その独特の訛りのせいか、 『 オーストラリア英語が聞き取れない !わからない!』という方、結構いらっしゃると思います。
アメリカ英語、イギリス英語が学習英語として使われる中、私たち日本人は観光やワーキングホリデーなどを通じてオーストラリア英語に触れる機会も稀ではないですよね。
それにくわえ、TOEICなどの英語テストのリスニングセクションでもオーストラリア英語が使われ始めてきています。
私は日本生まれ日本育ちの、日本語ネイティブで18歳の時にオーストラリアに来ました。
こんんちは!シゲル(@shigemaropress)です。
日本生まれ、日本育ちで偏差値53の高校を卒業しましたが、TOEIC965、IELTSは7.0取得し、英語を使う会社で働きつつ、副業で外国人を相手にビジネスをして外貨を稼いでいます。
当初のリスニングレベルは、TOEFLのテストで大学入学ギリギリの合格スコア535。
なので、アメリカ英語・イギリス英語を勉強して来ていたものの、ドラマや英語で聞き取れるのは
- “How are you”
- “I don’t understand”
などの、短いフレーズや、長い会話のなかの単語を頑張って拾っているレベルでした。
また、18歳という脳が完全に日本語で出来上がった状態でこっちに来たので、
『なんとなく英語聞いていたら、いつのまにか聞き取れるようになっていた!』
という事はありませんでした。
ダークな部分は端折りますが、
- 挫折
- 自己嫌悪
- 試行錯誤
の3つを繰り返して勉強して来た結果、少しづつ理解できる幅を増やしていったという感じです。
そのうえで、歩んで来た道を振り返って見てみたら、
『以前は聞き取れなかった音がはっきりと聞こえるようになっていた』
という状況になりました。
今はそのおかげで、自分が楽しめるオーストラリア人コメディアンを発見し、先日は仕事の休みを調整してブリスベンまでトークショーにいって来ました。
もちろん、わからない部分はありました。
聞き取れなくてわからなかった部分。
聞き取れたけど、裏に意味を理解してなくてみんなと一緒に笑えなかった部分。
それでも9割以上は聞き取れ、理解もできました。
これは、18歳の時の自分のリスニング力から比べたら、大きな進歩だと思うんです。
だから、この記事は、私と同じように日本生まれ日本育ちの方で、オーストラリア英語を理解できるようになりたい!と思っている場合に参考になればと思い
- オーストラリア英語の種類
- リスニング学習のコツ
- 私も活用している勉強に使える教材
などを紹介します。
もちろん、オーストラリア英語だけでなく、どの訛りの英語でもリスニング力アップに繋がる内容も含んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。
オーストラリア英語が聞き取れない理由
そもそも英語力の1部である、リスニング力はいったいどのような要素で構成されていると考えますか?
ここをまずはクリアにしておく事で、今後の対策が立てやすくなります。
そしてそれは、オーストラリア英語だけでなく、様々な訛りの英語が聞き取れるようになるためにも大切な部分となります。
私が考えるリスニング力は、大きく分けて次の3つの要素によって成り立っています。
- 聞いた音(単語&英文)を識別できる能力
- 聞いた音(単語&英文)の意味を理解できる能力
- 意味を理解した単語&英文から大まかな流れを掴む能力
『オーストラリア英語が聞き取れない!』
『オーストラリア英語が理解できない!』
この時に、必要なアプローチは1番目と2番目のスキルをあげる為のアプローチになります。
なぜなら、オーストラリア英語が、アメリカ英語やイギリス英語と違う点は
- 訛り
- 使う言葉・表現
の2つに大別されるからです。
ちなみに、3番面のスキルは”多聴”と言うトレーニングによって鍛えることになります。
『わからない単語や、聞き取れなかった英文があるとパニックになる』
といった悩みを持っている場合に有効なトレーニングですので、気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。
なので、この記事では1番目と2番目のスキルをあげて、オーストラリア英語が聞き取れる、理解できるようになるためにおすすめしたい勉強方法を紹介します。
オーストラリア英語の『アクセントが聞き取れる』ようになる方法
では、原因の1つ目である『訛り』の克服方法について紹介します。
私たち日本人がオーストラリア人の話す英語の特徴として感じるのは、きっと『エイ』が『アイ』聞こえると言うのが多くの人が感じる部分かなと思います。
“Today”→”To die”
『トゥデイ』が『トゥダイ』に聞こえるという問題です。
また、アメリカ英語と違い単語の”R”の音が強く発音されません
このような違いはちらほらあるのですが、これらを1つ1つ認識して、『頭の中で修正する』と言う方法は、正直大変だ思います。。
『観光などで、ほんの一時的で良いから』という場合には、使えるかもしれませんが、英語のテストや現地に住むとなると、やはり頭で修正しなくても理解できるようなった方が良いかなと感じませんか?
