- 任意の番号を入力してください
- こちらの項目は、任意で記入してください
日本語の「任意」という単語を英語ではどう表現するのでしょうか?
こんんちは!シゲル(@shigemaropress)です。
日本生まれ、日本育ちで偏差値53の高校を卒業しましたが、TOEIC965、IELTSは7.0取得し、英語を使う会社で働きつつ、副業で外国人を相手にビジネスをして外貨を稼いでいます。
先日ブリスベンとゴールドコーストに弾丸旅行をしてたシゲルです。
その時に宿泊したホテルの部屋案内に「任意」にあたる言葉を発見しました。
この説明文のどこが「任意」にあたるでしょう?
せっかくですのでこの記事では、ここで使われている英文を例に読解の学習&解説を行います。
(もう一つの言い方は、最後に案内します)
読解においてのポイントは以下の4つ。
- 英語は配置の言語(名詞が形容詞になる)
- 不定詞
- お客に対しても命令文は使える
英語は配置の言語
まずはタイトルの「客室用金庫」ですが、“In-room safe”とあります
“Safe in the room”とはなっていません。
これは英語が「配置の言語」である事により可能なのです。
本来は前置詞の”in”と名詞の”room”。
それを”-“で繋いで”In-room”という1語にし、名詞の”safe”の前に持ってくる事で形容詞化しているのです。
→In-room safe
これと同じ事が次の英文でも見られます。
(”-“は使われていませんが、意図は同じです)
The safe is located in the bottom right cupboard of the tv entertainment unit
どちらも本来は名詞の”tv”と”entertainment”
それらを名詞の”unit”の前に持ってきて形容詞として使っています
“tv entertainment unit” とは「テレビ台」のことで、こんな感じのものを指します。
DVDプレーヤーなど、entertainment関連の物を収納できるテレビ台のことですね。
そしてこの英文は、受け身が使われています。
そして前置詞が”by”以外のが使われています。
受動文(受け身)で使われる前置詞はイメージです。
これらの解説を参考に、上記英文を自分なりに読解してみてください。
不定詞
では、次の英文です。
To use the safe follow the simple instruction on the screen or use the direction pamphlet located in the safe
この英文を以下の三つに分割します。
- To use the safe (不定詞)
- follow the simple instruction on the screen(命令文)
- use the direction pamphlet located in the safe(命令文)
最初の文は不定詞です。
不定詞には様々な用法がありますが、今回の使い方は【目的:〜するためには】の意味があります。
意味はそのまま「金庫を使うためには」ですね。
そして次の2つの命令文は、選択制です。
- follow the simple instruction on the screen
→スクリーン上の簡易説明に従う
or (または)
- use the direction pamphlet located in the safe
→金庫の中にある説明書を使ってください
最後の命令文では、”locate”「〜に位置する」の過去分詞形”located”を使って”direction pamphlet”(説明書)を後ろから説明しています
- Use the direction pamphlet
→その説明書を使いなさい
だけだと、「どの説明書」?となる人もいますよね。
そこで後に”located in the safe”と付け加えることで、「金庫の中に入っている」という情報を与えているのです。
お客に対して命令文
では、次に来る4つの箇条書きの英文を見てみましょう。
- Press the reset button
- Select your 4 digit password
- Press lock/close
- To open press your 4 digit code
最初の3つは命令文を使っています。
“please”が一回も使われていませんね。
でも命令文だからと言って、特別高圧的なニュアンスはこの場合ありませんよ。
言い方や状況によって変わります。
ここでのポイントは二つ。
- “your“の解釈
- “To open“の不定詞の用法
ここで使われている”your”をどのように解釈しますか?
そして今回の不定詞の用法も上記のものと同じ解釈になります。
ここで使われている”your”こそまさに、「任意」と解釈できますよね。
- 任意の番号を入力してください
→Select your 4 digit password
ただ、必ずしも「任意」= “your” というわけではありません。
状況によっては違う単語が使われます。
アンケートなどの記入用紙の「任意」は”optional”が使われます。
ちなみに「必須」は”Required”と記されています。
同じ「任意」も様々な場面で使い分けが必要な単語です。
英語と日本語は違う言語なので、「単語」をそっくりそのまま交換して使うと意味が通じない場合が多々あります。
日本語の「我慢」を例にするとわかりやすいです。こちらの記事も参考にしてみてください。
また、最後の”always”から始まる一文は、こちらの記事にて解説しています。
次の英文、さらっと読んで理解できない方は次の記事が参考になると思います。
This is the wine that I thought you said all the French people you had met in Paris described as ‘The King of Wine