【映画:ロッキー】英語の名言から読解&文法学習

ロッキーの名言を2回にわたり解説してきました。

今回の記事は後半3分の1を説明します。

ポイントとなる文法項目は

  1. 関係代名詞”what”の解釈
  2. “be willing to”の意味
  3. 現在分詞の使い方
  4. 関係副詞”where”の解釈

の4つです。

まずは動画をご覧ください。
今回解説するのは 3:08秒目の”now if 〜”から最後の”You are better than that!”までです。

実際に言われているセリフはこちら。
(下線部を解説)

Let me tell you something you already know. The world aint all sunshine and rainbows. Its a very mean and nasty place and I dont care how tough you are, it will beat you to your knees and keep you there permanently if you let it. You, me, or nobody is gonna hit as hard as Life. But it aint about how hard you hit. Its about how hard you can get hit and keep moving forward. How much you can take and keep moving forward. Thats how winning is done!

Now if you know what youre worth then go out and get what youre worth. But you gotta be willing to take the hits, and not pointing fingers saying you aint where you wanna be because of him, or her, or anybody! Cowards do that and that aint you! Youre better than that!

目次

関係代名詞”what”

  • Now if you know what you’re worth, then go out and get what you’re worth
    →さぁ、自分にふさわしい物が何かわかっているなら、それを取りに行けよ!

この”now”には「今」という意味から派生して「さぁ」と解釈することができます。

文中の”what” は、関係代名詞として使用されています。

“know”の目的語として”what you’re worth”が使われています。
形容詞の”worth”は、後ろに名詞または動名詞をとって「〜にあたいする、価値がある」の意味となります」

  • My car is worth 1,500,000 yen
    →僕の車150万円の価値があるよ
  • It’s worth trying
    →やって見る価値あるよ

よって文中のの”what you’re worth”は「あなたにふさわしい物」と解釈できます。

“be willing to”の意味

  • But you gotta be willing to take the hits,
    →でも、それに伴うパンチは受け入れろよ

私は”be willing to”を「喜んで〜する」と学校で習いました。

しかし、実際には「好ましくない事を、目標達成のために甘受する・致し方ない」という意味合いの方が強いです。

本当に「喜んで〜する」を伝えたい場合は”be happy to”などを使います。

冒頭の記事2つを読んで、場面の流れがわかれば、なぜここで”be willing to”が使われているのか理解できるはずなので、参考にしてみてください。

現在分詞の使い方

  • not pointing fingers saying,
    →指差しながら言うんじゃなくて

動詞をing型にして現在分詞にすると「〜しながら」という「動き・躍動感」を伝えることができます。

“point fingers”で「指をさす」と”say”の「言う」を現在分詞にして次に来る分に繋げています。

関係副詞 “where”の解釈

  • you aint where you wanna be because of him, or her, or anybody! Cowards do that and that aint you! Youre better than that!
    →今の自分が、ふさわしい場所にいないのは誰彼のせいだ!それは臆病者することだ!お前はそうじゃないじゃないだろ!お前はそんな奴らよりもっと素晴らしいだろ!

名言シーンの締めの場面です。

関係副詞の”where”は「前置詞+先行詞+関係代名詞」として解釈できます。

そうすると上の英文は次のように書き換えられます。

  • you ain’t at the place that you wanna be
    →前置詞 : at
    →先行詞 : the place
    →関係代名詞 : that

こうすれば、「あなたは、その場所にいない」の「その場所」を後ろの”you wanna be”(あなたが居たい)で説明することになり、「あなたは自分が居たい場所にいない」と解釈できます。

以上で、3ページにわたり、ロッキーの名言の解説を終わります。英文の意味はお伝えしました。ただそれを日本語にした場合、どう直すかはあなた次第です。まずはご自身独自で解釈した後に、日本語字幕などをみて理解を深めて見てはいかがでしょうか?

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