そこで、知っておきたいのがオージーイングリッシュの種類です。
そう、オーストラリア英語って、実は大きく分けて3つに分類されるんです。
オージーイングリッシュ3種類の訛り
実はオーストラリアの英語って大きく分けて3つの訛りがあり、社会階級や職業・地域差・年代によってこの違いは見られます。
オーストラリア英語の種類は次の3つに大きく分けられてるのです、
- Broad
- General
- Cultivated
参照:The 3 Types of Australian Accents
そして、これは個人的な意見ですが、私たち日本人が『オーストラリア英語は苦手!』と感じるのは、”Broad”か”General”かなと感じます。
ただ、これら3つのアクセントは、きっちりと線引きして分けられるものではなく、数直線上にあるものとイメージして捉える方が自然です。
そして、自分がオーストラリア英語を聞いた時に、どの訛りに苦手意識が強いのか認識しておくことで、今後のリスニング学習に繋げることができます。
ということで、それぞれの訛りの特徴を一つづつ紹介します
Broad
これが一番オーストラリアオーストラリアした訛りです。
英語圏でも、『典型的な・ゴリゴリなオーストラリア英語』として紹介されるものです。
この訛りを持つ代表的な有名人はSteve Irwinと言うこちらの方
また、こちらのWildmanAdventureというFacebookページを運営しているDaminaさんもBroadアクセントです。
(音声がオフになってますので、右下のアイコンでオンにする必要があります)
かなりのザ・オーストラリア感が伝わってくるお二人です。
この訛りを話す人の傾向として、
- 第一次産業のファーム関係に従事している人
- 肉体労働系の仕事についている
- 内陸部(アウトバック)に住んでいる
- 年齢層が高め
方の多くがもっていると言われています。
General
次に紹介するのが、その名前”General”の通りオーストラリア人の平均的な口調な訛りです。
イントネーションが比較的平坦で、オーストラリア英語全部に共通して語尾があがることが多いとも感じます。
代表的な人に、元首相のJulia Gillard(赤髪の方)さんの話し方がそうです。
金髪の方は次に紹介するCultivatedかなと感じます。どちらかというと、ハキハキした喋り方です。
先ほどのBroadの訛りに比べて、『ウニャウニャ感』というか『ニュアニュア感』みたいなのが少ないかなと感じます。
ただ人によっては、この方をBroad訛りと判断する方もいますが、私個人の意見としてはBroadに近いGeneralかな〜と感じます。
この男性(Eric Bana)も一般的なオーストラリア人男性の話す英語にかなと感じます。
どうでしょうか?あなたが聞いてわからないと感じるオージーイングリッシュはどっちに近いですか?
きっと聴き比べて見ると、新しい発見があるかもしれません。
そして次に紹介するのが、Cultivatedと呼ばれる訛りです。
Cultivated
この訛りの特徴は、イギリス英語っぽい発音がところどころに見受けられます。
この訛りで代表的な有名人がCate Blanchettさんという方
イントネーションがイギリスっぽくて、どことなくツンツンした感じです。
で、この『イントネーション』も訛りを克服する際に大切なポイントとなってきます。
オーストラリア訛りを構成する要素
そもそもこの『訛り(発音)』とは、何によって決められるのか?
私は次の二つに大別できる考えます。
- 母音&子音
- イントネーション
オーストラリア英語の母音&子音
先ほどの『Today:トゥデイ』と『To Die:トゥダイ』の違いをどう認識するのか?
話の文脈から判断することも可能ですが、音の違いを認識できるようになれば、英語がよりクリアに聞こえてくるようになります。
そのために必要なのが英語の母音と子音の理解です。
日本語の母音は『あ』『い』『う』『え』『お』の5つですが、オーストラリア英語は20個あります。
オーストラリア英語の”Today”はトゥダイに聞こえる。
じゃあ”To die”も同じ発音のトゥダイなのか?
