英語を読めるようになる為に大切な3つの事

英語を読めるようになる

英語力アップの課題の1つに『 英語を読めるようになる 』があります

実はリーディング力はリスニング力を支える土台でもありますから、英語を読める(理解できる)ようになるスキルを伸ばすことは非常に大切だということは、リスニング力アップの記事で紹介しました

単語は聞き取れるけど 意味がわからない。その原因とは?

読解力そのものを向上させる為に、どのような勉強方法でアプローチしていますか?

もしあなたが

  • 気合を入れて英字新聞を購読
  • とりあえず洋書を買ってみる
  • ノートに書き出す
  • 単語を調べるて書き込む
  • 文法を調べる
  • 日本語訳をかく

のようなやり方だけを行なっていたら要注意です。。。

もちろん、この勉強方法もリーディング力アップには必要ですが、この方法だけを行なっているとあたなはいつまでたっても

英語を英語で理解する

日本語に直さずに理解する

スラスラ読めるようになる

のレベルまで向上することができないのです。。。

今回の記事では、これ以外に、英語のリーディング力を上げるうえで、大切なポイント3つをお伝えします

目次

向上心があだになる

リーディング力を支えるのは「単語」と「文法」なのは間違い無いです

その2つを向上させる為には、自分の知らない「単語」と「文法」に触れること、これも間違いないです

だから英字新聞やネイティブ向けに出版された本を読めば、実践的な英語に触れられる!

そう思って自分の英語のレベルより難しい英文を選んでいませんか?

でもですね。。

知らない単語を調べまくって、複雑な文法構造の解読に頭を悩ませて。。。

やっと理解できても英語ではなく日本語で理解している

または

読んでるつもりでも、全く内容は頭に入らず。。

結局、英字を目で追っているだけ。。

なんてことになっていませんか?

あなたが行なっているのって、「英語の解読」であって「英語で読む」ことではないんです!!

実は私もこれに気がつくまで、「解読」ばっかり行なっていました

『 英語を英語のまま理解する 』という感覚を初めて味わう

私は学生時代、英語が嫌いとか苦手という意識はあまりありませんでした

むしろ「暗号解読みたいで楽しい」と思えていたので、ラッキーだと思います

でも「解読」をしているだけなので、一向に「英語のままで理解する」というレベルには達していませんでした

というか、そんなレベルの存在にすら気がついていなかったのです

単語や文法が複雑な英文に出会ったら、どうやって解読してやろうかと

「オラ、ワクワクしてきたぞ」!

的なお気楽野郎だったのです。。。。

そんな私ですが、一時帰国がきっかけで「英語で読む」という感覚に初めて触れるのです

私の経歴ですが、オーストラリアの学期スタートの関係上、高校の卒業式2週間前くらいにオーストラリアに来る必要がありました

しかし、高校の卒業式には出て欲しいと言われ、「お金勿体無いし、めんどいな〜」とは思いつつも承諾

当時通っていた語学学校の先生から「日本帰国中にこの本を読んでおくといいよ」と渡されたのは、B5サイズの小学生向けのような洋書でした

渡された時は、正直「う〜ん。。。なんか簡単そうで面白みないかも。。。」とサイヤ人的発想丸出しだったのですが、道中の飛行機の中で読むから、辞書使わなくても良さそうと思えばありかな。と解釈したのです

実際に読んでみて、英語の別の楽しさに触れたのです

あれっ?なんかスラスラ読めるんですけど

本の中身の内容とか、関係なく「英語を英語で理解する」感覚でした。

まさに、ゲームでいうなら「強くてニューゲーム」の感覚です

“I love you”や”This is a pen”なら、日本語に直す事なく、単語も文法も調べる事なく、意味をそのまま理解できますよね?

そうなんです

自分のレベルより低い英文を読む

これ、かなり大切です

これをする事で「英語で読む」ことに慣れることができます

あなたが今までやって来ているのは「英語の解読」=「英語を日本語に直して理解する」というアプローチなので、英語を英語で理解できるようにならないのは、当たり前ですよね?

  • わからない単語がある→辞書で日本語訳を調べる
  • わからない文法がある→文法書の解説を読んで理解する

↑これだけを繰り返すと「英語を英語で理解する」ようにはなれないですよね?

日本の英語教育はこの「精読」ばかりに重点が置かれています

大切なのは「英語で理解した」という経験を重ねることができる「多読」のアプローチも同様に取り入れることです

多読のススメ

リスニングでも、リーディングでも「精確」に行う方法と「多くに触れる」両方のアプローチが必要です

リスニングの場合、「多聴」を行うレベルは、自分の英語レベルよりもちょっと高いものを使うと良いと説明しました

TOEICなどリスニング長文の 英語が聞き取れない理由と理解するコツ

でもリーディング場合は逆です

自分のレベルよりもレベルが低いのを使うと効果的です

ちょっと視点を変えて考えてみませんか?

日本の学校や塾で学ぶ英語って「難しい英文」ばかりに触れてません?

たくさんの人が「難しい英文」で勉強しているのに、英語力の読解力が上がっている人はたくさんいますか?

人と同じことをしても、人と同じ結果しか得られない

ってビジネスにも当てはまりますよね

じゃあこの「たくさんの人」たちとは違うアプローチが必要になるのです

だから、そんな自分にスパルタ教育を施す前に、視点を変えて「レベルの低いところで無双」を味わってみてはいかがでしょうか?

