ですが、文法解釈を入れると関係副詞の”where”が使われています。

関係副詞の使い方・解釈方法については下記記事を参考にしてください。

家探しを英語でいうと?

「家探しています」、これを英語で伝えるにはもちろん”I’m looking for a house to live in”と言えますが、”house-hunting”という単語も使えます。

“hunt”で「〜を狩る」の意味ですが、”house-hunting”とつなげて「家狩」=「家探し」となります。

例えばこんな風に使えます。

Hey Shige, what you doing this afternoon? 
(午後何してんの?)

I’m going house-hunting this afternoon
(午後は家探ししなきゃいかん)

といった感じです。

ちなみに”house”の部分を”job”に置き換えて”job-hunting”(仕事探し・求職活動)としても使えます。

Hey Shige, I heard you are between jobs
(失業中って聞いたよ)

yeah I’ve been job-hunting for a year now
(そうなんだよ!求職活動初めてもう1年経っちゃったよ)

※”between jobs” で「仕事と仕事の間」=「求職中」の意味となります。

home away from home

最後にもう一つ、よく使われる英文を紹介します。

これはよく、宿泊施設の広告で使われるフレーズです。特に「アットホーム感」を宣伝したい場合の言葉で直訳すると「家から離れた家」で、この場合の家はもうみなさんわかりますよね?

精神的に落ち着ける場所としての「家」です。つまり第二の故郷的な「自宅の様にくつろげる家」の意味です。

下記の例を見てみましょう。

a home away from home
– a place where you feel as comfortable as you do in your own home
e.g. I visit Chicago so often, it’s become a home away from home for me.
引用元 : The free dictionary

辞書の説明では「自宅と同じくらいくつろげる場所」と言っていますね。「建物」ではなく「場所」です。そして例文では、アメリカの「シカゴ」が自分にとっての”home away from home”と表現しています。

冒頭で説明した「”Home”は「落ち着ける場所」(精神的)の概念を含んだものである為、建物である必要がありません」がそのまま適用されているのがわかりますね。

いかがでしょうか?

今回の記事で”hosue”と”home”の違いにしっくりきて頂けたら幸いです。

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