この違いの認識で、キーとなるのは『ダイ』の部分の2重母音です。
母音の中でも2重母音(Dipthong)という二つの音がくっついた音があります。
日本語表記では同じ『ダイ』でも、英語表記つまり英語の発音記号を見ると違ってきます。
そして発音が違えば口の形&舌の位置も違ってきます。
Todayのエイの部分は”æɪ”と表記され、”æ”から”ee”へと素早く口の形を変えて動かします
- æはApple(アップル)の『ア』に当たる音と一緒
- eeはCheese(チーズ)の『ー』に当たる音と一緒
“To die”のアイの部分は、”ɑe”と表記され。”ɐː”から”ee”へと口の形を変えます。
- ɐːはarmy(アーミー)の『アー』に当たる音と一緒
- eeはCheese(チーズ)の『ー』に当たる音と一緒
実際の口もとの動きや音の変化に関しては、私のオリジナル動画で紹介しますので、ぜひご自身でも試して見てください。
オーストラリア英語のイントネーション
英語のリスニングにおいて、イントネーションの理解は大切です。
会話のリズム・強弱を把握しておくことで、予測&補足ができるようになるからです。
実は、「会話が聞き取れる」≠「リスニングで理解できる」ではないんです。
実際は、
「会話が聞き取れる」+「聞き取れなかった部分を推測&修正できる」=「リスニングで理解できる」
と捉えられます。
この、『聞き取れなかった部分を推測&修正』に役立つのが、イントネーション・強弱・会話パターンに対する慣れです。
英語は日本語よりも強弱が顕著だと感じます。
強弱パターンのズレは、音を拾うのを難しくします。
私の場合オーストラリア英語になれた状態ですが、イギリス方面のアクセントを聞くと、予期せぬとこで音が弱く発せられるので、『んっ?』ってなることが多々あります。
これらがオーストラリア英語を聞き取りにくい場合(音を拾えない)に考えられる大きな原因です。
次は、聞き取れてもオーストラリア英語が理解できない場合の原因について紹介します。
オーストラリア英語を理解できるようになる方法
『聞き取れるけれど、意味が理解できない』
これが起きる原因は次の4つが考えられます。
- 文法力不足
- 速読力不足
- 語彙力不足
- 背景知識
文法力不足
文法力はリスニング力に大きく関係します。
なぜなら、文法は英語正しく理解するために必要な要素だからです。
例えば次のを例に考えて見ます。
Something you say that means people should not criticise someone else for a fault that they have themselves
この英文は、とあるイディオムを英英辞書で調べた際の説明文です。
この英文に使われているのは、比較的見慣れた単語ではないでしょうか?
辞書が必要かもしれないのは”critise”と”faut”の2つかなと思います。
この英文を読んで理解できなければ、仮に聞いたとしても理解できません。
音を拾って終わってしまいます。
この英文を理解するためには、文の構造を理解し、意味をきちんと理解できる必要があります。
それぞれの単語の意味をつなぎ合わせて、意味のある日本語として理解する方法は、必ず限界がきてしまうのです。
だから私は、英語学習において文法を押さえておくことを本当におすすめしています。
ただ、文法学習はややこしくて、難しいというイメージが強いのがネックです。
分厚い文法書で挫折を経験しているかたは、下記記事で紹介する文法講座がおすすめなので参考にしてみてください。
語彙力不足
語彙力とは、知っている単語量、そしてイディオムになります。
オーストラリア独自のスラングは、bloke,arvo, ocker など単語単体だけではなく、オーストラリアにはオーストラリア独自の言い回しもあります。
例えば、
- have tickets on one’s self
→自分に自信がある、自意識 - crack onto
→異性にアプローチする - I reckon
→思う・同意する
のように、オーストラリア英語だからこそ、特別な意味を持つ言い回しがあります。
これらの英語をたとえ、聞き取れたとしても、その本当の意味がわからなければ、理解できない状態になってしまうのです。
速読力不足
文法知識をつけ、語彙力も単語量も増えてきて英文が理解できるようになった後に必要なのは、読んだ英文を素早く理解できるようになることです。
なぜなら、リスニングで頭に入ってくるスピードは、自分のペースで読むスピードよりもはるかに早いので、素早く処理できる必要があります。
ということは、
『リスニングで理解できる英語量≦速読で理解できる量<読んで理解できる英語量』
この等式が成り立ちます。
言い換えるなら、英語を日本語に直さずに理解できるようになる必要があるということになります。
それを達成するためにオススメな方法は、こちらの記事を参考にしてみてください。
背景知識
背景知識も、オーストラリア英語を理解する上で重要になってきますが、これはオーストラリア英語だけに限ったことではありません。
どちらかというと、国を問わずネイティブ同士の会話を楽しむ際にも大きな要素なってきます。
例えばコメディを理解するときに、この背景をしっていると知らないとでは、理解度に大きな差が生まれます。
日本の漫才やお笑いも、日本社会の問題点や日常の一部を笑いのネタにしていますよね?