簡単な英文をたくさん読むことで「英語を英語で理解する」感覚を養うのです

よくよく考えてみるとですね

「英語を日本語に直さないとと理解できない」って悩みを解決する方法って

「英語を日本語になおさくても理解できる英文に触れる」ことでしか解決できないんです

わからない単語を辞書で引いて、難しい文法構造を参考書片手に解読を続けても、「英語のまま」理解するのは不可能ですよね。。

レベルの高い英文を大量に頑張るのではなく、簡単な英文で「英語をたくさん読む」事に慣れてみてください

そして英語を英語で理解する「英語脳」を習得するためにも、スラッシュリーディングを取り入れて行うことが大切です

スラッシュリーディング

とはいえ英語を英語で理解できない時は必ずあります

その時は日本語に訳すのはとても自然な事です

よく聞くのが

「日本語に訳したり、返り読みをする癖があるから日本人は英語が読めないんだ」!

という意見を聞きますが、じゃあどうすればいいの?

と思うのです。

ただ英文を目で追っかけたって理解できないでしょ。。。

理解できない英文を目で追っかけてなんになるの?

ってなりませんか?

私なりの答え

「自然な日本語訳を捨てましょう」

です

日本語訳は、英語を理解するための「補助具」として使う程度にとどめておくのです

このことは「英語脳」に関する記事でも触れました

英語脳の作り方!返し読みの卒業におすすめのトレーニングと勉強方法

日本語を「補助具」として使う方法のトレーニングが「スラッシュリーディング」と呼ばれる手法です

この方法は、英文を意味の切れ目で区切って斜めに線を入れて頭から読んで行く方法です

学校や塾で教わった記憶がある人もいるかもしれません

例えば

[word_balloon id=”2″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]Is there anything else I can do for you[/word_balloon]

という英文を

Is there / anything else / I can do / for you

と区切り、前から訳していきます

  • Is there:ありますか
  • anything else:何か他に
  • I can do :私ができる
  • for you:あなたのために

と前から訳して行くのです。

ありますか / 何か他に / 私ができる / あなたのために

と、このように「英語の語順のまま理解する」癖をつけるようにするトレーニングがスラッシュリーディングです

日本語への「返り読み」の習慣からの脱却をして行来ます

ただ、一つ問題がありますよね

If I hadn’t selflessly deserted the team in the half time, you wouldn’t have won

↑↑この英文にいきなり「スラッシュリーディングをやりましょう」と言われても

どこにスラッシュ入れたら良いかわからない

ってなりませんか?

上の英文の解説は下記記事で紹介しています

単語は聞き取れるけど意味がわからない。その原因とは?

スラッシュを入れるのは、「意味の切れ目」・「文節の切れ目」です

そもそも意味がわからない文章なので、意味の切れ目がわかるはずがないんです

それなのに、「ほら、ここで切れるでしょ」と説明してくる先生いませんでしたか?

辞書と文法書を駆使してようやく理解できるレベルの英文を英語のまま理解なんてできないし、スラッシュなんて簡単に入れられないですよね?

だから上にあげた、「簡単な英語にたくさん触れる」ことが、まずは大切になって来ます

不思議な感覚ですが、簡単な英語をたくさん読んで、英語で理解できる感覚を養うと、スラッシュリーディングができるようになるんです

例えばこんな英文

What I can do for you is to send the parcel to one of the post offices below

これもすんなりと「意味の切れ目」がわかり、スラッシュを入れることができるようになります

私の場合は下記の3つに分けます

  • What I can do for you
    →私があなたのためにできる事
  • Is to send the parcel
    →小包を送る事です
  • to one of the post offices below
    下記郵便局のどれかに

といった具合です

スラッシュリーディング習得におすすめの教材

簡単な英語にたくさん触れることで、スラッシュリーディングはできるようになりますが、もっと早く英語を英語の語順で理解できるようになりたいなら、それに特化した教材を使った方が早いです

読む場合でも、聞く場合でも、日本語と違う語順で入ってくる英語をそのまま理解するためのコツが習得できます

その目的に特化した教材が、英語脳の記事でも紹介した「TOEICリスニング満点者を多数輩出している教材」です

「英語を英語で理解する」事を素早く行えるようになるには、このスキルは必須です

10日間の無料試聴体験があるので、知っている人もいるかもしれませんが、特徴として

  • 4段階の音声速度
  • 日本語を活かす
  • Hop・Skip・Jump3つのステップ
  • 音節リズムの法則

を駆使して、リスニング力・リーディング力をあげていきます

我々の母国語である日本語を補助具として使う事で、英語を聞いて読んでそのまま内容を「イメージできる」ようになる勉強方法を体験できます

上にあげた「自然な英語を捨てつつ」も、イメージできる範囲で使う

英語脳を習得するための補助具として日本語を活かすのです

無料冊子と付属CDだけでも、かなり勉強になりますから参考にしてみてください

まとめ

いかがでしょうか?

リーディング力アップに大切な3つの要素をまとめると

  1. 自分の英語レベルより簡単すぎる英文を選ぶ
  2. そのレベルの英文にたくさん触れる(多読)
  3. スラッシュリーディングを取り入れる

もし、あなたが、リーディング力に伸び悩んでいるのであれば、ぜひ参考にしてみてください

英字新聞や洋書を英語のリーディングにおすすめ しない理由

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