ネットで使われたりもする『無事死亡』と言う言葉もそうです。
俺氏、自動車教習中に自転車をはね無事死亡
ワイ、会社説目会で居眠りし無事死亡
こういった使われ方も『無事』と『死亡』の細かなニュアンスが理解できてこそクスッとくる要素になります。
それと同じでオーストラリア英語を理解しようと思ったときに、この背景知識を知っていることが大きなアドバンテージにもなるのです。
たとえば”Bogan”という言葉に含まれるイメージや”Tradie” とい言葉が、どういう人たちに対して使われるのか?
そこの知識が、コメディーを見たときに面白いと思えるかどうかにもかかわってくるのです。
リスニング学習のコツ
これまで、オーストラリア英語が聞き取れない原因について解説してきました。
ここでは、その対策としてどんなアプローチを私がオススメするのか紹介します。
使う音声について
勉強に使う音声は、Generalの訛りをおすすめします。
というのも、Broadを話すオーストラリア人は比較的少なく、また農場や地方・アウトバック(内陸部)の人たちに多く話されている訛りです。
私個人としても、この訛りをテストで使われることは無いと思いますし、アルクのヒアリングマラソンに出てくるオーストラリア英語の音声もGeneralの方達です。
なので、勉強の効果や活躍の頻度を考えるとBroadの訛りよりは、Generalの方が有効かなと言うのが私の意見ですので参考にしてみてください。
この記事で紹介するオーストラリア英語の勉強素材もGeneralを話す人(若干Broadよりもある)を紹介しています。
Generalの訛りに慣れて、聞き取りが楽に感じるようになったら、Broadの方も徐々に聞き取れるようになってくるというのが私の見解です。
リスニング対策の方法はあなたの悩みによって変わってきます。
英語の音が拾えない場合のトレーニング
もし、あなたの悩みが『 オーストラリア英語が聞き取れない !』と言うのであれば、それは音を認識できない問題なので必要なトレーニングは精聴になります。
このトレーニングによって自分が認識できる音の幅を広げる必要があります。
それはつまり、脳の神経回路を新しく構築することでもあるので、根気のいるトレーニングでもあります。
集中して、なんども聞くことです。
何を行っているかわからない状態で聞き続けるのはおすすめしません。
『精聴』のやり方は、こちらの記事を参考にして見てください。
また、オーストラリアの語学学校等でも教材として使われているのが、”Behind the News”という子供向けのニュース番組です。
インターネットでも視聴可能で、なおかつセリフもついてきますから、おすすめです。
具体的な使い方はこちらの記事で紹介しています。
多調のトレーニングで語彙力を増やす
『多聴』とは、その名の通り、たくさん英語に触れることです。
多くの英語にたくさん触れることで、
- 知らない単語
- 知らない表現
- イントネーションパターン
- 強弱パターン
が頭に残ります。
このときに抑えたいポイントが2つ、
『わからない英語を聞き流してはいけない』
『何回も聞く』
わからない英語を聴き流さない
どうしても、英語をたくさん聞いているとわからない箇所が少しあってもなんとなく理解できるという状況があります。
これはこれで、実践の場、リアルな英会話では大切なスキルです。
しかし私の考えは、それを学習の間にやってしまっては先に進めない。成長できないというのが意見です。
わからない英語、意味を理解できない英語を聞き続けても、いきなり意味がわかるようにはならないと実体験をもっていえます。
なので、大切なのは、わからない表現に出くわしたら、調べるように心がけます。
もちろん、1回で覚えることはまれだと思いますので、何回も聞くと言うのが大切になってきます。
何回も聞く
音声を絞って何回も聞くことは本当に効果があるので、ぜひ実践して欲しいと感じます。
私は下に紹介するコメディアンの音声を何回も聞いています。
回数は数えていないので、わかりませんがとうに50回以上は聞いています。
そしてそれをシャドーイングにも使ったりしています。
同じ音声を『耳が空いた時間』にひたすら聞きます。
『耳が空いた時間』とは、手を動かしたり、他のことはしているが考え事をする必要がない状態です。
具体的には
- 料理の準備・後片付け
- 家の掃除中
- 通勤時間
- プールor入浴時間
- 洗濯物を干すとき&たたむとき
- 散歩中
- 職場で仕込み作業中
- 飛行機や人との待ち時間
などです。
1日に絶対、数十分はこのように耳があいた時間ができるはずです。
その時間を『意味がわかる英語を聞く』時間に変えるのです。
これをすると本当に英語力が上がるので実践して欲しいです。
リスニングは聞き取れたら次の音声を探すのではなく、その音声をそっくりそのままスムーズに口に出せるくらいまで自分のものにできるくらい何回も聞くことをオススメします。
そして、そのときに大活躍するのがMP3プレーヤーとブルートゥースのイヤホンです。
私は、夏場は週に2回くらいプールへリラックス&有酸素しに行くのですが、そのさい防水機能のあるMP3プレーヤーでずーっと英語を聞いています。
また、ブルートゥースのイヤホンは本当に重宝します。
上にあげた『耳が空いた時間』を全て英語のリスニングに費やすことができます。
私がスピーカーよりもイヤホンを好む点は、外部の音の邪魔が入らない点です。
例えば皿洗いしているときは、水道の音がかならず邪魔します。
イヤホンで直接聞けば、水道の音も関係なく英語の音声が聞こえますので私はイヤホン越しに聞くことが多いです。
英語のリスニングに置いてブルートゥースイヤホンは、絶対に持っておくべき器具ですので、ぜひ1つ購入して英語をたくさんきいてください。
リスニング学習の効果を高めるために押さえて起きたいポイントは『ノイズキャンセリング機能』です。
イヤホンを使うことで、脳に雑音なしでダイレクトに英語の音が伝わります。
これは、特に『精聴』の場合において、脳に新しい神経回路を築きやすくなります。
新しい神経回路とはつまり、『英語の音』を認識できるようになるための回路です。
つまり『L』と『R』の違いなど、日本語では同じ音としてカウントしてしまう音の違いがわかるようになるための神経回路です。
また、ノイズキャンセリング機能があることで、食器を洗うときや掃除機をかける時など、どうしても雑音が大きくなってしまう作業中もクリアに聞くことができるという利点もあります。
なので、使うイヤホンで必ず重要視したい機能は『ノイズキャンセリング』がしっかりした物です。
この機能で高い評価があるのが、『ソニー SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン MDR-EX31BN』ですので参考にしてみてください
英語を聞く習慣ができたら、加速的に学習時間が増えていき、それが結果となってご自身のリスニング力に跳ね返ってきます。
おすすめのオーストラリア英語の音声
オーストラリア英語を学ぶときにオススメなのはGeneralの訛りです。
上に紹介した、Behind The Newsというサイトもおすすめですが、ここでは4人のYouTuberを紹介ます。
YouTubeであれば、インターネットにつながればどこでもアクセスできますし、テレビのように地域制限もありません。
ぜひ次の4人を参考にしてみてください。
- Pete Smissen
- Isaac Butterfield
- Josh Wade
- Ozzyman’s review
Pete Smissen(リスニング中級者〜上級者:General~Cultivated)
英語学習者向けにオーストラリア英語を紹介しているYouTuberのPeteさん。
この方は、オーストラリア英語をいろんな方面から解説してくれています。
英語学習者に向けたコンテンツなので、優しい英語&綺麗な発音、そして解説があるのが特徴。
ただ、彼の情報は全て英語での提供になります。
その為、文法知識がありリーディング力があると、かなり効果的な勉強ができるチャンネルです。
ちょうど、上に紹介したBroad訛りのWildman(デミアンさん)とPeteさんの対談がこちら。
二人のアクセントの違いを聴き比べてることができます。
Peteさんは自分では『私はややcultivatedかなと言っていましたが、』私個人的にはGeneralかな〜と思います。
この辺は個人の感覚もありますが、彼の英語を聞くと『聞き取りやすいオーストラリア英語』とは思いますので入り口としては最適だと思います。
彼はYouTubeだけでなく、Podcastや独自のホームページで、オーストラリア英語専門の教材を提供しています。
Issac Butterfield(リスニング上級者:Broad~General)
私の笑いのツボに完全にマッチするコメディアンです。
これまで音楽・スポーツ・芸能系で一度もライブチケットを購入したことのなかった私が、初めて生でみてみたいと思ったコメディアン。
この人が、上に紹介した1時間のショーのために飛行機2時間かけてブリスベンまでいくことを決めた人物です。
ただ、人によって好き嫌いが別れるユーモアではあります。
Josh Wade(リスニング上級者:General)
この人は、以前はコメディアンとして、若干炎上商法てきな方法で有名になりましたが、今はいろんなオーストラリア人とtalk liveを行なっている人です。
この人自身は一般的なオーストラリア人男性がはなすGeneralの訛りだと感じます。
ちなみこの方は、上のIssac Butterfieldとよく交流していて、トークライブを今の所2回行なっています。
Ozzymans review(リスニング上級者:General~Cultivated)
このYouTuberはいろんな動画をオージー口調で、コミカルに解説するチャンネルです。
結構早口(多分わざと)で話す方ですので、かなり上級者向けです。
訛りは若干CultivatedよりのGeneralかなと感じます。
音声はリスニング学習だけで終わらせない
私は英語の勉強に使う音声は、リスニングだけでなく、スピーキングの練習にも使っています。
それはつまり、音声の内容を自分でもスムーズに言えるようにもっていく為のトレーニングを行うことです。
- シャドーイング
- リプロダクション
- 独り言
これらを繰り返し行い、フレーズや言い回しをそっくりそのまま、頭にしみこませます。
そして、今度はそれを実際の会話で『意識して』使うのです。
私は、スピーキングの練習に必ずしも相手は必要ないと考えています。
というのも、スピーキングを伸ばす為に必要な行為は、スポーツでいう所の
- 個別練習
- 練習試合
- 本番
の3つに分けることができると考えているからです。
個別練習
個別練習とは、フレーズを覚えたり、思った事をすっと口から出したり、口が回るようにする練習です。
自分で実際に声をだして、発音などを確認する練習。
スピーキング力の根底を支えるのは
- シャドーイング
- リプロダクション
- 独り言
- 瞬間英作文
この4つのトレーニングによるもので、これらは一人でもできる方法です。
練習試合
オンライン英会話などをつかって、これまで個別に練習してきたことを総合的に練習する場面です。
実際にこれまで、練習しててきた発音やフレーズが相手がいる状態でも緊張せずにうまく言えるように、慣れる為のトレーニングです。
次に紹介する本番と違う点は、『あえて勉強したフレーズを使う』という点です。
本番
実際に知人や友人を前にしての会話が本番です。
この本番の会話では、スピーキング力を伸ばすというよりも、今の自分の実力を測る場と捉えます。
なぜなら、実際に会話を楽しもうとすると、『伝わることが優先』に切り替わるからです。
自分の『感情』・『思い』・『考え』を伝えたいと思ったときに、とにかく伝わることを優先するようになります。
すると多少間違っていても、不自然でも相手には伝わりますので、会話が成立します。
これはこれで、英語をコミュニケーションの手段と考えた時には大切なコンセプトですが、スピーキングの上達という面においては頭打ちしやすくなります。
もちろん、本番でも『正しく言おう』と心がけることは可能ですが、私の場合は会話の幅が狭まるように感じました。
『間違えたらどうしよう』
『正しく言うには・・』
といろんな事を考えてしまうのです。
だから、私は友達と話す機会をスピーキング上達の場と考えるのは辞めました。
だからこそ、自分一人の時間の時に個別練習を多くこなし、時々練習試合をして、友達との本番で自分の成長を測るというスタンスに切り替えました。
『話す相手がいないから、スピーキングを上達させれない』と悩んでいる方は、こんな方法もあるのだと参考にしてみてください。